医学的な意味での妊娠力(妊孕性)は、
20代前半でピークを迎える。
これは事実。
じゃあ、
一年一年と年齢を重ねれば
妊娠は困難なものになるのか、
育児は大変になっていくのか。
決してそうではないと思うんだよね。
人生を重ねたぶん、
経験をつんだぶん、
こころの経験値は必ずあがってる。
生活する力、
育児する力、
関係性を築く力、
そういった人間としての円熟味がたかまるほど、
純粋な体の能力、若さをカバーする
こころの力は高まってくる。
ある婦人科の先生が言われた。
「子宮の状態もいい、
ホルモンバランスもいい、
十分な環境が整っていて
どうして妊娠できないのか不思議で仕方ない人がいる一方で、
この卵子で
この子宮内膜の薄さで
どうして妊娠できたのか不思議な人もいる。
妊娠って科学的な理屈だけじゃないんですよ」
そうだと思うんだよね。
(からだの力)+(こころの力)=妊娠力
最近、そんなことに気がついた。
たくさんの人のカウンセリングをして
たくさんの子宝を授かる人を見てきて
つくづくそう思う。
相談に来られる方が
いつも固かった表情が柔らかくなる時、
悩みを突き抜けた時、
なにかが変わったのを感じる時ってあって、
そんな時、
あれ?妊娠しそうだな。
そう直感が告げるときがあるんだよね。
こころの力だと思う。
よく不妊治療をやめたら妊娠した
とか聞くでしょう?
それって、
ただ単に治療をやめたってことじゃなくて、
たくさんのつらい思いをして、
悩んで、悩んで、
苦しんださきに選んだ答だったからこそ、
妊娠できたんじゃないかなって思う。
医学的なことはもちろん大事。
からだを整えることも大事。
でも、ぼくはその先の、
こころを大切にする、
そんな子宝相談、
サポートをしていきたいなぁとおもいます。。