THE合体 グランバード(2)
そうか! ファイバードとグランバード、二つの力を一つにすれば!
修理完了したファイヤージェットを現場で調整し、最強合体へ!
(天野博士が代替宇宙エネルギーの開発に成功しているのでエネルギー総量そのものが増えているはず)
ファイヤーッ! ジェーット!
まずはファイヤージェットを人型に。
グランバードに収まっていた火鳥兄ちゃんをファイバードに移動。
頭部を収納して両腕を畳む。股間ブロックのジョイントも起こそう。
THE合体ファイバードのレビューでも最後に触れたが、ファイバードの上半身を全体的に後ろにスライドし股関節の前方スライドで胸の出っ張りを押さえられるのがTHE合体版最大の特徴。
グランバード
こちらもロボット状態から始めると楽。
まずは太腿裏のカバーを開いて両脚をスライド・アウト。
大腿部を押し縮め、内側のロックパーツを開く。
脹脛を後方へ回転。
爪先パーツ裏のカバーを開いておく。
膝の金色パーツを上にスライドして二段階に開く。
左右揃えて。
ファイバードのカカトをジョイントしてからファイバード脚部全体を前方にスライド。
グランバード側のロックをかけ、ファイバードの膝アーマーを前方に引き出しグランバードの膝アーマーとジョイント。
これで両脚が完成。
続いてグランバード上半身。腕は縮めてビーム砲モードにしておこう。
火鳥兄ちゃんが収まっていた箇所の近く、および尾翼を挟んで反対側にあるジョイントを起こしておく。
グランバード変形の際に触れたが、背脂を下ろしてから上半身全体を左右に観音開き。
グレートファイバードのヘルメットを取り外してアームを畳み、グランバードの鳩尾に当たるパーツを内側に折り曲げる。
さらに腹部の仕切りになっている黒いパーツを左右とも上に回して、グレートファイバードヘルメットが収まっていた空間を塞ぐ。
シャトル尾翼を内側に畳む。
胸部パーツを二段階に折り込んで。
肩上のパーツをどかして腕をスライドし、ビーム砲としてブロックに乗り上げさせる。
ボラーちゃんくんがオマージュしていた構図で。
先刻起こしたジョイントをファイバードの◯で囲った四角い穴に差し込み、両肩を固定。
股間部のジョイントも固定。
前腕と拳の向きを整え。
胸部をどんでん返しで火の鳥エンブレムに!
そしてグレートヘルメットを被せれば……
最強合体!
グレートファイバード!!
最強合体グレートファイバード
全高:30.5m 重量:105.5t 走力:250.6km/h ジャンプ力:590.2m
知力:22 防御力:23 攻撃力:21 器用さ:25 素早さ:28 速度:1 総合点:120
ファイバード(火鳥勇太郎+ファイヤージェット)とグランバード(ファイヤーシャトル)が合体して完成する、宇宙警備隊最強の勇者ロボ。
武器は両肩のフレイムキャノン(グレートキャノン)と強化されたフレイムソードだが、その他にもフレイムシールド、バーンスライサー(額の日輪を飛ばす)、グレートアックス(胸ウイングの一部を外して斧にする)、スライサーキック(脚部のシャトル副翼を起こしてキックしながら敵を切り裂く)など劇中未使用の幻の武装が地味に多い。
フレイムソードをチャージアップして敵を一刀両断する他、宇宙警備隊全員合体攻撃のギャザウェイブラスターや、ボディを破壊されたスーパーガーディオン、サンダーバロンのエネルギー体を宿して突撃するトリプルファイヤークロスと言った一度限りの必殺技も披露している。
スタイリング
正面からややアオリ気味で見るとため息が出るくらい格好いい……のだが、背面に絶壁の段差が現れるので慣れないとちょっと面食らうかも。
正面から見た胴が寸詰まりにならないように調整された結果背面がやや奇妙なことになってしまった、というのが恐らく原因だが、グレートファイバードの胴体ブロック自体はちゃんと形成されており、背中が不自然に抉れているわけではない。
バックパック(機首周り)の位置が相対的に下がってしまった点に関してはグッスマも思うところがあったのか、一応改善策は設けられている(後述)。
斜め上から
合体ギミックの都合上、やや首周りがスカスカして見えるのは仕方のないところ。
肩固定パーツを上からはめ込むことでスカスカ感を解消し、かつ肩ブロックをより強固に固定することが可能となる。使うか使わないかはお好みで。
バストアップ
