卵子の質が悪い時は、『陰』を補う。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


『静は水を生む』

という言葉が漢方にある。
昔々から伝わる黄帝内経(こうていだけい)の中に書かれている言葉。

ここでいう『水』は、単なる水分のことではなくて、陰といって体をうるおす力のこと。そして、この陰というのは、妊娠に関して言うと育てる力になる。

夜の時間帯というのが、体の中で「陰」が増える時間帯。
日が沈んでからの時間を心穏やかに、ゆっくりとすごすと、この育てる力が養われる。

逆にバタバタしたり、興奮するようなことをしてしまうと、この陰の力は消耗してしまうんだよね。
夜の睡眠ってだから大切。


ストレスが多くなったり、年齢を重ねたり、不妊治療でホルモン剤を使っていると、この陰がだんだんと消耗しやすくなる。

そうすると、特徴的なサインがあって、

・低温期がガタガタになる

・低温期が36.5度を超えてくる

・排卵期のオリモノが減る


基礎体温表で、低温期は卵胞を育てる時期。つまり陰の時期。
この低温期が不安定になるということは、卵胞の発育が悪くなることや、質の低下を意味するんだよね。

体外受精で採卵をしても卵が取れない。
受精しない。
胚盤胞にならない。
卵の質が悪い。


そんなふうに言われてしまう時は、この『陰』を見直すことがすごく大事。
漢方で陰を増やすと、

「採卵の時に先生に褒められた」
「胚盤胞に育つようになった」

ということもよく言われる。
陰って、それくらい卵子の質に関わってるんだよね。



自分でできる陰を増やす方法としては、


睡眠をしっかりとること。
23時までには寝るのが陰を養う上でのポイント。


☆スマホやケータイ、PCを夜は使わない。
使うと脳が興奮して陰を消耗しちゃうから。
ホルモンバランス的にも減らしたほうがいいよ~。


☆潤いを補うものを食べる。
ごま、黒豆、冬瓜やすっぽんとか。
ちなみに生薬だと、亀やすっぽんから作った膠(にかわ)がめちゃくちゃ良く効く。


☆心を穏やかに
怒りやイライラ、嫉妬が一番陰を消耗してしまう。



この『心を穏やかに』が、もしかして一番難しいかもしれない。
旦那さんや姑さん、あるいは友人だったり、職場の同僚や上司の態度や言葉のせいで、負の感情が巻き起こって困っている人も少なくないしね。

ただ、相手のせいにしてると全然解決に向かわないから、捉え方だったり、自分を振り返ってみるのもひとつの方法。
自分のイライラや怒りや嫉妬の感情を見つめて、乗り越えた人ってたくさんいる。
そんな気持ちが起きる時に、なんでそう感じるのかを考えてみると、また違った視点で捉えれたりするし、人によっては、そもそもの不妊の根っこが、そんな感情にあったりすることだって、少なくないんだよ。



卵子の質に関わってくる育てる力『陰』。
特に夏場は暑さのせいで衰えやすいから、ぜひ意識して補ってみてね!





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