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仮面ライダーW(3)

といず・くろすおーばー!-サイクロンメタル (2)はこちらから


といず・くろすおーばー!-ルナ
○ルナ

 幻想の記憶を持つルナメモリで生まれる幻想の右半身。伸縮・湾曲を司り、最もトリッキーな戦法を繰り出してくるのが特徴。装飾部には秘石アメイジングストーンが敷き詰められている。

 また意外と軽いらしく、各形態で比較した場合、サイクロンサイド以上の機動性を発揮することもある。
















W ルナジョーカー
といず・くろすおーばー!-ルナジョーカー
身長:195cm 体重:75kg パンチ力:2t キック力:4.5t ジャンプ力:50m 走力:100mを4.0秒



 幻想の切り札。ルナメモリのアメイジング特性が肉体そのものに作用する。

 これにより、右手足を伸縮させた、敵の意表をついた攻撃を可能としている。

 また高所から落下する人間を救助する際にもこの形態を取ることが多い。
といず・くろすおーばー!-ジョーカーストレンジ
 マキシマムドライブはジョーカーストレンジ。分身した右半身が右腕を伸ばして敵を痛めつけ、最後に左半身がエネルギーを宿したチョップでとどめを刺す。





W ルナメタル
といず・くろすおーばー!-ルナメタル
身長:195cm 体重:90kg パンチ力:4t キック力:5t ジャンプ力:40m 走力:100mを7.6秒
 ルナメモリとメタルメモリから成る幻想の闘士。アメイジング特性はメタルシャフトに作用し、鋼鉄の強度を持ったまま自在に湾曲伸長する鞭として使うことが出来る。

 一方で特性がルナジョーカーと部分的に重複することもあってか、9フォーム中では最も使用頻度が少ない。
といず・くろすおーばー!-メタルイリュージョン
 マキシマムドライブは、メタルシャフトから生み出した多数の光輪を敵に向かって殺到させるメタルイリュージョン





○トリガー
といず・くろすおーばー!-トリガー
 射撃手の記憶トリガーメモリで作られる射撃手の左半身。運動能力はやや低下するが、視力は他メモリの二倍を誇り、また足裏に磁場を発生させて足元を固定して安定した射撃を可能とする。

 左胸の生体磁気ポイントマグネホルスターに専用武器トリガーマグナムを生成。これはシュラウドの護身用武器シュラウドマグナムやスカルのスカルマグナムから発展した物で、取り回しに優れるノーマルモード、マキシマムドライブ用のマキシマムモードの切り替えギミックを新たに実装している。

 メモリ自体のパワーが強く、扱いが難しいという一面も持つ。











W サイクロントリガー
といず・くろすおーばー!-サイクロントリガー

身長:195cm 体重:91kg パンチ力:1.7t キック力:3t ジャンプ力:46m 走力:100mを7.2秒 

 旋風の射撃手。サイクロンメモリとトリガーメモリのパワーバランスが悪いため射撃の精密性や打撃力は若干落ちるが、弾速と拡散効果により広範囲に弾丸をばら撒き確実に命中させることが可能となる。

 必殺技は風の弾丸を連射するトリガーエアロバスター。劇中ではサイクロンメモリをトリガーマグナムにセットしてマキシマムドライブを発動させている。





W ヒートトリガー
といず・くろすおーばー!-ヒートトリガー
身長:195cm 体重:95kg パンチ力:3t キック力:4t ジャンプ力:45m 走力:100mを8.0秒
 熱き射撃手。高出力同士の組み合わせであるため単純な攻撃力は9フォーム中最も高いが、その分制御が難しい。

といず・くろすおーばー!-ツインマキシマム といず・くろすおーばー!-トリガーエクスプロージョン
 マキシマムドライブは高熱火炎で敵を焼き尽くすトリガーエクスプロージョン。ウェザードーパント戦ではツインマキシマムを敢行したが……





W ルナトリガー
といず・くろすおーばー!-ルナトリガー
身長:195cm 体重:80kg パンチ力:3.5t キック力:4.5t ジャンプ力:45m 走力:100mを8.5秒
 幻想の射撃手。ルナメモリがトリガーメモリの出力を損なうことなく弾道に変幻性を与えるため、相性の良い基本フォームの一つに数えられる。

