初夏以来、更新をさぼってお休みしておりましたが、しれっと再開。

 

太極拳をテーマにブログを書くことにしてあるものの、

練習に集中してしまうと写真もろくに撮れないし、

毎回凹んでいることの方が多いし(基本、褒めてもらえないので)

何となく同じことを繰り返しているようで、

面白くないし、他に優先すべきことがいろいろあったので、

ブログに書くことはひとまず忘れておくことにしていました。

 

実際、ブログの更新ができていた8月頃までというのは、

練習はしていたけれど

本当に何かが変わったという変化も自覚できないし

自信を持つような確信なんて持ちようもなく。

 

まぁ、そういうもんだろうなとは思うのですが、

いろんなヒントもらったり、閃いたりして、ちょっと変わったかも?とか思ったとしても

大体、師匠には鼻先で笑われるという(苦笑)。

 

今年はぎりぎりまで県大会へのエントリーは悩みました。

所詮、練習量増やしたって言っても、毎日というわけではないし

出てどうなるもんでもないしという、

どうしようもなくやさぐれた気持ちを払拭するのにバカみたいに時間がかかって。

最終的に、土壇場でエントリー料金捨ててもいいくらいの気持ちで申し込みをしました。

(これは本当は良くない発想だよね)

 

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(剣のケースにつけている船橋ロフト限定のカンフー仕様ふなっしー。

 心強いお守りなっしな!)

 

ここ数年、大会直近には練習時間増やしまくっていたわけですが、

今年は9月10月の直前はむしろ減っていたかもしれません。

 

(理由は11/16発売「国際法で読み解く世界史の真実」をお読みいただくと。)

(ステマじゃなくて「マ」ですwww)

 

実際、文武両道な日々でございまして、

デスクワークの合間に自宅の駐車場で夜中にこっそりお稽古みたいな。

ただ、寝不足はいけませんね。練習しようと思っても体幹が全く定まりません。

それでも、デスクワークが煮詰まったときに、

ぐじゃぐじゃになった思考回路を解きほぐしてくれまして、何度も救われました。

そのころは、もう太極拳のためにお稽古してるというより

思考回路整える、脳みその整体のためにあるんだ!くらいに思っていたり。

ある意味、太極拳だけ見ていたら出てきちゃう欲をそぎ落とす感じになっていたかも。

 

救われたといえば、日程もそうでした。

例年体育の日である10月10日前後に行われるのが、今年は10月29日で

20日間ずれてくれてありがとう(涙)というのもありました。

 

千葉県大会は、「公開競技」という枠があるのですが(参考として点をつけてもらえる)、

今年から普通に「予選」の方に変更しての1回目。

スケジュールに救われたとはいえ、

どのみち、上位入賞なんてあり得ないので、そこはいいとしても

「公開」よりシビアに点数つけられるだろうから、

下手するとまた泣きを見るかもしれないと覚悟していました。

 

 

今日になって、大会の様子を録画してくださっていた方があり、

もう何もかも忘れた感じになっていた記憶をがっつり思い出すことに(^^;)。

師匠から、「Vを10回以上見て、反省文提出!」(笑)という檄が飛んできて

言われるまでもなく、一人大反省会なうです。

点数としては、今年はやっと、納得のいく結果を出すことができたのですが

(といっても、ここにかけるような成績ではないので、細かいことはご勘弁を)

ここがもう少しよかったら、もうちょい点数伸びたかな?なんて分かると

もう今年で辞めようと思って、どころか、

これはもう1回リトライだろう!になってしまいました。

やっぱり、希望が見えて来ると、心持変わりますね。

 

とはいうものの、自分がやりたい中国武術というのがありまして

大会でやっている制定拳というのは、最初にたどり着いた1種類にすぎないわけです。

その1つをマスターしきれてもいないというのはあるんですけど、

本当に極めようとしたら、もう全然時間なんて足りないわけで。

 

今は本気で全力出し切りたいお仕事もあり、

そのお仕事を支える一つに太極拳とか中国武術があるみたいになってきて

何というか、誰かとお付き合いしているみたいな気持ちの変遷があって

丁度いい距離感が見えてきた気がします。

 

