今日で2月も終わるね。
このところ、とても妊娠報告が多くて、2月は13人の方から、「授かりました!」の声をいただいた。平成21年からの合計が458人になる。
この感じだと、去年に続いて、今年も妊娠100人ペース!なんだかワクワクする。
漢方では、冬は妊娠力をたくわえる時期。
そして、
寒さを耐え、春になると花開く。
寒い間、一生懸命に体をあたためて、食事に気をつけたり、漢方を飲んだり。そんな努力の積み重ねが、少しずつ暖かくなってきた今の時期に、まさに花開いていくみたいに感じる。
今回の妊娠報告をいただいた方の中には、流産を経験してから授かられた方や、10回も体外受精を繰り返してダメだったのに自然妊娠された方など、本当に、いろんな方がいらっしゃる。
うちに相談に来られる方は、病院の治療をしてもなかなかで、なにかいい方法はないか探して来られる方が全体の9割。それだけに、ひとりひとりが、つらいことや、悲しいことを抱えて来られることが多いんだよね。
妊娠への期待を裏切られ続けると、期待するのがつらくなる。
生理が来るたびにしんどくなって、涙を流したり。
毎日、毎日、陽性反応が出ないかと、妊娠検査薬を使ったり。
そんな話もよく聞く。
気持ちをどんなふうに向けたらいいのか、尋ねられたり。
時には、
「そんなに赤ちゃんをほしいと思ってない」と、言われたり。
いろんな気持ちになるだろうし、自信がなくなる時もあるだろうけど、こうして、妊娠される方を見ていて思うのは、
自分に素直でいよう。
ということ。
「赤ちゃんがほしい。」
自分の中にある、その思いを大切にしてほしい。
だから、治療してるんだもん。
だから、相談に来てるんだもん。
いろんな言い訳を考えて、大丈夫なふりをしたり、必死に取り繕う必要なんてない。
赤ちゃんが欲しい。
妊娠したい。
その気持を大事にして欲しいなぁ。って、そんなふうに思う。
生理が来るたびに落ち込む。不妊治療をして妊娠を期待するのがしんどい。
体外受精をしながら、次の治療を考えてしまう。
そんなときもあるよ。
みんなそう言われるんだもん。
「妊娠できる」
そう思ってもらいたいけど、なかなか信じられない時もあるよね。
信じることがつらい時だってあるよね。
でもね。
「妊娠する力がある。」
そのことは、信じてほしい。
絶対をつけたっていい。
「絶対あなたには、妊娠する力がある。」
あるひとの妊娠報告を聞きながら、いつも、「落ち込む~」「乗らない~」と言ってた、これまでのカウンセリングを思い返しながら、心のどこかで、「妊娠する力がある」って、信じてたんだね。って、改めて思った。