出雲大社の東側にある北島國造館。
そこのお庭には、古い池がある。
亀の尾の滝が流れ落ちる、古い池の中には小さな島があって、小さな小さなお社がある。
それが、天神社。
少名毘古那(スクナヒコナ)神といって、大国主命と一緒に国作りをされた神様。小さな小さな神様だったと言い伝えられているから、この小さなお社が、ぴったりなのかもしれない。
この池には、鯉がいて、こどもの頃は、おじいちゃんに連れられて、エサをやりにしょっちゅう来ていた。ぼくにとっては、ずっと、ずっと変わらない懐かしい風景なんだよね。
天神社も、ずいぶん傷みがきていて。
お社を修復することになったと聞かされていた。
少名毘古那神は、薬の神様。
おひざもとで、昔から薬局をしていて、小さな頃からよく遊びに来ていたから、なんだかずっと昔から、見守ってくださったような気がして、ご修繕の話がずっと気になってたんだよね。
先日の遷座祭で神様は移られて、お社は修繕のために別の場所へ。
なんだか、見なれた景色に、見なれた神社がないと、なんだか寂しい気がする。
(遷座祭の画像は、出雲教のHPより)
ご縁を結ばれる出雲大社。
生命の源をつかさどられる命主社。
そして、薬の神様 天神社。
かみさまのお膝元で生まれ育って、この場所で子宝相談をしているのが、なんだかとても不思議で、ありがたく感じてて。
出雲大社のお膝元で、子宝の縁結びだなんて、自分でも出来すぎだなぁって思うもん。
漢方で心と体を整えて、お母さんと赤ちゃんのご縁が結ばれて、新しい命が授かる。
去年は、107人もの方が妊娠されて、夢だった年間100人の妊娠も達成できて。
少名毘古那の神様にも、きちんとお礼をしたいなぁ、って思ったんだよね。
漢方相談の時に、初回だけ漢方代とは別に相談料をいただいてるんだけど、去年1年分の相談料をご奉賛金として、お納めしてきた。
なんかね、すごく気持ちよかった。
ぼくのところに来られた方の気持ちも、一緒にお納めできたような気がして。
赤ちゃんが授かった方の感謝を込めて。
そして、これからも、たくさんの方に赤ちゃんが授かりますように。