といず・くろすおーばー!-トリガーフルバースト
 曲がるビームで敵を死角から撃ち、人質を取られても障害物の陰に隠れられても構わずに攻撃出来るのが強み。多数のビーム弾で敵を包囲攻撃するトリガーフルバーストが必殺技。





○メモリガジェット

 文音が基礎を作った戦闘補助アイテム。普段は調査用アイテムとして使われるが、ガイアメモリと同規格の制御ユニット・ギジメモリを装填することで生物型のライブモードに変形し、Wの戦闘を支援する。

 ここで挙げるガジェット三種の各ギジメモリにはガイアメモリの出力を強制倍加するエスカレートプログラムが記憶されており、メタルシャフトトリガーマグナムと合体することで出力を強化したり、特性を変化させたりと技のバリエーションを増加させる機能を持つ他、ソウルサイドのガイアメモリを装填することでマキシマムドライブを発動可能。




○スタッグフォン
といず・くろすおーばー!-スタッグフォン
 携帯電話型メモリガジェット。1999年に文音がスカル誕生に先立ち壮吉に護身用として与えているのが確認されている。

 翔太郎と来人の連絡に使われている他、リボルギャリーの遠隔操作に用いてもいる。

 ヒートメモリを装填することで、炎熱に包まれた体当たりを披露。




トリガースタッグバースト
といず・くろすおーばー!-トリガースタッグバースト
 ビームを二本に束ね、敵を左右から挟み込むように撃ち込むマキシマムドライブ。耐久性の高い敵に有効。





メタルスタッグブレイカー
といず・くろすおーばー!-メタルスタッグブレイカー
 風の力をマジックハンド状に形成し、敵の一点をピンポイント破壊する。







○スパイダーショック
といず・くろすおーばー!-スパイダーショック
 腕時計型メモリガジェット。ワイヤーロープを射出することで高所への登攀等に用いられる他、発信器の射出・受信機能を備えている。

 ライブモードでは狭所への潜入を得意としている。


といず・くろすおーばー!-スパイダーストリング といず・くろすおーばー!-スパイダーネット

 マキシマムドライブは披露していないが、シャフト・マグナムに装着された時はワイヤーやネットを放出してドーパントの動きを封じる能力を見せている。





○バットショット
といず・くろすおーばー!-バットショット
 デジタルカメラ型メモリガジェット。スパイダーショックともども来人が設計開発したと思われる。

 ライブモードでは上空からの自動撮影が可能で、スタッグフォンに動画を送信する機能も備える。

 ルナメモリのマキシマムドライブを発動し、特殊な光を浴びせて姿を隠したドーパントを暴きだすことも。


といず・くろすおーばー!-ソニックシャフト
 メタルシャフトに接合することでソニックシャフトとなり、超音波を発することで打撃力を増強する。




トリガーバットシューティング
といず・くろすおーばー!-トリガーバットシューティング
 バットショット頭部にバーチャルスコープが展開され、一点精密射撃が可能となる。

 サイクロントリガーの状態で用いられたが、その時はサイクロンの拡散効果が抑えられ弾速のみを特化するよう調整したと見られる。



といず・くろすおーばー!-ファングストライザー そして(4)へ

仮面ライダーW(2)

といず・くろすおーばー!-差異(1)はこちらから



Wシステム・概要
といず・くろすおーばー!-素体
 2GドーパントWの基本仕様は、ベースとなる肉体に、園咲来人の精神を一体化させることで、無限の英知を身につけた完全な超人を作り出すというものである。

 ベース側の人間がダブルドライバーを装着することで来人の腹部に二基目のドライバーが出現して両者の間にテレパシー経路が確立。来人がドライバーの右スロットにメモリを装填すると、来人の意識ごとメモリがベース側のドライバーに転送され、次いでベース側が左スロットにメモリを装填、ドライバーを展開することで変身が完了する。

 変身後のWは来人の助言を受け、戦況に合わせて戦闘スタイルを決定する左半身ボディサイドのメモリと、付加属性を司る右半身ソウルサイドのメモリを適宜交換(ハーフチェンジ)することで、あらゆる事態に対応することが可能となる。