また新しい1年に向けて、小さな歩みから。

3カ月ほど、ブログ更新をさぼってしまいました。

ただ、この3カ月、以前のような「スランプだぁ」というような空虚な歳月を過ごしたわけではなく、むしろ、忙しすぎてブログを書くどころではありませんでした。

しかも、自ら面白がってそっちにハマりこんでいたわけで、頭が働かないというのもありました。あとはFBで事が足りるようになってきてしまったというのは大きかったかなと思います。

 

そのブログ更新を休んでいた間に、一つ決断をしました。

天然石の小売店である「香りゅん」の仕事を辞めることにしました。小売の仕事を辞めても会社の管理の仕事(飲食店に店舗を貸している)は残るので、

仕事としては決算の時だけちょっと忙しいという状態が続きはしますが、事務作業量としては大したことはありません(でもないか。店子さんとのやり取りも続くしなぁ)。

でも、地元でも数店舗を構えていた天然石のお店が撤退していったり、天然石でなくても老舗の小売店舗がどんどん店じまいしていくのを見ていて、今年になって、ピンチをチャンスにするということよりも、小さな傷を大きくしないことの方に気持ちが傾いていきました。

 

不思議なことに、太極の図さながらに、何かが引っ込むと、別の何かが大きくなって、バランスを取ろうとするんですよね。

 

いやぁ、本当に人生って不思議なめぐり合わせがあるものだなぁと思います。

 

久しぶりに連投。

 

スポーツクラブのスタジオプログラムで太極拳をやっているというお友達から、「もう1年以上やっているのになかなか覚えられなくて」と相談されました。

 

教室のチームメイトも、教室に入る前にスポーツクラブのスタジオプログラムを経験していて、やはりなかなか覚えられなかったと言っていました。

 

スタジオプログラムの場合、習熟度も経験年数も異なる人に一様にという部分もあって、なかなか手取り足とりとか、習熟度別にというふうには行かない面というのがあります。

教室でも、同じ悩み(先生はどうおもってらっしゃるのだろう・・・)があるのだろうと推測しているのですが、私の通っているところは、幸い先生がもう一人いらっしゃるので、習熟度別に分かれる時間が取れています。

 

とはいうものの、話を聞いていると、やれることにそう変わりはないのかなぁと。

ひたすら反復練習(^^;)。

違いがあるとすれば、個別にここがこうとはやらないことが多いとかですね。

と考えると、別にスポーツクラブのスタジオプログラムだから覚えられないのかというと、そうでもないのではないかと。

ただ、どう覚えて行くと良いか?みたいな情報というかヒントを聞くことは難しいので、その情報の狭さというのはあるのかもしれません。

 

例えば、私の場合、根っからの凝り性、ヲタク気質なので「覚えたい」と思ったら、資料集め。

今は本をわざわざ買わなくてもインターネットに動画もいっぱいあるし、こういうブログもあります。

入門してすぐに、先生から参考になる本(DVD付き)を教えてもらったり、先輩からネットにあった順番と動きの絵が入ったもののコピーをいただいたりということもありましたから、資料集めの手がかりに困ることはなく、大学時代に中国語を勉強していた時期に神田神保町に「東方書店」など中国専門の書店があるのも知っていました。

 

24式太極拳は、週1回(2時間弱)のレッスンでひと通りを終えるのに約3カ月かかります。

そこまでで、とりあえずはついていければ上々といったところ。

でも、先生や先輩に頼らずにやりきれる(自主練習ができる)ようになったのは2年目を越えてからだったかなぁと思います。

その次に教えていただいた48式は、長かったのもあるのですが、動きと動きの間のつなぎを覚えられず、一人で練習が可能になるのに4年くらいかかってます。

それだけかかったのには、記憶の問題のみならず、体力と筋力の問題もありました。

 

記憶の付け方って、人それぞれなのでしょうけれど、

スタジオプログラムかどうかに関係なく、なかなか覚えられないという方で、

覚えたいという意欲があるのでしたら、

受身的に教わることだけではなく、能動的に情報を入れるというプラスアルファーを組み合わせることをお勧めしたいです。

先生の教え方が悪いとか、やってほしい練習をやってくれないとか、与えられるものに「頼る」だけでは「早く」覚えるというのは難しいと思います。

太極拳に限らないと思うんですけどね、これ。

他人を頼りすぎると、その他人がいないと何もできないってことになるんです。

予習と復習みたいな関係かもしれません。

実際に見て、一緒にやらないと覚えられないことをスタジオでやり

一人でも出来ることは一人でもやっておく。

 

