こどもがいないと愛されない。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

『妊娠したら困る』

と思ってると言われたNさん。
↓  ↓  ↓
「お互いの気持ち。」







その一番の理由がなんだと思う?

って聞いたら、

少し間を置いて、

こう答えられた。














「寂しいんだと思います・・・。







こどもがいないと愛されない。

こどもがいないと必要とされない。






そう思ってました。





だから、どこかに



赤ちゃんができないといけない。

産まないといけない。



そんな気持ちがありました。




体が元気になってきて、

気持ちに余裕ができてきたら、




『授からなくてもいい』





そう思えるようになってたのに、

自分で不思議だったんです。




なんで、

授からなくてもいいって思ってるはずなのに、

私は、ちゃんと漢方を飲むんだろうって。





自分の気持ちが不思議で、

いろいろと考えて、

思ったんですよね。






今まで悪い意味で、

物わかりのいい人になってた。

自分を自分でわかってなかった。







そう思いました。






こどもがいないのがおかしい。

って、深いところで思ってるから、






『こどもがいないと愛されない。』







そう思ってたんだって。









自分の気持ちに気づいて、

主人とお互いの気持ちを伝えあって、

やっと安心できました。







わたし個人をみんなみてくれてるんだ。

あかちゃんが、

いてもいなくてもいいんだ。









やっと自分のことを受け止められて、

楽になれたんです。






いま、安心してます。







あかちゃんができないことが

欠けてるってことじゃない。





それでもいいよ。

って。






開き直りじゃないんです。








「ダメ」じゃなくて、

それでもいい。







授かってもいいよ。

授からなくてもいいよ。

どちらでもいいよ。







授かりたいって思ってる私を

受け止めた上で、

そう思っています。






『妊娠しないといけない』

と思ってたのが消えたんです。











わたしは、

こどもがいなくても愛されてる。











前みたいな意地じゃなくて、

神さまの采配にお任せします。





いまは、そんな気持ちです。」









Nさんのやさしい、落ち着いた声。






自分で自分をしっかりと受け止めたひとの声。






前にもね、

『授からなくてもいいって思えた』

そう話された時は、

Nさん、涙が出たんだよね。








悪い意味で、

物わかりの良い人になってた。








自分でも、

そう言われたけど、

『あたま』でわかるのと、

『こころ』でわかるのって、

似てるようで違うんだよね。







慌てなくてもいいし、

一歩一歩すすめばいい。











しんどい時は、しんどい。

ネガティブな時は、ネガティブ。

うらやましい時は、うらやましい。

悲しい時は、悲しい。

寂しい時は、寂しい。







自分で自分の気持ちをしっかりと

受け止められる。

認められる。







それが、

一番はじめの一歩なのかなぁって。






『なにか』があっても、

『なにか』がなくても、

あたなたは、あなただもの。









Nさんのお話を聞きながら、

改めて思った。