TL-70 トランスフォーマーレガシー タイダルウェーブ(アルマダユニバース)
今日のといず・くろすおーばーは!
降り立つ剛腕提督! 超巨大かつメガトロンとも合体!?
トランスフォーマーレガシーよりTL-70「タイダルウェーブ(アルマダユニバース)」をご紹介!
「庭イジリガ趣味デス」
〇キャラクター解説
「TRANSFORMERS ARMADA(超ロボット生命体トランスフォーマーマイクロン伝説)」に登場したディセプティコン(デストロン)兵士で、スラストが地球に呼び寄せた超巨大トランスフォーマー。日本版マイクロン伝説での名称は「剛腕提督ショックウェーブ」とされている(CVは同作のスタースクリームと兼役の山野井仁氏)。
「ゴー……ワン」「ショック! ウェーイブ……」といった独特の口調で総身に知恵が周りかね、を地で行く愚鈍そうな振る舞いを見せるが、それでも終盤の決戦では部下への指示を出したりしており、またメガトロンへの忠誠心も高い。
ビークルモードの巨大戦艦は標準的な体格のトランスフォーマーが操縦する単座戦闘機と同等のサイズを誇るが、大きさの概念が厳密ではない本作では話の都合で結構縮んでいることも多い。
続編「TRANSFORMERS ENERGON(トランスフォーマースーパーリンク)」でもカラーリングが変わって引き続き登場。オートボット(サイバトロン)ともそこそこうまくやっていたようだが、スコルポノック(メガザラック)からもたらされたメガトロン再生の情報を機に袂を分かち、復活したメガトロン(ガルバトロン)の部下として活躍。とある戦闘で崩落したタワーの下敷きとなって瀕死の重傷を負い、ミラージュ(総督ショックフリート)に転生。打って変わって饒舌でハイテンションで俊敏な挙動を見せるようになった。
〇玩具解説
2024年8月31日発売。同時発売物に「SS-128スタースクリーム」がある。
巨大な艦体をタイタンクラスで再現。「TRANSFORMERS ARMADA(マイクロン伝説)」におけるメガトロンとの合体ギミックも驚きの方法で再現している他、基地形態も追加されている。一方でアルマダ系レガシー全般に言えることだがマイクロンや連動ギミックは採用されていない。
ビークルモード
超巨大戦艦にトランスフォーム! コロ走行が可能。
リーダークラスのレガシー・アルマダメガトロンと比較しても圧倒的なのだが、ややスケール感が崩れる。
艦橋のスケールと見比べるとシージ版マイクロマスターでもまだちょっと大きいかな。それはともかく航空機系のマイクロンやマイクロマスターを乗せたくなる。
上でUAFとかウルトラ怪獣DXが戦えそうなくらいにデカい。
というわけで三体に分離!
フリートトップを挟んでいるフリートライダーの船首を開くためには、フリートライダーのフロントアーマーを跳ね上げてロックを外す必要がある。
フリートトップ
ショックウェーブ船首の空母部分。旧玩具ではパートナーマイクロン・ソニックの収納ギミックがあったが今回はソニックごとオミット。
これだけでも下手なボイジャークラスよりまだ大きい。
二隻目はコの字になっていた船首を閉じてからフロントカバーを下ろす。
フリートライダー
ショックウェーブの火力部分を担う駆逐艦。四基の二連装主砲の他にドーム状の三連装副砲も四基備えられている。
主砲の砲口は5mm径となっているのでシージ系列のエフェクトを装着可能。いずれの砲塔も5mmジョイント接続されているので旋回が可能となっている。
後尾部分は内部のジョイントを畳んでから左右張り合わせて。
フリートクラフト
揚陸艇。旧玩具だと上部のカバーを開くと腰と膝が曲がるタイプのマイクロンを座らせる折りたたみ式の椅子が出て来たが今回はオミット。
単独のボリュームでは三隻中最大となる。
トランスフォーム!
旧玩具だと合体戦艦状態から直接ロボットモードになれたが、今回は三隻に分離しないとロボットモードになれない仕様となっている。
フリートクラフトからは太腿を展開し、爪先カバーを立てて畳んで。
両脚に。
フリートトップの甲板と艦橋を畳んで左右に分割。
肩ジョイントを起こす。
甲板を一旦開いて裏側のパーツを反転させて指に。
これで両腕。
フリートライダー
上面のパーツを持ち上げて大腿部を展開。
船首を畳み、上面部分を反転させてから元の高さに戻す。
大腿部と腕部を接続して。
砲塔の角度を調整したら変形完了!
ロボットモード
ちょっと前後に薄いかなって部分はあるが、大迫力の巨体がそこに。
首は上を向かせることが可能。誰を見上げるつもりなんだ提督。
首回転は特に制約なし。
肩は水平以上に上げられ肘も90度より深く曲がる。
肘ロールあり。
親指の位置に違和感を覚えた時は……
二軸の可動で親指を腹側にずらすことが可能。
剛腕ナックル!
