○○を食うと太るよ~とか
甘いものは太るよ~などとよく言う。
しかし考えてみれば、1ポンド(450g)の肉を食うと体積的には1ポンドしか増えないのである。
要は下記のような公式が成り立つ。
食う前の体重(T1) + 摂取量(S) - 排出量(H) = 食った後の体重(T2)
しかし感覚的に1ポンドの肉を食うと体重はもっと増えている気がする。
人間の身体の構造上、1ポンドの肉を食い、1ポンド排出する事はない。
あらゆる栄養素を体内に取り込み、そのカスを排出すると言う仕組になっている。
胃で消化し腸から栄養素を体内に吸収するのだ。
良く痩せていて太れない人は腸が弱いと言う。腸から体内に栄養素を吸収する機能が
弱っているのだ。
デブと言われる人はその腸から栄養を吸収する機能が活発で、他の人より良く吸収する。
そう考えると、他の人と同じものを同じ量食っても体重増加は激しくなる。
最近良く吸収を抑えると言われているダイエット用の食品がある。
確かに腸が吸収してしまう前に、油分を包み込み吸収できなくすると言う仕組。
科学的にはつじつまの合う仕組だ。
しかし効果は恒久的なものではない。
そして医学的に認められたものではないことは忘れてはならない。
人間の身体にとって必要な栄養素も吸収できなくなってしまうからである。
では肥満の治療として医学的にはどのような治療をするか・・・。
①食事療法
②運動療法
③満腹中枢のコントロール
④胃を小さくする手術
などがある。
①の食事療法とは、摂取カロリーを押さえ体内に蓄積した脂肪を徐々に燃焼させると
言った仕組だ。これは時間を要すると共に、患者にかなりのストレスが溜まる。
素人が自分でやると一番リバウンドしやすい方法だと言えよう。
②の運動療法は身体を動かして蓄積した脂肪を燃焼させると言う仕組。
これは続かないのが一番の問題である。デブに関わらず、運動を毎日続けるのはかなり
苦痛な事で、誰でも身体を動かすより、家でゴロゴロしている方が良いのである。
③の満腹中枢のコントロールは医者が処方するギリギリの薬で、満腹中枢を麻痺させ
おなかがいっぱいの状態を擬似的に作り、食べる量を減らさせると言う方法である。
一般食品でも昔は良く聞いたのだが、最近はあまり聞かない。
④は胃をベルトで閉め、基本的に摂取できる食事量を減らすと言う荒療治だ。
最近ではサッカーで有名なマラドーナが行った。彼はこの方法でかなりの減量を成功させた。
まぁ、私たちが自分で行える範囲で言うと①と②、もしくは①+②と言ったところだろう。
ここでもう一度考えてもらいたい。
そもそも摂取カロリーとはなにか?
これは先ほどの公式中の
摂取量 - 排出量 = 摂取カロリー
なのだ。
要は体内に残ってしまう栄養素。
食物によって、摂取量と排出量のバランスが違う。
カロリーの高いものは同じグラム数のものを摂取しても排出される量が少ないのだろう。
満腹中枢を満足させるために食事を行っているのならば、この吸収量の少ないものを
いっぱい摂取すれば良いと言う事になる。
ここがダイエットの基本になっているんですね~^^
映画「モスキート・コースト」(米1986)の中で科学者の主人公(ハリソン・フォード)が「完璧」と言う物を
作っている。要は氷を作る機械なのだが、それを息子に説明するのに、
「食べ物を放り込むと熱を発し、カスを排便することの出来る機械だ。」
と言う。
しかしそんな機械は今の人間の科学では作ることは出来ないのだ。
それが出来れば人工内蔵などは人間の科学で幾らでも作ることが出来、大いに医療分野の発達
が望める。
そして、ダイエットの科学も大きく変化するに違いない。
銀河鉄道999のメーテルの母、プロメシュームの提唱する機械化世界。
ここにはデブはいないのかもしれない・・・(作品中にはたくさん出てましたが(笑))
身体的肥大における科学的考察
Report002「「太る」を科学的に考える」
corssvento