 この時来人の肉体は抜け殻となって動けなくなるため、変身は来人が拠点内部にいる時が望ましい。万一Wが変身解除にまで追い込まれた場合においても来人の安全は確保されるようになっているのだが、実際は来人が前線に出る機会も多かったため、その身が危険にさらされることも少なくなかった(主に鳴海探偵事務所二代目所長にして壮吉の実娘・亜樹子が来人の肉体を安全圏まで運ぶ役割を担っている)。

 また、ダブルドライバーの交信・変身システムはガイアインパクトが達成された際、クレイドールエクストリームに取り込まれた来人の精神を引き戻し、制御能力をダウンさせるという“切り札”を兼ねるものでもあった。




といず・くろすおーばー!-共通
 スカルから引き続きマキシマムドライブ機構は受け継がれており、ボディサイドのメモリを所定のスロットに挿入することでその出力を上げ、必殺技を放つ。

 この時ボディサイド・ソウルサイド双方の息を合わせなければならず、翔太郎と来人は(翔太郎命名の)必殺技名を発声することで成功率を維持している

 またスカルらとは異なり二本のガイアメモリを同時運用しているため、片方のメモリをマキシマムドライブすることでもう片方のメモリからも倍加された力を引き出すことが可能となり、同じボディサイドのマキシマムドライブであっても、ソウルサイドの種類によって異なる効果を発生させる。

といず・くろすおーばー!-マキシマムドライブ

 なおメタル・トリガー系フォームはその構成上二つのスロットを有するため、両スロットにメモリを挿入するツインマキシマムという隠し技を持つが、これはガイアメモリの力を暴走同然に引き出す行為であるため、特にベースとなる使用者への負担が大きく、コントロールもまた困難になるため使用は推奨されない。
 この欠点は後にサイクロンジョーカーエクストリームやエターナルで克服された。







○ジョーカー
といず・くろすおーばー!-ジョーカー
 切札の記憶ジョーカーメモリで作られる、切札の左半身。武器の類は生成されないが、使用者の運動能力を極限まで高めた格闘戦士の肉体を作り上げる。

 もっとも汎用性に長けており、ソウルサイドのいかなるメモリに対しても一定以上の適合率を見せ、後述するファングメモリと合致する唯一のメモリとしても使われる。

 またハーフチェンジ9フォーム中ジョーカー系統の3フォームは、いずれもマキシマムドライブ時に体が正中から左右に分割されるという特徴がある。

 エンブレムは道化師の靴をモチーフにしており、ラング等のラインにはジョーカークレストと呼ばれる管理刻印が現れる。




といず・くろすおーばー!-素体
 ロストドライバーを用いて単独変身した「ジョーカー」はドライバーと固有の刻印以外にWとの外見的差異はほとんどなく、特に頭部デザインはカラーリング以外はWと全くの同形状となる。このことからジョーカーメモリにはWの基礎身体を構築するスターティングプログラムが入力されているものと思われる。

 事実、左翔太郎は常に変身の際はジョーカーメモリを選択している(ハイパーバトルDVDのみメタルメモリを変身に用いているが、同作品は番外編的性格が強いため資料としては用いない)。



 運動性能を高める各種記憶に対し、切り札の記憶と銘打ち、トランプの「切り札」になぞらえてJOKER=道化師の名を与えた文音の真意は謎に包まれている。

 しかしこのメモリと、それを元にしたT2ジョーカーメモリは常に左翔太郎と共にあり、風都を救うまさに「切り札」として用いられ続けてきた。








○サイクロン
といず・くろすおーばー!-サイクロン
 風の記憶を宿したサイクロンメモリからなる旋風の右半身Wの機動性を司り、スピーディーな戦闘を可能とする。また、ラング等の表面にあるウィンディホールから外気を吸入し、メモリの力と掛け合わせて放出することでWの周囲に風を巻き起こすことも可能。

 背中にマフラー型器官ウィンディスタビライザーを発生させ、空中での姿勢制御に用いることが出来る。

 ジョーカーメモリとの相性が最もよくWのスターティングメモリとして選択されることが多いが、必ずしもソウルサイドはサイクロンからスタートする必要はないらしい。

 風を司る特性と、9フォーム中サイクロンジョーカーが最もメモリ同士の相性がいいことからエクストリームメモリに取り込まれ、サイクロンジョーカーエクストリームの母体となる。






