1億円を捨てる。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

 
心屋仁之助さんのこのブログを読んで思ったことがある。
↓  ↓  ↓

 
えー。
絶対に嫌。
 
「こうしなきゃいけない」で、自分のしたいことや理想を我慢するのとか絶対に嫌だ。
 
 
今日は旅先の解放感もあって
普段なら書かない、ちょっと生々しい話。笑
 
1億円の売上を捨てた話。
 

 

 

 

もともと、6年前まで堀江薬局は調剤部門があった。

うちの父親がひとり薬剤師で切り盛りしてて、患者さんの持ってこられる処方箋の枚数がどんどん増えていって、すごく忙しい状況だった。

 

売上でいうと調剤部門だけで年間軽く1億円を超えてた。

 

でもね、

父親も当時60代半ばで、年齢的にも薬剤師がひとりでしてる忙しい調剤って、怖いわけ。

 

万が一のミスとかあったら、とんでもないことになる。

 

 

じゃあ父親の代わりに自分が調剤をするか?

 

冗談じゃない。

 

ぼくは薬剤師失格で、処方箋調剤ってすごく向いてない。

 

処方箋調剤って、まず処方箋のとおりに薬を準備することが求められる。

これがぼくは、ものすごく苦手。

「きちんと決められたことをする」

ということが本当にできなくて、絶対にしたくなかった。

 

 

というか、

大嫌いなんだよね、調剤。

(薬剤師のみなさん、ごめんなさい。単にぼくが向いてないだけだから許して。^^;)

 

 

それと、子宝相談がものすごく忙しくなってて、当時ぼくが担当してた相談の方って月間200名を超えてた。

相談の合間に調剤をするというのも不可能。

 

 

かといって、やめれないわけ。

当時、調剤部門だけで6人のスタッフが携わってて、売上も1億円以上ある。

 

堀江薬局全体の売上に占める割合も当然大きくて、

やめたとしてもスタッフをリストラすることなんてできないし、

経営する側としては心配で心配で仕方なかった。

 

 

けど、

やめた。

 

きっぱりやめた。

 

ちょうど、うちの調剤部門を引き継ぎたいという会社があって、来られてた患者さんにも迷惑をかけなくていいから、あっさり事業譲渡した。

 

とは言っても怖いわけ。

すごく怖いわけ。

 

 

1億円だよ?

小さな会社にとって、すごく大きくて。

これだけの売上が消えて、従業員数もほぼ変わらずで。

やっと借金が片付いたのに、また困ったらどうしようと思ったんだよね。

 

 

でもね、

 

嫌なものは嫌。

 

損しようが、赤字になろうが、ぼくは調剤をしたくない。

嫌なことするくらいなら、

代わりにほかのことを意地でがんばってなんとかすると思った。

 

で、

1年後の決算で、どうなったと思う?

 

 

 

 

売上は当然ながら激減したけど、利益額は逆に増えた。

 

 

え?

 

って思うよね。

 

ぼくもそう思ったし、両親もそう思った。

 

あれだけ調剤部門が忙しくて、毎月かなりの額が動いてたから、赤字を覚悟してたんだけど。

大丈夫だった。

 

 

数字上では利益が出てたけど、労力の割にはというかロスとか諸々考えると、逆に赤字を生んでた。

 

見かけ上は重要だと思ってたものだったものが、

本当はないほうがいいものだった。

 

 

そして、

ぼくが調剤大嫌いだったから、嫌なものが消えたことで、すっきりとしたんだろうね。

 

結果的に、

嫌なことに注いでたエネルギーやスタッフを、自分のしたいことに全力投球したことで、

それ以外の部門の数字が、代わりに伸びた。

(薬剤師のみなさん、本当にごめんなさい。あくまでもぼくの個人の問題で、大切なお仕事です。^^;)

 

 

ずっと「しなくちゃいけない」で、やってたことをやめると全然違うものが見えてくる。

 

 

そして、いまの堀江薬局やぼくの成長がある。

今では、ぼくは自分の想像していたよりも遥かに自分のしたい形で仕事をしてる。

自分の仕事が大好き!^ ^


堀江薬局は、売上を求めてるんじゃなくて、1万人の妊娠報告を目標にして物事が動いて、おまけで売上がついてくる状態になってる。

 

本当に、ありがたいなぁって思う。

 

 

 

 

「自分がこうしたい」という理想って、すごく大事だ。

「しなくちゃいけない」と思って嫌々してても、ろくなことがない。

 

その嫌なことに、引きずられるんだよね。

 

 

 

固定観念を捨てるって大事だ。

 

「やめれない」

「しなくちゃいけない」

と思うと思考停止する。

 

やめたいことをやめるためにはどうしたらいいかを考えるって大事だ。

そして、

理想の形にするためのアンテナを張る。

実際に行動する。

 

すると、思いもよらない話や展開をキャッチできたりする。

(ぼくの場合だと、営業譲渡の話ね、本当にありがたかった)

 

 

あのとき、目先の1億円の売上にとらわれて調剤やめてなかったら、どうなってたんだろう?

今みたいには絶対になってないよね。

 

ひとのせいにしたり、

環境のせいにしても、

なんにも始まらない。

 

 

文句や不満ばっかり言ってるひとって、結局ひとのせいにして、自分で何ができるか、どうしたらより良くなるか考えてないんだよね。

可能性は誰にでもあるのに、もったいないなぁって思う。

 

 

 

損しようが、辛い目にあおうが、

理想を捨てて、嫌なことを我慢しているのは、ぼくは絶対に嫌だ。

 

 

 

好きなことをしよう^ ^

 

 

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※コメントについて
すべて読ませていただいていますが、【個別の返信はできません】ので、ごめんなさい~!