夕方16:30、ばたらはいつも通りイヌの散歩に出掛ける。
カノンを一番に連れていき、べんべんと遊ばせて、用足しを済ませたら帰る。
その次は、秋田犬の「花ちゃん」の番だ。迷いイヌで、腹を減らしていたところをオレが助けたのだ。それから2年はたつ。
花ちゃんは7歳を越えているので、特技は『大盛ドッグフードを美味しそうに食べる』
それだけだ。
基本の「座れ・待て」などできない…
しかし、愛想よく振る舞うのは我が家のイヌならではである。
そんな我が家にも、問題児がいる。甲斐犬のクロベエ(オレはクロと呼ぶ)である。
コイツは元々、野犬だったのだが…近所のイヌのエサを、何度も失敬したとき、手ひどく殴られ『人間不信』に陥ったのを…うちの両親が何度となく餌付けして、心をやっと開いてくれたのだ。
月光条例では、シンデレラが桃太郎の手下、猿吉と戦う前に言ったセリフが…
『アタシは一度、サル回しをしてみたかったの~!』と言っていた。クロは散歩の前に、リードに繋がれるまではおとなしくしているが…つないだ途端に、
『ダッシュ!!!』
で逃げようとするので、最近はリードをやや短いモノに換え、逃げようモノなら…ガーンと引っ張って『クロが宙を舞う♪』だいたい3回ぐらいやると懲りるようだ♪
帰ってきて、鎖にクロをつないだら、ペロリと顔をなめてくれる。
明日も、散歩に行こう。
……イヌたち待っているからな。