W サイクロンジョーカー

といず・くろすおーばー!-サイクロンジョーカー
身長:195cm 体重:85kg パンチ力:2.5t キック力:6t ジャンプ力:60m 走力:100mを5.2秒 マキシマムドライブ「ジョーカーエクストリーム」:12t

 Wの基本形態の一つで、スターティングフォーム。サイクロンの機動性とジョーカーの運動性を掛け合わせたスピーディーな格闘戦を得意とし、敵ドーパントに軽やかなキック攻撃を見舞う。

 最も両メモリの相性がよく汎用性に優れているため、いかなる相手にも一定の対応が可能となり、特性に合わせてより適したフォームへとハーフチェンジしていくのがWの基本戦術となる。

 マキシマムドライブは上空高く舞い上がり左右に分割、サイクロンの風力で射出された左半身と、自己推進する右半身による二段キックを浴びせるジョーカーエクストリーム








○ヒートといず・くろすおーばー!-ヒート
 熱の記憶を宿したヒートメモリからなる熱き右半身。固有の装飾部には熱源増幅器バーニングチャンバーが内蔵されており、全ての攻撃に熱属性を与える他、肉体のベースとなる使用者の闘争本能を掻きたてるアッパーボルテージマターが分泌される。

 表面温度3000℃のバーニングパンチを標準装備。



























W ヒートジョーカー
といず・くろすおーばー!-ヒートジョーカー
身長:195cm 体重:98kg パンチ力:5t キック力:5.5t ジャンプ力:49m 走力:100mを6.5秒

 熱き切り札。高熱を宿した格闘形態で、力強いバーニングパンチを主体とした肉弾戦を得意とするが、蹴り技も用いる。
といず・くろすおーばー!-ジョーカーグレネイド
 マキシマムドライブはジョーカーグレネイド。正中から分割され、炎を宿した左右のワンツーパンチを叩き込む荒技である。








○メタル
といず・くろすおーばー!-メタル  鋼鉄の記憶を封入されたメタルメモリで形成される闘士の左半身。専用武器メタルシャフトを背部に装着している。

 高い筋力と他サイドの5倍の耐久性を誇るハイパワータイプだが、その分機動力が落ちてしまう欠点を持つ。





























W ヒートメタル
といず・くろすおーばー!-ヒートメタル
身長:195cm 体重:105kg パンチ力:6t キック力:9t ジャンプ力:25m 走力:100mを11秒 マキシマムドライブ「メタルブランディング」:30t

 ヒートメモリとメタルメモリの組み合わせで発現する熱き闘士。メモリ同士の相性がよく互いの特性を高め合うため、基本形態の一つに数えられる。


といず・くろすおーばー!-メタルブランディング
 マキシマムドライブは高熱火炎を噴出するメタルシャフトで敵を殴打するメタルブランディング。その威力は9形態中でも高位に位置し、巨大化したドーパントすらも一撃で粉砕する。また、高熱火炎を中距離の敵に噴射するバリエーションも存在する。







W サイクロンメタル
といず・くろすおーばー!-サイクロンメタル
身長:195cm 体重:100kg パンチ力:3.5t キック力:7t ジャンプ力:37m 走力:100mを9.5秒

 サイクロンメモリとメタルメモリの組み合わせからなる旋風の闘士。サイクロンの軽快さとメタルの重厚さがお互いの長所を打ち消し合ってしまうため、身体能力的にはややどっちつかずの感はあるが、ある程度の素早さと防御力の両立が必要な時に選択される。

 メタルシャフトに風を纏わせた旋風棒術を得意とし、特に風を発生させたシャフトを振り回すことで一種の暴風フィールドを作り出して敵ドーパントの飛び道具を受け流してしまうなど、実は防御に長けた形態でもある。
といず・くろすおーばー!-メタルツイスター
 マキシマムドライブは、軽やかに回転しながら敵を幾度も打ち据えるメタルツイスター

                                                     

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仮面ライダーW(1)

