最近こころがけていることについて聞いたら
Aさんが、こんなことを教えてくださいました。
「わたしね、
通勤中、車の中で
ヒヒヒって笑ってるんですよ~」
ええっ???
ヒヒヒですか???
「すぐに眉間にシワがよるんですよね。
『顔が怖い』
って言われて、
口角をあげるようにしてるんです。
車の中だとわかんないから、
練習というか気持ちが明るくなるように。
仕事中も無表情になりやすいから、
パソコンの下に小さな鏡を置いて、
笑うように気をつけてるんです」
へー!
いいですね、それ!
はじめてから
なにか変化ってありました?
「朝、笑顔を作っていくせいか、
仕事の入りもスムーズで、
前は仕事に行くのが本当に憂鬱だったけど、
『今日は、やだー!』
とかって、あんまり思わなくなったかな。
なにより、
こどもに対しての気持ちが変わってきた気がします。
だんだん大きくなってきて
言うことを聞いてくれなくなってて。
すぐにイライラしちゃったりしてたんだけど。
元気に保育園にいってくれることがうれしいなぁ。
ありがたいなぁ。
そんなふうに思えるようになってきました。」
すてきですね~!
Aさんの表情が前に比べて柔らかくなってた気がしてたけど、
そんな理由があったんですね!
二人目を待ってる方、治療してる方って、
そのことに一喜一憂したりで、
どうしても治療に気持ちが向きがちなっちゃうんでしょう?
そんななかで、
いま自分と時間をすごしてくれている、
いまいるお子さんへの気持ちに
はっと気がつかれる時があったりします。
それは、気がつかないといけないものではなくて、
気がつく時だから、気がついた。
そんなことのような気がしてるんだけど、
いまいるこどもさんに気持ちがすごく向いている時のお母さんって
顔が違うんですよね~。
そう、顔がかわる。
すごく変わる。
いい顔してるっていうのかなぁ。
治療の不安や、焦りとかではなくて、
とても自然で、やさしい顔。
空から赤ちゃんが見てるって言うでしょう?
きっと、そんなお母さんの顔が
すてきに見えるのかもしれないなぁ
そんなふうに思ったりもします。
自分で笑顔を作るのっていいんですよ。
楽しいから、笑顔になるのか。
笑顔になるから、楽しいのか。
これね、両方なんだって。
科学的にも証明されていて、
口角をあげるだけで幸せホルモンが分泌される。
だから、落ち込んだ時や
なんか気持ちが暗くなりがちな時は、
無理にでも口角をあげたり、
笑顔を作ってみると意外と気持ちも明るくなる。
脳が、しあわせでストレスが無いときって、
ホルモンバランスも安定しやすいから、
基礎体温もきれいになってきます。
イライラしてるとガタガタ、ボロボロになりやすいんだよね。
通勤中の車の中で、ヒヒヒと笑ってみたり、
トイレに行った時に鏡に向かって笑ってみたり、
化粧直しの時に口角をあげてみたり。
そんなちょっとした積み重ねも
意外と効きます。
笑う門には福来たる。
その通り!