教師分類考察……オレの場合は? | 元教師・ayanamigagaの航海日誌ヽ(`Д´)ノ

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学校批判・文科省批判・その他徒然に。

教師には、3つのタイプが存在する。


1つめは、「上からの指示のみでしか動けない

生徒に対してもただ教えるだけの、いわばロボット


2つめは「手段を選ばず、いいと思ったり、ためになると

信じたらどんなことでもやる」熱くなるヤツ


3つめは「いいところ・悪いところの間を上手く見つけ

子供たちを導く」理想的な『教師』



3つめに当たる人は、つくづく稀だが、確かにいた。

今でも、頭が上がらない。

(オレに向かってきたヤツをねじふせたとき、そいつを

つれていったY先生と、学年主任の先生だ)


Y先生は生徒に好かれていたし、カリスマ性も

高かった。そして『信頼』されていた

学年主任の先生も同じである。上にも下にも厚く

「理想の父上」だろう。

(現に、オフの日に親父みたいだとオレは言ったことがある)


オレは……間違いなく『2つめのタイプだ』



こんな話しがある。


オレが、またドロップアウトした時期のこと。

某自動車会社の期間工を始めるころの、

ある夕方のことだ。不意にインターホンがなる。


「闘魚(ばたら)さん、おる?カズヤだけど…ナツミも一緒。」

「なんだよお前ら?とにかく入って来いカギ開けるから。」


こいつらは、当時中学3年生。

1年のときに国語を教えた連中だ。

カズヤには、手を焼かされたが…それは今でも変わらないようだ

状況がそれを物語っている。


ナツミがいるのは、不思議だったがまあいい。話を聞こう。

そう思ったが、

オレはいきなり「大阪?!」とぶっとんだ。

そして大いに迷った。


なんでも、二人で駆け落ちしてきて向こうに

婆ちゃんがいるから、大阪まで行くという。

ところが、二人とも無一文だという。

だから、必ず返すから金を貸してくれ、と

言われたのだ。


オレの手持ちは、\5000札が一枚のみ。親が

捨て扶持に封書でよこしたカネだ。大阪にはとても足りない。




カネは別に惜しくはない。しかし、このままではマズイ

大阪などに行って『行方不明』などになっては困る。


かといって、晩秋の夕方に『オレのことを信じて』

ここまでたどり着いたからには、追い返すようでは

二人が報われない。助けてやりたい!


オレは一つの結論をはじき出した。


カズヤ達に、カネを全部だと言って\5000札を渡すと

「ここからじゃ、00市しか出れん。中学生料金で電車なら、

4000円近くは残る。それで美味いもんでも食って来い、後は

それからゆっくり考えろ」そう言ったのだ。


カズヤとナツミは、オレに何度も礼を言うと

00市に向かって、オレの部屋をあとにした。

その後オレは…


速攻で、同じ街で教師をしている弟に電話をかけると

「連中が00市に向かっている、奴らの中学校徒指導部に

に電話を入れてくれ!」とそう頼んだのだ。


オレは町立中学でも、うつで問題児扱いされ…放り出されたクチだ。

(しかも労災隠しもやられている・教頭のバカ黒に)

電話など絶対したくはない。とはいえ『緊急事態』ではある。

知らせないわけにはいかない。


願わくば、「00市で捕捉されてくれ!」そう思ったのだ。


しかし、連中…最終的にはもどってきたものの

「大阪」までいったらしい……力が抜けた。


ついでに言うと、弟のところに「バカ黒」が何度も

オレと話しをさせろと電話をかけまくったそうだ…知るか、バカタレ。



\5000は、その日の夜のうちにカズヤの親から返してもらったが

複雑な気分だった。




この話しには、後日談がある。

オレが、実業高校勤務になった夏休みに

弟から、電話があった。


夏祭りのパトロール(ボランティアだ)にいった晩、ヤンキー風の

男に「ばたらさんって、おる?」と声をかけられたらしい。

(弟も元ヤンだが…苦笑)


驚いて話を聞くと、

「アンタの兄貴には、世話になったよ。ありがとうって伝えてくれ。」

カズヤだった。



オレは、正しいことをしたとは微塵もおもってはいないが…

悪いとも思っていない。そして


ありがとう」というこの言葉が、うれしくてかなわないのだ。




教頭には疎まれたが、生徒には礼を言われた。

……こんな奴だ、オレは。