覚えるという中には、当然、正しい姿勢というのも入ってきます。

人を見てやらないとできないという状態のまま練習を続けると

本来向くべき方向を向かない形で覚えてしまうという危険もあります。

太極拳は武術なので、攻防を意図した動きですから、

敵を見ないで、先生の方に攻撃しちゃう的なことになっちゃうのは違うわけです(笑)。

 

それと、もう一つ。

その日にやった短期記憶を活かす工夫。

初めて習い始めた3カ月は、徹底してこれをやりました。

その日にやった動きを頭の中だけでもよいので思い出せるだけ思い出す。

ちょっと工夫を足すだけで、多分、違ってくると思います。

 

大会でいい成績を取っている方たちというのは、見えないところですごくいろんな工夫や練習を積み重ねているんだろうと思います。

私も結局は練習量、経験の積み重ねによるところが大きいわけで、「道」となるようなものというのはやはりそうそう簡単ではないってことですね。

 

24式太極拳ならこちらをオススメします♪

 

あれよあれよと言う間に6月突入です。

太極拳ネタは次回に譲り、今回は久しぶりに香りの話を少し。

 

最近、すっかり便利になって、大概のものはネット通販で買えるのですが

しかし、わざわざお店に行って、そこで買いたい(例え値引きがなくとも)というものってあるんですよね。

その一つが青山にある松榮堂・青山香房さんです。

何かを買うというより、お店の雰囲気とか、置いてあるもの、たたずまいとか、その空間そのものの良さを堪能したくて。

 

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このお店の奥には「Lisn」という現代風のテイストの別ブランド店もあり、

そちらももお気に入り。

100種類近いフレーバーから自由に選べて、しかも1本から買えるのが楽しいところ。

 

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使うのがもったいなくなってしまうんですが、変化球を色々楽しむのも一興。

同じ香りばかりをずっと使うのは、実はあまり良くないのです。

人間の嗅覚は、慣れてしまうと香りを感じなくなってしまようにできているため

香水など、一つのお気に入りだけをずっと使っている方は、

時々、違う香りを選んで、濃度のチェックをすることをお勧めします。

「香害」なんていわれたくないですものね。

 

松榮堂さんの定番に、芳輪というブランドがありまして、

その中に「堀川」という銘柄があります。

白檀がベースの、甘くパウダリーで濃厚な香りが特徴。

好き~♡という方も多いはず。

私も、これが大好物で、どれにしようか迷ったら「堀川」に着地することが多いのです。

なので、80本入りのスティックも気がつくと底をついているということも珍しくなく。

 

というわけで、定番のお買い物をする、くらいしか事前には何も考えていなかったのですが、お会計のときになって、予約を必要としなくても、香木を使った「聞香」のワークショップをしているということを知り、急きょ、お願いすることにしました。

 

香道や聞香のことは、本で読んで知ってはいるのですが

実際に炭をおいて、香りを聞くのは初めて。

 

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御湯呑と同じような形の香呂の灰に熱した炭を起き、形を整えて行きます。

 

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灰を山なりにし、すそ野を調え、熱を通す穴をあけ、銀葉(香木を乗せるための受け皿。適度な熱で香木を温めるためのもの)を置くまでの作業は、童心に帰る作業でもありましたし、精神集中にもなります。

香りを聞くまでの、この準備を丁寧に、心をこめて行う感じって、私にとっては太極拳とすごく共通した感覚。

 

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銀葉の上に乗せた香木は数ミリ四方の小さな木片です。

香木1本1本で同じ香りは二つとないので、香木1本をとても大事に共有する発想もあるのだと言います。

 

今回、体験させていただいたのは、インドネシア産の沈香と、ベトナム産の沈香です。

産地が違えば木の生育条件も異なりますし、土壌も違うので、1本1本の違い以上に分かりやすい違いがあります。

 

