さっちゃんに4本目のシードルをおすそ分けしたとき、彼女と、とある同級生の女の子(今は立派な女性だろう)の話題で盛り上がった。
しかし、当時のオレはひ弱そのもので、いいオモチャにされていた。
そんな奴に好かれて、彼女も散々からかわれるなど『被害』を被り
…中学を出て違う学校に通うようになったため、同じ町内に住む以外の接点しかなくなってしまった。
オレは、東京の大学に通うようになる。彼女のことは『苦い思い出』でしかなかった。
ひ弱な体は、大学の教授が顧問の『ラグビー部』に入り、4年かけて鍛えあげた。
マラソン・ロープ上り・懸垂逆上がり(大学に入って出来るようになるとは思わなかった)また、4キロの鉄アレイを胸板にぶつけ、痛みを感じなくなるまで繰り返す…などというオリジナルの特訓もやった。
体育1だった中坊は、『鋼の体と根性』を手に入れ大学を出て行ったのだ。
商業高校で、生徒会長の『ガタイのいい奴』がオレに向かって言った。
「先生、昔イジメられとっただらぁ~匂いで解るで。」
ニヤリとして、オレは言葉を返した。
『やるんなら、死ぬ気でこいや…タダじゃあ済まさんぜ』
勉強ばっかりじゃあ、今のオレはない。
そして、彼女が今のオレを見たら、なんと思うだろうか…。
ま、会いたいと言っていた、さっちゃんの代わりに葉書を出してみよう。とりあえず♪
きっと、何かが動くハズだ。