男と女ができたわけ。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

オスとメス。
男性と女性。

生物には、「性」がある。

今日は、どうして性ができたかというお話。




生命は多様性を求めてる。


もともと、生命が誕生した40億年前、性別なんてなかった。
単細胞生物を見てみるとわかる。

1個の細胞が分裂して増えていく。
自分と同じものが増えていく。


クローンっていうわけ。


クローンだから、親と子は全く同じ遺伝子を持っていて、全く同じ性質を持っている。
どんどん増えていく。

でも、環境が変わってしまって、

いままで温かかったのが急激に寒くなったり、

天敵が登場したり

病気が流行ったりすると


全く同質の集団はとてももろい。
あっという間に全滅してしまう。

だから、生物は「多様性」を目指すようになった。
多様性というと小難しくなっちゃうけど、要はいろんな性格や性質があったほうがいいということ。

みんな違って、みんないい。

ってこと。


例えば、急激に寒くなった時に、寒さに強い性質のものがいたら、他の仲間が全滅したとしても、生き残ることができる。

風邪をひきやすいひとと、ひきにくいひとがいるように、なにか病気が大流行しても、抵抗力をもっているものがいたら、一部は生き残ることができる。

これが多様性のもつ力。

そのことによって、種として生き残ろうとした。



分裂して増えるだけだと、多様性は生まれにくいから、積極的に多様性を生み出すように進化した。
それが「性」。

ふたつの個体があって、その個体同士で遺伝子を半分ずつ出し合って、ひとつになる。

すると、ふたつの個性が溶け合って、あたらしい個性をもった個体が誕生する。





違うものにひかれる。

もともと、多様性を求めて遺伝子の交換が行われるようになったから、同じような性質の相手よりも、違う性質のものにひかれる。

海の中にいるある生物なんておもしろいんだけど、近くに似たような色や形をした仲間がいると、似た相手を避けて、全然違う相手を求めて遺伝子の交換をするんだよね。

もちろん種が違うと、こどもを作れないから、同じ種の中でなるべく違う性質のものを求める傾向がある。


彼氏だったり、結婚相手と、どうしてこんなに性格が真反対なのに好きになったんだろうって思ったことない?
あれは、性の進化の過程をかんがえれば、とても自然なことなんだよね。

違うからこそ、ひかれる。

違うところに、ひかれる。


そう思うと、考え方が違ってケンカになるのも当然といえば、当然なのかもしれないね。


真逆の手段をとったことがオスとメスを生んだ。

最初は、遺伝子の交換が目的だったらか、オスとメスという性別なんてなかった。
それが進化の過程で、オスとメスにわかれていくことになる。

精子と卵子がある。

それぞれ遺伝子を半分ずつ持っていて、ふたつがひとつになることで、ひとりの人間の遺伝子ができあがる。

でも、卵子と精子ってまったく性質や形が違うでしょう?

卵子は大きくてじっと動かない、精子は小さくてすごく活動的。

数だって全然違う。
人間の場合、卵子は胎児の時に作られて思春期ころに30万個になってる。
それに対して精子は毎日毎日1億個単位でつくられる。

どっちが貴重かと言えば、断然に卵子だよね。


最初は、卵子も精子もなかった。
単に遺伝子の情報が半分になったもの(配偶子という)を交換してた。

海の中にいた原始の生命は、自分の遺伝子の半分をのせた配偶子を海の中に放ってた。
そして、
海の中で相手に出会えるように願って。


でも、
この配偶子にも栄養を与えないとすぐに死んでしまう。
それで栄養をくっつけた配偶子ができることになるんだけど、栄養をいっぱいくっつけると体が重くなって動けないんだよね。
そして、栄養をくっつけるから、ひとつをつくるのが大変でたくさん作ることができない。
そうすると、数が少ないし相手をみつけにくいけど、生き残りやすい。
ひとつひとつを大切にして質を高める方法といえる。

逆に、
なるべく身軽にして動き回ることで、相手をみつけようとするものも出てきた。
ちょっぴりの栄養しかないから長く生きられないけど、身軽で動き回れるから移動距離が大きくなるし、いっぱい作れるから出会う確率は高くなる。
大量生産でカバーする方法ともいえる。


いっぱいの栄養で動かないもの。
ほどほどの栄養で、ほどほどに動くもの。
ちょっぴりの栄養で、いっぱい動けるもの。

いろんなタイプができたのだけど、最終的にはいっぱいの栄養で動かないものと、ちょっぴりの栄養でいっぱい動けるものが残った。
極端なものと極端なものが残るというのもおもしろいよね。
そして、
それがメスの卵子であり、オスの精子として進化していく。


オスとメス。
女性と男性。

もともとの発生から考えると、子孫を残すために選んだ方法が全くの逆。
それは、さまざまな生物のオスとメスの性質を見ても色濃く残ってる。


人間の男性と女性でも性質が異なるのは、社会的なことだけでなくて、生物学的な進化が背景にある。
どっちがいい、悪いではなくて。


ただ、人間は進化の過程で、男と女の関係はもっと多様なものに変わっていくことになるんだけどね。




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