 今日のといず・くろすおーばーは!
といず・くろすおーばー!-ヒストリー1
 ちょっと趣を変えて仮面ライダーWの開発史を壱伏なりの解釈で追っていく感じで。

 テーマとしては、開発者・園咲文音(シュラウド)から見た仮面ライダーWというテイストです。







○ドーパントの誕生と運用
といず・くろすおーばー!-ドライバー有無
 風都におけるドーパント犯罪と仮面ライダーの活躍。その発端は1998年、風都の名士である園咲琉兵衛とその家族による、星降谷の遺跡での地球記憶の泉=ガイアゲートの発見と、園咲家の末子・来人(当時5歳)の転落事故にあった。

 転落死した後データ人間として蘇った来人は、様々な事象を記した地球の本棚をその脳に宿し、地球の記憶を固形化したガイアメモリを開発する能力を備えていた。

 ガイアメモリに人間を超人=ドーパントへと変身させる能力があることを知った琉兵衛は、人類を非絶滅種族とするための儀式、ガイアインパクトを計画。妻であり優秀な科学者でもあった文音と共に、ガイアメモリの研究と解析、開発を進めていった。

(この過程で財団Xからの出資を受けるべく、大道美樹博士のNEVERとのコンペティションが行われている)



 ガイアメモリにはその生成過程において一定量の毒素が含有されることが確認された、安全な使用のためには毒素のフィルタリングが不可欠とされた。

 そこで文音が最初に開発したのが、ガイアドライバーである。


といず・くろすおーばー!-ガイアドライバー

 ガイアドライバーは腰部に装着するベルト状の生体挿入フィルターで、ガイアメモリの毒素による心身への悪影響から使用者を守り、効率よくガイアメモリの力を引き出すための装置である。

 これを用いることにより、園咲家の人間はガイアメモリの毒素に振り回されることなく、強力なドーパントへと変身することが可能となった。





ナスカドーパント
といず・くろすおーばー!-ナスカ前 といず・くろすおーばー!-ナスカ後ろ

 身長:215cm 体重:112kg
 そうしたガイアメモリの一本、NASCAのメモリを用いることで誕生するのがナスカドーパントである。
「園咲の家の者しか持つことを許されない」とされるこのメモリを劇中で最初に使用したのは、園咲家長女・冴子の婿となった園咲霧彦(旧姓・須藤)だった。
 彼はナスカメモリをレベル2まで引き上げることに成功するが、その反動に耐え切れずに限界を迎えており、後にミュージアムを追われた冴子がガイアドライバーを用いない直挿しでレベル3Rナスカドーパントへと変身している。また、T2ガイアメモリ(後述)によって風都市民の一人がT2ナスカドーパント(こちらもドライバーなし)へと変身した事例もあった。

 前述の説明から、ナスカメモリは元々(霧彦が取得した時点で園咲家を出ていた)文音、あるいは来人のために用意されたメモリであったとも考えられるが、真相は不明である。




といず・くろすおーばー!-ナスカ羽根
 こうしてガイアメモリの安定運用の目処は立ったが、フィルターを通しているとはいえガイアメモリを直接人体に挿入している都合上その能力をどこまで引き出せるかは使用者のポテンシャルとコンディションに依存し、またドーパントとしての能力をメモリ一本に依存するため長所・短所とも固定されてしまう点に改善の余地があった。

 そこで文音は、さらなるシステムの発展を模索し、2G(セカンドジェネレーション)ガイアメモリと専用ガイアドライバー、ダブルドライバーの開発へと行き着くこととなる。

(※2Gガイアメモリというタームは劇中に登場していないが、ダブルドライバーの別名であるガイアドライバー2G、及び同規格のデバイスに適合するガイアメモリを本項では便宜上こう記述する)





○プロトタイプとしてのロストドライバー

 2Gガイアメモリ(およびそれを発展させたT2ガイアメモリ)と専用のドライバーを用いて変身したドーパント(以下2Gドーパント)には、それ以前のドーパントには見られない特徴がある。

 その一つが、より規格化された外観である。




といず・くろすおーばー!-ドライバーあり (左からエターナル、W、アクセル)
 ダブルドライバーの試作型、ロストドライバーで変身した2Gドーパントはスカルエターナルジョーカーの三体。これらはガイアメモリによって大きく外観を左右される従来のドーパントとは異なり、洗練された共通素体をベースとして各メモリの特色要素を外付けするデザインとなっている。