当時品ではグランバードとグレートファイバードの頭部が表裏一体となって胴体に固定され、グランバード時はグレートの庇が下がって顔を隠し、グレート時はグランバードの顔面が畳まれて上に跳ね上がり、ファイバードの頭部を覆うヘッドギアになる……という処理だったが、フルアクションモデルでこれをやるとグランバードの首軸がファイバードの頭部とぶつかるため、リメイクトイではファイバードの頭部は潔く収納するのが手堅い方法ととられているようで、THE合体の構造も同様に倣っている。
グランバードの頭部にメットを被せる(耳パーツは両形態共有)というのは先述した通りスーパーメタルアクション版に近い処理。
グランバードの首可動がそのまま使える。
腕
肩は横に水平に上がる他、内側にワンクリック寄せることも可能。肘は90度曲がる。
胸のウイングをどかせば腕を前方に持ってくることが出来るほか、上腕のみならず前腕にもロール軸がある。
裏技
肩の固定を外しても上半身は上下でガッチリ固定されているので、肩引き出しギミックとして使うこともできなくはない……が、あくまでグレート頭部の出し入れの際のクリアランス確保のために動くだけで、ファイバードの同じ部位とは異なり固定が効かないのでアクション用としては勘定されていない。
またグレートの前腕=グランバードの腰ブロックなので、グランバードの股関節を動かすことで手首のスイングが出来てしまったりする。
腰の可動は元から無し。アーマーがかぶさっているが合体前と比べて股関節の可動は阻害しないようになっている。
股関節と膝関節はファイバード、足首周りはグランバードの関節が使えるので事実上のいいとこどり。またグレート合体を見越して、足裏(グランバードと共通)にはラバーシートが貼ってある。
シャトル機首の外装を剥ぎ取り、ハンドパーツを固定型に交換。写真には映っていないが肩固定パーツも使用してスタイリング重視バージョンへ。
元々、事実上単体変形ロボの二体合体というグレート合体以外に気を遣う要素が少ない合体方式ということもあって当時品の時点で破格のプロポーション(ただし可動は肘のみ)だったのだが、THE合体版はその中でも徹底的にハンサムに仕上げられている感がある。
交換用ハンドは拳の他に開き手と武器持ち手が左右一組ずつ付属。
フレイムソード(グレートフレイムソード)
フレイムソードが背中から飛び出すと同時に炎に包まれて強化されたもの。
当時品玩具では実際にフレイムソードとフレイムブレスターを合体させた大型剣を作り上げていたが劇中設定でもフレイムブレスターがくっ付いているのかは不明。
こちらはアニメーション設定に忠実なスタイリング重視版。
表裏のデザインは共通だが、掌との固定ポイントは鍔寄りの一ヶ所のみ。
可動ハンドの親指可動範囲に比べると柄がやや太い。
下は武器持ち用固定ハンドに持たせた場合。
両手持ちを模索。ただでさえグリップが長めなのだが、それでも両手持ちさせるにはちょっと足りなかったり……
フレイムブレスター
ここで合体に関与しないフレイムブレスターから、キャノンとヘルメット周りをフレームごと取り外す。
フレイムブレスター装着用ソードパーツを裏側にセット。先ほどのフレイムソードから刀身とグリップを移植して……
フレイムソード(大)
当時品玩具リスペクトモード。そもそもデフォルトでも身の丈をわずかに超える大型剣だったのが、フレイムブレスター本体と合わさることでさらに巨大になっている。
続いてブレスタージェット
こちらも後部フレームを外してフレイムシールド用グリップパーツを装着して……あと写真で撮り忘れたけれど前方の副翼は収納して。
フレイムシールド
劇中未登場の手持ちシールド。
当時品ではグランキャノンを二つに分割しそれぞれのブレスターの裏側に装着、フレイムブレスターには元々のフレイムソードも加えることで大型の剣とシールドを創り出し余剰パーツをゼロにする、という設計になっており、後年のリメイク品でも再現される傾向にある。
……が、設定画のフレイムソードやフレイムシールドはブレスターそのものの武器やヘッドギアが省略されているため、リメイク品でも取り外すことが多い。
フレイムキャノンはSMP・SMAだとつけっぱなしだったりするけどグランロケッターは確実に外されるよね。
余剰パーツ対策
というわけで余ったパーツだが、ファイバードのヘッドギアをナナメに傾けた状態にし、グランバードのヘッドギアはフレームの裏側に付け直して。
見つめ合う瞳と瞳。
フレーム同士を重ねるように合体させ、これを背中にセットすることで……
余剰対策版グレートファイバードの出来上がり!
