仕事と治療。どっちを取るか。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


仕事と不妊治療。

どっちをとるか、

そんな選択を迫られることが、

どうしてもでてきてしまう。




年齢的にも、

だんだんと仕事に責任が伴ってきて、

大変さも増してきて。




Iさんも、そんなひとりでした。



「4月から、あるプロジェクトを担当することになってて、

1年がかりなんですけど、

治療をしていて、その途中で妊娠したら、

責任感がないような気がしてて・・・」



今年に入ってから、そんなふうに言われてました。

なにを優先するか

人によって価値観は違うし、

置かれている環境や状況も違うから、

正しい答えっていうものが出しにくいんですよね。



自分の気持ちを優先すれば治療だけど、

任された仕事を途中で投げ出すようで気が引ける。。。



先日、Iさんが嬉しそうに言われたんです。

「私、不妊治療は続けることにしました。」



なにかあったんですか??って聞いたら



「後悔しないようにしようって思ったんです。


それで、

みんなの前でプロジェクトを担当することになっての

挨拶をしたんです。


そうしたら、いろんな気持ちがあふれてきて、

涙が出ちゃって・・・。



でも、翌日になってスタッフの人に言われたんです。

その人も以前、不妊治療をしていた人で、

私が病院通っているのも知ってる人で


『Iさんの涙は、治療のことを考えてだってわかったよ。

涙のことを思ったら、Iさんの気持ちを想像したら、

ぜったい応援しなきゃいけないって思ったの。

治療、一生懸命がんばったらいいからね!』



って言われて。

私、すごく恵まれてるんだなぁって思いました。

仕事も治療も頑張ろうって思いました」





そう言われたんです。

なんだかふっきれたIさんの顔をみて、

よかったな~って。



ぼくね、思うんです。

自分の気持ちと向き合って、

したいことをちゃんとするように

すすめたいな~って。




仕事とか、人間関係を理由に、

治療を中断したり、

あきらめたりされることも少なからずあります。



それが悪いわけでも、

間違ってるわけでもない。



でも、たくさんの相談を受けてきて感じるのは、

「なにかを理由に断念すると、あとで迷う。

だから、自分の気持ちに素直に。」


ということなんですよね。




小さな職場だったり、

相談しにくい職場だったり、

男性ばかりで言いにくかったり。

いろんな障害があるかもしれないけど、

自分の気持ちに素直に進んでいける人が増えてほしいなぁ、

と思います。








と、ここまで書きかけていたところで、

Eさんから電話がかかってきて。

仕事と治療の話になりました。

Eさんは先生で、いま持っているクラスが

来年卒業。

仕事と治療で悩んでたという話でした。




すごいな~、このブログ書いてる時に、

この話か~、と思ってEさんと盛り上がり。


Eさんは、同僚の人に相談したら、

やっぱり励まされて、吹っ切れたそうです。



「仕事をするのと

母親になるのと、

どちらかを諦めるのはおかしい!

わたしは絶対両方手に入れる。

あかちゃんも、神様もみんなわかってる。

みんな味方なんだ!



こどもの卒業には、

立ち会いたいし、

応援したいし、

でも、自分も母親になって、

自分の子供の卒業もみたい!」




Eさん、そのとーり!





文字で見ると、悲壮感ありそうに見えるかもしれないですけど、

実際は、まったくそんな感じじゃないんです。

なんか、Eさん肩の力抜けて楽しんでる感じで。





Iさんも、Eさんも、

仕事と治療と両方がんばる!

って決めたら応援者が出てくるんだなー。



引き寄せるってあると思う。

自分の思いが強ければ、

応援してくれる人も出てくる。




だから、

自分の思いに素直に決めてほしいなーって思います。







林真理子さんも言ってます。


「したことの後悔は、

日に日に小さくすることができる。

していないことの後悔は、

日に日に大きくなる」