はじめの一歩は生理痛②「生理痛はないのが正常」 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

「生理痛は、あって当然」




そのように思っている人も多いでしょう。


横になったり、仕事を休んでも


「生理痛だから・・・」


と言えば仕方ないよね、と許されるくらい
、一般的にあたり前のことだと思われています。
労働基準法にも生理休暇の規定があるくらいです。




ただ、考えてみてください。




歯が痛い


頭が痛い


腰が痛い


お腹が痛い


心臓が痛い・・・




さまざまな痛みがありますが、
「痛み」があると、
どこか悪いんじゃないかって思いませんか?


思いますよね。



それなのに、生理痛だけが、


「あたりまえ?」






そんなわけはありません。




体にとって「痛み」があるというのは異常のサイン。





子宮内膜症、子宮筋腫、腺筋症・・・


そんなふうにさまざまな生理痛を引き起こす病気もありますし、


実際に生理痛があっていいことなんて、
ひとつもありません。


痛みがあるということは、何かのトラブルのサインで、


「生理痛がないのがあたりまえ」


なのです。






だるいとか、重い感じがするくらいなら、
気にしなくても良いのですが、
強い痛みがあったり、
痛み止めを飲まなくてはならないなら要注意です。







ひとことで生理痛と言っても、
痛みの程度、症状、場所など
同じ女性でもバラバラ。

西洋医学的には、
ホルモンバランスの影響や、
子宮を収縮させる物質、
子宮のうっ血が原因とされています。

なので、痛み止めやホルモン剤を使って抑えるしかないのです。






漢方的にみると、
生理痛は、基本的に「冷え」と「血流悪化」が
原因となっていることがほとんどです。

子宮内膜症や子宮筋腫といった婦人科の病気の多くも、
もとをたどれば「冷え」と「血流悪化」が
原因となっていることが多いのです。

もちろん、肥満や不妊も同じ。


つまり、「生理痛」があるということは、
そういった病気になりやすい状況だということを
体が教えてくれているわけです。




病気になりやすいって、それだけで運気が悪そうでしょう?


実際、悪いです。




              (イラスト協力:日野さおり