大分強引なシルエットになっているし背中への固定もあまり強固ではない(軽く引っ掛ける程度)のだが、グランロケッターがグレートファイバードの頭越しに見えたり、背中の段差が埋まっていたりと、見るべきところもある。
どのみち武装ファイバードの元来のフレイムソード(特に刀身)やグランキャノンは余ったままだし、分離すると各ブレスターのアダプターパーツが余るので完全な余剰ゼロにはならないのだが、増えて損のないプレイバリューなので歓迎したい。
というわけで
フレイィィィムソード! チャァァァァァジ、アーップ!!
本当はフレイムソードの刀身は後ろにやや寝かせた状態になるのだが、可動範囲の限界で……
敵に接近してとびかかり、一刀両断!
このデザインでちゃんと再現しようとすると
・胸ウイングの基部をグレート肩ブロックに移動。
・腕自体がちょっと伸びるギミック。
・クリックのある引き出し肩関節。
が必要になるかな……
そして残心。納刀はかなりあっさり目だったりする。
比較
劇中で並び立つことはないのだが、ともあれ武装ファイバードとジェット合体グランバード。頭頂高が同程度なのが嬉しい。その分グランバードの方が体に厚みがある。
ビークルでも。ブレスター装着状態だと全長がほぼ互角となる。
THE合体二号ロボ軍団
こちらも大体のボリュームが揃っている。それもTHE合体のコンセプトだしね。
あ、シャトルの副翼開くの忘れてた。
THE合体グレート勇者
単純に身長そのものが純粋にデカいグレートファイバード。グレートダ・ガーンGX以降のグレート勇者が「1号ロボのどこに強化パーツがついてパワーアップしたか一目瞭然のように構成する」というコンセプトだったのに対し、グレートファイバードは「二体の単独変形ロボットが一体の超巨大ロボットを創り出す」という方法論で構成されているため、すっきりしている分だけ余計に全体的なデカさが強調される……のだが、時系列的にはこの中で最も早いグレートファイバードのスマートさがパワーアップとして分かりづらい、と評価されて後年に影響を与えたとも考えられる。
バンダイのスーパー戦隊シリーズもグレートイカロスの翌年が究極大獣神だったわけだし。
グレートファイバードは勇者シリーズでも珍しい(というか唯一の)「二体のコアロボ(※この場合巨大ロボット戦を担う戦力の最小単位という意味)同士が合体し、サポートメカは直接関与しない」構成となっている。
これは推測だが、前作のグレートエクスカイザーが仕様確定までに二転三転あった結果「中型コアロボのエクスカイザーを放り込む大型の箱の集合体」になってしまったことの反省から、キングローダーやドラゴンジェットを単体変形ロボとして作り込み、エクスカイザーに相当する共通コア部分をパイロットフィギュアまで縮小したのが、ファイバードとグランバードだったのではないだろうか(その後一パッケージとしてのプレイバリュー強化のために最小限の装着で印象を変えるブレスターが追加)。
それぞれ単独パッケージだと「大型ロボと小型サポートマシンの組み合わせと差別化するために、人格をパイロットフィギュアとして切り離し、ロボは大型コアロボと小型サポートマシンの組み合わせに変更した」と受け取れる仕様なのだが、グレートファイバードというゴールから逆算して捉え直すとまた違った見え方が出来て、そう言う点でも面白いと言えるだろう。
というわけでグランバードでした!
多少「ここはこうして欲しかった」と思える部分はあるものの、全体的に完成度が高く、大満足の一品でした。THE合体勇者シリーズグレート勇者も三体目となると、可動や固定もかなりこなれてきてるのが窺えますね。
今回は不具合報告も目立ったものはなく(観測範囲ではグレートの胸部エンブレムが固すぎて動かせないというのが一件ありますが、それしか見当たらない)、単品でも十分遊べますしグレートファイバードの出来も大満足です。
一方気になるのは「まだ台座ないよね?」ということ。過去二件に倣ってグレートファイバードと各種オプションを展示・収納しておける台座が出てきてもおかしくないんですけど、グレートファイバード自体が手堅くまとまっているおかげで他に付属させるオプションがあるのか、という疑問が……口元の割れたグレートメットとサンライズパース刀身、あとはディスプレイ用火鳥兄ちゃん各種とか……?
(1)はこちら




































































































