一番古い記憶はなんだろう。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


はじめての体外受精。

期待して

期待して。

妊娠する気いっぱいで治療して、

ダメだった。





だからもう、

自分は妊娠する自信がない。

Sさんは、そう言う。



全然、自信がない。

だからもう、治療をする気が起こらない。




治療はしなくちゃいけないものじゃなから、

したくないならしなくていいよ。




でも、Sさん、自信がないのは治療だけ?


「わたし、何に対しても自信がないんです」





そっかー。

何に対しても自信がないんだ。



自信がなかった1番古い記憶ってなに?


「うーん・・・

小さいこどものころ。

父親が理不尽に怒る人だったんです。


怒られてる理由がわかんなくて、

すごく父親が嫌いだった。

なんかそれで自信がなくなった気がする」




なるほどー。

お父さんが理不尽に怒る人だったんだ?







ものごとに向き合うときの気持ちって、

小さい時の経験が基本になってる。



不安に思う

自信がない

いらいらする

恐れを抱く

心配

欠点ばかり見る

つい、怒る




なにか問題にぶつかると

いっつも同じような気持ちや態度がでちゃう。

それは、むかしむかしの記憶の中に

なにかのきっかけが隠れていることが多くて。






ぼくは、そのひとのその感情の原点って

どこなんだろうなぁって

すごく気になる。






「その気持ちを感じた1番古い記憶はなに?」






問題の答えを探す

大事な大事な質問。






自分の気持ち。

その感情を抱いた、

一番いちばん古い記憶はなに?










sさんの自信のない気持ち。

それは、小さいころのお父さんに感じた気持ちが

原点なのかもしれないね。









「でも高校のころ、

父親が変わったんです。



母が乳癌で亡くなって・・・

それまでは怒ってもあとは母がフォローしてくれてたけど、

フォローする人がいなくなったからかなぁ。

すごく優しくなったんですよね。





わたしもひとりこどもがうまれて、

親になったからか、

今ならなんとなく父親の気持ちがわかる気がします。」




そっか、そっか。

そのことはお父さんに話したことあるの~?


「話したことないけど。

話せるかなぁ、


うーん・・・




いまなら話せるな。」






ぜひ、話してみて。

お父さんに、自分の気持ちを話してみて。

Sさん、すごくいい表情してた。







もしも、自分が克服したい感情があるなら、

昔々の記憶を訪ねてみるといい。






きっとそこに、答えが隠れてる。






あなたのその気持ちの

1番古い記憶はなーに?