音声教材を使った学習を取り入れる | 司法書士 荒谷直樹のブログ

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埼玉県所沢市の司法書士フラワー総合事務所代表。ジャンル問わず人生に有益な情報を発信!!法律&メンタル&個人的戯言♬

 試験勉強のやり方について。記憶するためのアプローチのしかたです。テキストを読む、問題集を解く、覚えたいことを書いて覚える、いろいろなアプローチ方法があると思います。ほとんどのひとは、それらを組み合わせて学習していると思います。


 わたしは、上記のスタンダードな学習に加えて、音声教材による学習をかなり多く取り入れていました。ここでも司法書士試験を念頭にします。司法書士試験は科目数も多く覚える量も多いので、「主観的感情を排して機械的に黙々と学習したい」という動機があって、音声による学習を取り入れました。


 音声教材は、自分で作成します。わたしは、ICレコーダーやカセットテープ(倍速再生機能付)をアイテムとして使っていました。


 自分が好きなアイテムに、覚えたいテキスト類を音読して、テキストの内容、覚えたい内容を録音します。


 一度そうやって音声教材を作ったら、テキスト類を見ながら倍速等にしてひたすら頭に流し込みます。テキスト類は一度は、きちんと読み込んで、理解できている状態のものを使用します。理解できていないものは、 記憶が難しいからです。理解する作業は、自力でやってください。


 これは、記憶する作業です。理解する作業、問題を解く作業ではありませんが、試験を前提とした学習には、この記憶する作業が大事です。本試験会場で頼れるのは、自分の頭の中の知識だけなので、記憶する作業はとても大事です。(司法試験の論文試験は、六法を貸してもらえるから必ずしも知識を暗記する必要がないという意見を見たことがありますが、六法のなんという法律のどこいら辺に参照したい条文があるかぐらいは、覚えていないとそもそも六法すら使えないと思います。ウソはだめです。)


 わたしは、覚えたいテキスト類、条文、問題を解くために必要な考え方、記述式問題を解く際の注意喚起事項、書式雛形なんかを音声教材にして、記憶するように努めました。2倍速、3倍速で聴いていたので、記憶の軸を作るための高速学習は、比較的楽でした。内容の理解は、ご自身の責任でやってください。


 学校の勉強なんかでもそうですが、先生とか講師とか教授とか、内容ばかりを教えて、この記憶する作業の重要性を教えていないんじゃないですかね。習ったことを忘れずに保持するためには、記憶する作業が必要です。忘れるのは、人間の脳の当たり前の作用です。アタマが悪いからではありません。その辺り、意識していないと勉強したことがみんな無駄になってしまいますよ。


※音声教材作ったら、どのアイテムのどこに何が入っているのか分かるようにしておきます。パソコン機能やアプリ等デジタル機器で、もっと良いものがあれば、それを使ってください。