フリートトップの時も露出している砲口はやはりエフェクトパーツ対応。
フロントとリアのスカートはそれぞれ可動。
膝は90度曲がり大腿ロールもある。
変形ギミックの都合上開脚は180度以上行けるが、足首の内側スイングは45度程度。
胸部の主砲は旋回するが水平射撃は出来ない。
サイズ
コマンダークラスのアルマダオプティマスと比べてもほぼ倍!
あ、膝の変形間違えてた。
これはサンドウカトラスの5mmジョイントを提督に肩に差し込んで体を支えてたりする。
一方で肘や肩の保持力は高いのでリーダークラスのメガトロン様も腕に乗せられる。
圧倒的な巨体で迫れ!
さらにトランスフォーム
背中に内蔵されていたパーツを外す。
腕から甲板の一部を外す。
脚部の端のウイング周りや脛カバー内部のパーツも取り払って。
ミニフリート
組み上げるとフリートトップ・フリートライダー・フリートクラフトの小型版が出来上がる。
これはさすがに合体戦艦にしたりロボットモードにしたりは出来ないが、全部まとめるとボイジャークラスくらいのボリュームにはなったりする。
本体変形
寝そべり状態から万歳して肘を捻って曲げて。
脚部も大腿部の途中で90度折り曲げる。
持ち上げて反転させたフリートライダー上面パーツを折り曲げて、やはり反転させた提督の後頭部にジョイント。
主砲塔を各部に移設。
ミニフリートライダーが司令塔(?)に。
フリートトップが向かって右のタワーと左内側のカタパルトに。
ミニフリートクラフトが両サイドのレーダー(?)に合体して変形完了!
基地モード
アニメや旧玩具にはなかった形態。タイタンクラスながら巨大戦艦モードにワンピース変形できなくなってしまったことから、一部パーツこそ組み換えだが本体はそのまま変形できるモードとして新設計された。
四方にエリアが突き出しているので占有面積がひたすらでかい。
通常サイズのTFにはちょっと手狭なのでマイクロマスターやタイタンマスターを配置して遊ぼう!
そして……
メガトロンとミニフリートが合体!
ミニフリートクラフトは上下左右に分割し、上面パーツは下駄に。
残るパーツはアームを引き出して左右再接合。ジョイントを起こして。
バックパックに合体!
両肩と背中の三ヶ所で合体しているため、レガシーアルマダメガトロンの弱点だった下がりやすい肩が補強されている。
メガトロンはフルバーストモードにしておこう。
左肩にフリートトップ、右肩にフリートライダーを接続すれば……
合体破壊大帝バーニングメガトロン
メガトロン自身も知らなかった合体機能によりショックウェーブとリンクアップした姿。本作のメガトロンにはなかった飛行能力が追加されるためご満悦だった。
メガトロンがメガトロンS(スーパーモード)(海外名Galvatron)にパワーアップしても引き続き合体可能。海外名だと「タイダルウェーブ武装モード」みたいな名称らしい。
他のトランスフォーマーとグレート合体する破壊大帝はこれが初(ライガーメガトロンはちょっと微妙なので事実上唯一?)。
原典とことなり両腕のフリートは肩に接続され、下駄で身長自体が伸びているのがレガシー版の特徴。
とは言えコマンダークラスと肩を並べるほどではなかったりするが。
アクション性能はほぼ据え置き。両肩のフリートはジョイントを収納する軸がクリック可動式なのでマント感覚で翻すこともできる。
肘の5mmジョイントに移せばオリジン版リスペクトフォームに。さすがに重量があるから関節が負けがち。
右のライダーが攻撃、左のトップが防御を司る。多分。
さらにスターセイバーも持たせればメガトロン様絶好調モード!
試しに
専用の合体ジョイントではなく汎用5mmジョイントでの合体なので、C.O.M.B.A.T.システムを採用したシージ以降のジェネレーションズ系TFならある程度合体可能。
とは言えトップとライダーは肘ではなく肩に凹ジョイントがないと厳しいし、クラフトは背中の中央に5mmジョイントがありつつ周囲に障害物がないタイプでないと干渉するのだが。
(そのためアースライズスタスクだと主翼を下ろしておく必要がある)
というわけでタイダルウェーブでした!
2024年のタイタンクラスは剛腕提督。アークとかネメシスとか出してくるのでそろそろネタ切れじゃないかとか言われることもあるタイタンクラスですが、今回はユニクロントリロジーからはメガロコンボイ(メトロプレックス)以来の登板となりました。
……やろうと思えばジェネレーションセレクトでスーパーリンク版を出せる……?
巨大戦艦からの三艦分離、ロボットモードへの再合体、基地への変形に加え、一部分離パーツによってメガトロンとの合体ギミックまで備えているというプレイバリューてんこ盛りの内容なのが嬉しいですね。そうなるとマイクロマスターの展開も再開してほしいところですが。