タイミングを取る時に
排卵検査薬って使ってる?
とても便利なのだけど、
ちょっと注意点。
<<LHホルモン>>
排卵検査薬は
尿中のLHというホルモンに反応します。
女性の体は、
生理から約二週間くらいのところで、
このLHホルモンが一気に増えると、
その36時間後に排卵する。
という仕組みを利用して予測するんだよね。
ただ、このLHホルモンは個人差がすごく大きい。
排卵期のLH基準値:14.0~95.6
かなり幅が広いでしょう?
その上、排卵期以外でも普通に
からだの中にあるホルモンなので、
紛らわしい陽性反応が出たり、
排卵検査薬に反応していなくても、
排卵してたりってこともあります。
なので、
陽性にならない!
ってムキにならなくても大丈夫。
もちろん、
排卵検査薬に毎回反応しない
基礎体温もガタガタ
という場合には、
念のため病院で排卵してるかどうか、
確認してもらったほうがいいけどね。
<<最低体温日はあてになんない>>
最低体温日を気にする人は多いのだけど、
あれ、
あんまり当てになんないです。
そもそも、
最低体温日がない人が
少なくないので、
排卵期に体温が下がらなくても
全然心配しなくて大丈夫!
しかも、排卵日も個人差が大きくて
最低体温の前日 5%
最低体温当日 22%
最低体温翌日 40%
最低体温の2日後 25%
なんていうデータもあったりします。
しかもこの数字の合計は92%なので、
残りの8%の人の排卵日はいつなんだという。。。
まぁ、そのくらい最低体温日は
あったりなかったりする上に
排卵日との関係性も個人差が大きいから
あてになるような、ならないような。
<<おりものチェックを>>
じゃあ、どうしたらいいの?!
って感じだけど、
個人的に一番おすすめなのは
「おりもの」
排卵期のころに、
いつもと違うどろーっとした
おりものが出るでしょう?
あのおりものが一番多い日の翌日が
排卵日だと言われています。
そもそも、あのおりものは何かというと、
普段、精子というのは子宮に入れない。
おりものがある時だけ、
おりものの中を泳いで子宮に入り、
卵子と出会うことができる。
おりものは、女性にとって
ウェルカムサインなわけ。
妊娠できるよーって
からだが教えてくれてて、
精子おいでーって、
おりものを出して子宮への扉を開いてくれる。
なので逆に言うと、
おりものが出てないと、
排卵してても精子が中に入れないから、
残念な結果になりやすいのです。
あと、おりものがある時だったら、
しばらくの間、精子は生きていられるので、
ドンピシャでタイミングをあわせなくても
OKだったりもする。
<<おすすめ排卵チェック法>>
排卵検査薬も何回かは使ってみたらいい。
やっぱり便利だしね。
それで、生理から何日目かを記録しとく。
ほぼ一定のはずだから。
自分はだいたい生理から何日目。
ってことさえめどがつけば、
あとは、おりもので様子をみる。
おりもの出てたら、
タイミングOKってことで。
おりものあれば、妊娠チャンスだから。
もちろん、この時に基礎体温表が
あるほうがわかりやすいです。
排卵日が一定しない、
わからないから検査薬とにらめっこ。
というのは、ちょっと考えて!
一定しないのは、
ホルモンバランスが不安定ってこと。
そんな状態なのが問題だから、
自分のからだをみつめて
体質改善をしっかりしてね~!
あ、もちろん一番正確なのは、
婦人科での超音波検査です。
規制緩和で
排卵検査薬は来年から
買いやすくなりそう。
賢く、上手に利用して、
検査結果で一喜一憂したり、
振り回されたりしないようにね~
それに、排卵日にぴったりと
タイミングをあわせても
妊娠の確率は15~20%くらい。
だから、タイミングがあってないかも?!
って心配しなくても大丈夫。
タイミングばかりになると
夫婦関係もビミョーになったり、
だんだん憂鬱になっちゃうから。
特に男性は、
これがストレスになりやすいんだよねー
自分のからだの声が一番大事です。