基礎体温が高い。   | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


梅雨が明けたとたんに、

一気に夏が来たって感じ。




暑い!







基礎体温をつけていると気づくのだけど、

冬と夏で体温は変わる。

やっぱり夏は高くなるし

冬は低くなる。






といってもそんなに差は大きくなくて

0.1度か、せいぜい0.2度くらいかなぁ。

個人差があると思うけど。






人間は基本的に、恒温動物なので、

体温を一定に保つようにできてる。

だから、極端に変わるものではないんだよね。





《基礎体温が高いタイプ》

ちょっと暑いにつけて、

今回は、基礎体温が高いタイプのお話。



基礎体温が高いタイプ



低温期が常時36.5°を超えてるかがポイント。






目安となる標準タイプの説明をしておくと、


標準タイプ



低温期が36.2~4°くらい

高温期が36.7°を超える


というのがポイントなんだよね。





この体温が一番、体のはたらきがスムーズで、

卵胞も育ちやすく、

妊娠へと導く黄体も働きやすい。





漢方では、

低温期は「陰の時期」で、

からだをうるおす成分(陰)が充実している時期と考える。

この「陰」の働きで、

卵胞がしっかりと育つんだよね。






だから、体温が高いというのは、

卵胞を育てる力(陰)が弱くなっていると判断される。

この目安となる低温期の体温が36.5°







たまに超えるくらいならいいんだけど、

常時36.5°を超えてしまうようだと要注意。








特に、

体温が高くて排卵期のおりものが全くでないようだと

からだの陰が極端に不足してる可能性がある







ただ体温が高いタイプの人は、

生理痛とかの婦人科系のトラブルがない人が多くて、

漢方を飲んでも実感が出にくいタイプなんだよねぇ。。。。

よくわかんないから続かないという人も

少なくなかったりする。




なので、体温高くて漢方をはじめる場合は、

そこを理解して、

「陰」の力を補うことをしてもらえるとうれしいな。






《陰を補う養生法》

生活や食事といった養生でも、

体温が高いタイプの人は、

妊娠力にいいからと

温めてばかりいると逆効果になる場合もあるので気をつけて。





暑い時期は、

季節的にも熱が体にこもるので、

旬の野菜、果物を食べることがおすすめ!




きゅうり、すいか、ぶどう、トマト・・・




夏野菜は、

体にうるおいをもたらしてくれるので、

体温高いタイプの人にぴったり!



体温高くないタイプでも、

夏に夏野菜や生サラダを食べるのは、

体の余分な熱を冷ましてくれる

理にかなったことなので、

気にせず食べてね~。






旬に、旬のものを食べるのが、

体にとって一番いいし、

なにより美味しいから。











そして、この「陰」は、

不妊にとって、

とても重要なあることに関係してる・・・

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「基礎体温が高いことと、卵子の若さ」