一夫一婦制。
『男性と女性が出会ったら、夫婦になって一生添い遂げる。
これが、人間のあるべき姿である。』
というのは、昔から当然のことだった。
と思われていたけど、大間違いだということがわかってきてる。
ええ、全くの大嘘です。
最初に誤解のないように言っておくと、ぼくは一夫一婦制が悪いと言っているわけでもないし、貞節な関係が間違いだとも言ってない。
ふたりが出会って、一生添い遂げてしあわせな生活を送る。
すてきなことだよね。
ただどういう考え方や思想に対してもそうだけど、そう信じているからといって、別の考え方や事実を否定するのは嫌いだし、逆に、否定されるのも好きではないので、そんなふうに思って読んでもらえればいいかなぁと思う。
時代とともに考え方や道徳も変わるしね。
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
ぼくは、金子みすゞさんの詩が大好きなんだけど、こんなふうに思って読んでもらえるといいかなー。
多様性は力だし、あらゆる生物の根源だもの。
では、本題。
どうして不倫がなくならないのか。
「不倫は文化だ」
と言った方もいたけど、はるか昔からなくならない。
姦通罪とかで厳しく取り締まられた時代もあったし、いまでも社会的な制裁を受けることも少なくない。
でも、どうしてなくならないのか。
もしも人間にとって、一夫一婦制が自然な形であるならば、不倫なんてほとんどなくて、みんなが一度出会ったひとと、ずっと貞節を守ってしあわせな結婚生活を続けてると思わない?
大昔から、
法律で取り締まったり、
宗教で厳しい戒律を定めたり、
倫理の名のもとに鉄槌をくだしたり、
そうしないといけない理由は、二人の男女が一夫一婦制を続けていくことが困難なことだからなんだよね。
それは、単なる感情的なことだけではなくて、ちゃんと生物進化上の理由がある。
ちなみに、人間以外の動物を見回してみて、一生を同じカップルで過ごす動物なんていない。
おしどり夫婦の由来になったオシドリだって、毎年こどもをつくる相手は違うからね。
だから、もしもあなたが、
結婚相手とは違う人にひかれたとしても、
実際に不倫をしたことがあったとしても、
離婚をしたことがあったとしても、
実はとても自然なことだということ。
ちょっと考えてみてね。
もしも、お金に困らなくて
育児の面倒をみてくれる人がいて
将来の不安もなにもなかったら、
まわりもみんな好きな人と自由恋愛を楽しんでたら
ひとりのひととずっと一生を添い遂げる?
燃えるような恋をして
熱烈なプロポーズを受けたとしても
時間がたつにつれて人間一緒に暮らしていたとしても
考え方は変わっていく。
1年たち、5年たち、10年たち。
あのひとは変わってしまった。
わたしは、昔のわたしとは違う。
なのに認めてくれない。
いつまでわたしは縛り付けられているんだろう。
そんなふうに考えたことない?
実はね、狩猟採集時代は、結婚なんて概念がなかったと言われてる。
全然、一夫一婦制じゃなかったということが、明らかになってきてるんだよね。
※くどいようだけど、今の社会正義や道徳で見ちゃダメだよ、この話。
人類の生物進化の観点から書いていて、不倫や離婚を推奨してるわけでもないからね。
もっとも、社会正義や道徳を自分の「普通」として受け入れるかは、そのひと、そのひとの自由でもあるのだけど。
つづく
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