何歳まで妊娠できるの? | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


46歳のMさんの妊娠を紹介したろころ、

たくさんの反響やメッセージがあって、

とてもうれしかった~!

心から感謝!!!
↓  ↓  ↓
『46歳で妊娠。』




そこで質問をいただいた。

真面目な話、女性はいくつまで通常妊娠が可能でしょうか?

27歳以降は普通妊娠が難しくなる年齢だと言われていますが、

その点はいかがでしょうか?

人によるかとも思いますが、

自分はアラフォー独身37歳ですので、

気になりました。

もしよろしければお教えいただけますか?

宜しくお願い致します。」









実際に、そう思うよねぇ。





27歳以降は妊娠が難しくなるというのは極端だけど、

節目となる年があるのは確かで、

一般的には、

33歳から毎年3.5%ずつ妊娠力が下がる。


そして、


38歳でガクンと低下する。



体外受精などの生殖補助医療を使った場合でも、

34歳以下では40%前後の方が妊娠・出産されるのに

42歳での妊娠・出産は10%

45歳以降では1%と一気に低下する。



(荒木重雄先生の講演 IMTカレッジ資料より)




なので、生殖補助医療の助成金も

42歳までとなることが決まっている。

ヨーロッパ諸国でも公的医療での体外受精は

40~42歳で打ち切られることが大半。





データを見ると今回の46歳のMさんの事例が

本当にすごいことで、

奇跡的なことだってわかってもらえると思う。







科学的なデータに基いての

妊娠できる大きな目安は42歳

と思ってもらったほうがいい。





だから、なるべく早くに。





ということになるのだけど、

結婚・妊娠・出産は、

とてもパーソナルなことでしょう?








理屈や数字を知っておくことは大事だけど、

それだけでは済まないのが現実なんだよね。








42歳すぎたからダメです。

諦めてください。

ってものでもないし、

42歳を過ぎて妊娠された方だって

たくさん見てる。












ぼくがずっと子宝相談をしてきて思うのは、

年を重ねれば体の妊娠する力が落ちるのは確か。





でも、

こころは経験を重ねたぶん豊かになっているでしょう?









大人の妊娠は体の力に心の力をあわせたもの。



心と体で妊娠する。













実際にたくさんの人の相談をすればするほど、







年を重ねただけ、

こころの妊娠に対する影響は大きいと感じるんだよね。









とにかく3つのことをおすすめしたい。




《すこやかな体》

生活の改善、漢方などで生理トラブル・生理痛・冷え症などの

妊娠を邪魔する体の要因を減らす。

たとえどんなよい治療を受けたとしても、

治療を受け止めるのは、あなたの体。

体の力がないと老化も進むし、うまくいかない。

単純に考えても、

健康なほうが妊娠しやすそうでしょう?









《おだやかな心》

ここが一番大切。

治療中はストレスもかかってくるし、

決めなければいけないことも多い。

妊娠・出産は人生にとってのおおきな選択。

自分にとってよい答えを出すためには心の状態が

とにかく大事。

出産後のこどもさんへの接し方にも関係するから。





執着したり、

とらわれるのではなく、

自分らしく自然体で。








《よい先生と出会う》

治療を受ける場合は、

治療施設のレベルや評判もだけど、

先生との相性も大切なので、

自分が信頼できるよい先生と出会うこと。

だって、この先生やだな、やだな。

って思いながら治療受けるよりも、

「この先生とだったら大丈夫!」

って思いながら治療するほうが絶対にいい。











でもね、なんだかんだ言っても

データはデータ。





いつまで妊娠できるのか、

決めるのは自分自身。



結婚やこどもを持つことの意味を

決めるのも自分自身。





あなたの気持ちを大切に。
















ぼくの大切にしている言葉を添えておきます。






Serenity prayer ~平静の祈り~



Give us,

Serenity to accept what cannot be changed,

Courage to change what should be changed,

And wisdom to distinguish  the one from the other.





『変えることの出来るものを変える勇気

変えることのできないものを受け入れる穏やかさ

そして、

変えれるものと

変えれないものを

見分ける知恵を持てますように。』