といず・くろすおーばー!-共通 といず・くろすおーばー!-共通
 さらには変身状態を保ったままドライバーからガイアメモリを抜くことが可能で、所定のマキシマムスロットに再挿入することで一時的かつ強制的に能力を引き上げるマキシマムドライブ機構を搭載している。

 恐らく変身自体は一度ドライバーにメモリの記憶をダウンロードし、そこから使用者の肉体に働きかけて変化させているのだろう。そして、出力を増強したメモリを直接人体に取り込まないことで、より安全にメモリの力を引き出せるよう設計されていることが分かる。

 これらのことから2Gドーパントは戦闘中に自らを仕様変更することが出来るという、大きなアドバンテージを得ることとなった。



といず・くろすおーばー!-共通 といず・くろすおーばー!-差異
 なお、後に登場するW・アクセルと比較すると、スカルら三体はアクセルよりもWに近い体躯をしており、ハーフチェンジ能力を持たないため本来不要なはずのセントラルパーテーションの痕跡が確認出来る。


といず・くろすおーばー!-共通
 このことから、ロストドライバーが共通素体の形成を司り、2Gガイアメモリ及びT2ガイアメモリがそれぞれの頭部やラング、ブレス、アンクレットといった特徴的部分の構築を担当していることが見て取れ、同時にロストドライバーがダブルドライバーの完成を前提として作られた試作品(あるいは練習機)であると推測出来る。





○ガイアインパクトと計画の中断
といず・くろすおーばー!-差異
 ガイアインパクト計画。それは園咲若菜・クレイドールドーパントクレイドールエクストリームへと進化させ、来人を制御装置として組み込んだ上で地球記憶と直結、生きたガイアメモリ製造機と化すことだった。

 真相を知った文音はこれに反対し、琉兵衛の制裁を受けてミュージアムを出奔。以降はシュラウドと名を変えて風都に潜伏し、琉兵衛への復讐と来人の救出、そしてガイアインパクトの阻止を目的に暗躍することとなる。

 同時に彼女が2Gガイアメモリに関する情報を持ち逃げした――あるいは文音の後を引き継げる科学者が存在しなかった――ため、ミュージアム内での2Gガイアメモリ開発計画は事実上ストップ。しかし、2Gドーパント支援用兵器の建造は続行されていたと思われる。


 ミュージアムはガイアメモリの実験方針を変更し、風都市民にガイアメモリを販売して運用データを収集することを決定する。

 ただしガイアドライバーまで量産・販売することは叶わなかったため、簡易フィルターと言える生体コネクタの施術を販売とセットで行うようになった。



 一方、文音は幼馴染である私立探偵・鳴海壮吉を頼り、彼にロストドライバーとスカルメモリ、メモリガジェット1号機スタッグフォン、機動マシンスカルボイルダー&スカルギャリーを与え、風都で起こり始めたドーパント犯罪と戦うように導いている。

 恐らくこの時点での文音のもくろみとしては、壮吉を2Gガイアメモリの仕様に慣れさせると共にWを完成させ、来人にパートナーとしてあてがうつもりだったのだろう。

(なお、最初のドーパント犯罪者=スパイダードーパントは壮吉に一生消えない“呪い”を刻みつけ、スカルのマキシマムドライブの前に命を落としている。

 この結果が、スカルがプロトタイプであるが故の結果なのか、初期型のメモリであるスパイダーの欠陥によるものかは定かではない)




といず・くろすおーばー!-W
 そして、壮吉にスカルメモリを渡した1999年から8年の年月が流れた2008年夏。

 ガイアドライバー2G・ダブルドライバーと対応する7本の2Gメモリ、ミュージアムで建造されているであろうサポートビークルを収容する整備基地の完成をもって、文音は壮吉に正式に園咲来人の奪還を依頼する。

 しかし、奪還作戦の途上で壮吉は殉職。彼のために用意されたダブルドライバーと2Gメモリは、その弟子である左翔太郎の手に渡り、以降は翔太郎と来人=フィリップの二人体制でWが運用されていくこととなる。




といず・くろすおーばー!-素体 続く!