未体験の方のために、これ以上は書かずにおいた方がいいかな(^^;)。

 

香炉を支え持つ左手には、じわっと炭の熱が心地よく伝わってきます。

冬場であったら、ずっと手に持っていたくなるでしょうね。

それだけでも癒されてしまう感があります。

 

右手で香炉を覆うようにし、人差し指と親指の間の空間から、

そっと鼻を近づけて、香りを聞きます。

 

太極拳で良くやっている、胸前にハリのある円を作るような姿勢を取るのですが

それだけで凛とするというか、自然と背筋が伸びてきます。

 

そして深呼吸。

 

頭のてっぺん(百合)へ抜けるように駆け抜けて行く香り。

ほんの一瞬ですが、「至福」とはこういうことを言うんじゃないかと思ったりして。

 

香道や佐々木道誉(太平記)のお話も綴りたいところですが、

それはまた次回に(すごく長くなりそうなので)。

 

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今年も所属団体の交流会の日程が決まり、

そこで披露する種目のお稽古が本格化してきました。

 

人前に出るのは嫌だわ、とおっしゃる方もありますが

上手いとか下手とかではなくて、

皆で一緒に一つのものを作り上げるところに参加するというのは

苦労もあるけれど、やはり楽しいものですよね。

 

今年も選曲を担当させてもらっていますが

昨年、チームメイト以外の方からも好評だったと聞いている

中国の時代劇ドラマ「水滸伝」から今年も選んでます。

 

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曲もよいのですが、ジャケット画像も気に入ってます♪

出演の俳優さんたちも武術がすごい人もいらしたし、キャラクターも上手く出ていて。

「宮廷の諍い女」に次いでオススメ。

 

曲に合わせて動くというのは、武術としてはどうだろう、というのはあるのですが

曲選びをするときに考えるのは、曲に動きを合わせるというよりは

曲が動きに合ってるかどうかの方です。

基本はやはり、太極拳そのものなので、動きを変えて合わせるというのは違うと。

なので、まず「尺」の長さでかなり絞り込みがされてしまい、

曲選びの幅ってすごく狭いんですよね(^^;)。

今はソフトなどが扱えれば、編集とかできるのでしょうが、

まだそこはチャレンジしたことがない領域(もうあんまり手を広げ過ぎたくないぞ)。

 

どうしても、曲の雰囲気も偏ってしまいがちになります(^^;)。

いわゆる「シルクロード♪」的な感じ(苦笑)。実際、合わせやすいですし。

ただ、これって、見ている方は気持ちよくなって眠くなっちゃうし

演武している方も気持ち良くなって眠くなっちゃうという話もあったりして(笑)。

 

なので、そこを打破すべく(?)敢えてボーカル曲を選びに行く。

しかも、眠くならない奴を!!(笑)

 

演武は適当に眺めていただきまして、

曲がいいなぁ~、これ何の曲だろう~って感じになっていただけたら嬉しい(こらこら)。

 

しかし、集団の演武は難しいです。

去年までは、あんまりいろいろ考えないで楽しんでいたのですが

今年のお稽古では全体を感じて、合わせるように、というご指導をいただいています。

初めて出させていただいたときは、とにかく、先輩方を見て、

動きを止めないこと、間違えてもしれっと続けることということだけで一杯一杯。

動きの順序などを覚えてからは、人に頼らないでやりきること、

目線を下にしない、あがらないように自信をつけること、というように、

ある程度、回りと合わせるとしても、自分のレベルアップの方に偏っていたわけですが、

今年は、「自分だけ、にしない」というテーマ。

 

そんな個人的な課題もありますが、

こういうときに、「見せ所」となる動きで全体の動きを揃えるということもあるので、

交流会のお稽古を機に、一気にレベルが上がる(?)ことも。

 

・・・そういえば、この交流会、個人の部っていうのもあるんだった(汗)。

(書いてて思い出した)。

 

結局、今年も32式剣で競技会参加継続を決めたのですが

やればやるほど「何で上手くいかないんだろうスパイラル」に陥り中。

どこか1か所が上手く行ったかと思うと、別のところでガクッ的な(泣)。

まぁ、人生、そんなもん……ですよね……?( 。-ω-)-ω-)-ω-) シーン・・・