ごはんのこと。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


家でごはんが炊けて、

炊飯器をあけた時、

ぼくはどうしても最初のごはんを食べれない。









こどもの時から積み重ねてきた習慣。

ちいさな頃に染みこんだこと。

家の空気が、そうさせるのか。









湯気をあげる炊きたての白いごはんに

しゃもじを入れた最初のひとすくいを、

自分の茶碗によそえない。








「あきちゃん、仏さんのごはんさげてきてー」

「はーい。」









こどものころ、

食事の準備ができると、

おばあちゃんや母親が台所から呼ぶ。












仏壇でチーンと音を鳴らして、

手を合わせて、

仏さんのごはんをさげて。







そして、炊きたてのごはんをよそって、

またお供えして、

チーンと鳴らして手を合わす。











一番最初のごはんは、

仏さんに。







別に信仰も、

信心もあるわけではないけれど、

身についた習慣。










炊きたての最初のごはんを、

一人暮らしの時は、普通に食べてたのに。

家に帰ると、やっぱり食べれない。







最初のごはんは、仏さんに。




















こどものころは、

なにもわからず手を合わせてたけど、

おじいちゃんやおばあちゃんが加わると

なんとなくわかるね。

















このひとたちがいたから、

ぼくはいる。












そして、

こどものころからの、

ひとつひとつのページの積み重ねが

いまのぼく。






いただきます。