もうすぐ、冬休みがやってくる。
行事だらけの2学期は、なんやかんやで
あっという間なのだが…困ったことが
一つある。それは
『夏休みボケ』……である。
厳しい部活に在籍していても、生徒は
授業がないから勉強しないし、教師も
「実践の勘」ってものが鈍ってくる。
よほどの優等生でない限り、夏休み明けの
成績は「確実に落ちる」。
国語では、漢字テストを毎回行うのだが
(20点満点・15点合格)1学期、満点だったヤツが
片手程度の点数しか取ってない。
勉強してないのが「ミエミエ」だ……。
他の国語の先生の、漢字テストを見せてもらう。
……目も当てられない。2点・3点ばかりなり。
しかし漢字は、大学入試・就職試験で
知ってさえいれば点数になるのだ。
また、連中にも事情があった。
実業系の学校だから、やることがいっぱいいっぱいなのだ。
なんとかして漢字を勉強させたい。
ある日の漢字テストのとき、オレは生徒に
試しに聞いてみた。
「漢字の勉強してないヤツ、怒らねぇから…手、挙げてみろ」
げ。……全員だ。
ならば、この方法しかない!
まず、出来合いのテストの中で『重要なもの』に
印を、オレは付けさせた。
(常用する漢字は、重要度が高い)
合計が14点になるように
(やり直しは3回書いて提出だったので、負担は減る)
そして、「よく見ろよ!!」と言いつつ
重要漢字を、黒板に書いたり・ヒントを言ったりした。
(モチ、他の先生はやってない)
つまり、教師もグルで『カンニング』をやったわけだが
これは、非常に効果的だった。
なにせ、印打ってあるものは、大半が定期テストに出る。
当人次第だが、漢字の勉強も積極的にできるわけだ。
(事実、オレの担当クラスは漢字の正解率が高かった)
負担ばかりを課しちゃいけない。
楽しく勉強しなくちゃね♪ 苦笑