「人の話は、ふたつしたら、一つ聞く」
これが一応、人としてのルールだと思う。では、嫌な話を3つ続けたら
「いい話を一つする」のが、俺ルールにしとく。
とある学校(高校の商業科)だが、自分が担当した2年生男子数名のクラス(あとは全員女子)
全く勉強の「べ」の字も存在せず、一人でしゃべるばっかりだった。
2・3年生の定番のおしゃべり、居眠りに加え「机の上の菓子・電話・」には愕然とした。
・・・・・・でも、耐えた。やるなら、ドカーンとキメなきゃなんない。
夏休みが過ぎ、中間テストになった。
しかし、相変わらず漢字テスト(もち、評定に入る)は勉強しない。
授業はしゃべって聞いてない。
ワークから問題だすって言っても、何もノートに書いてない。で、試験終了。
学校にもよりけりだが、平均の半分が合格点になっていたような気がする。
明らかにこれは甘い!60点が平均の試験問題などそうそうないからだ。
テストを一人ずつ返す。一番良くても52点。
答えをプリントして、黒板に解説を……と思いきや、男子どもはいつものごとく
へらへらしゃべり、携帯いじり、赤点とったのが後ろ向いて笑ってる。・・・やるか。一か八かの賭けを。
「おまえらよぉ、イイこと教えてやるよ。高校ってなぁ6年間在籍できるんだ。
テストの大事さもわからん、へらへらしゃべっとる奴らは、好きなだけここにいろ。
オレの知ったこっちゃねぇや、To bad!(バイオハザード2のエイダの台詞)意味わかるか?
お気の毒。」
男子連中が即座に反応した。「何様のつもりだ、てめえ!」
(この時点で生徒が、教師など、何とも思うとらんのがわかる)倍返しにして一喝してやった。
「何様もクソもあるか、コラァー!おどれ、100点満点のテストで何点とって
えらそうな口叩いとんじゃぁ、言ってみろー!!!」
「・・・30点」
「それがお前の全力かぁー!いつもいつも、前だけ見て一切私語をするな、授業だけ聞いてろなんてオレは言わねぇよ!最低限、聞くことは聞き・だいじなところはノート取る…そんだけだろうが!」
初めての怒りモードで、女子はみんな呆然としている。オレは続けた。
「男子、漢字テスト3回やったけど、やり直して持ってきた奴いるか?どうだ!!」
手は挙がらない。
「……これも点数のうちだから減点されるぞ!……考え方改めて、何とかしてほしいなら、
職員室に来い!!」
昼休み、すぐに2年の男子がオレのところに集まった。オレは漢字の20問テストを一枚ずつ
連中に配ると「ワークに答えが書いてあるから、全部埋めて○つけて来い。そうしたら合格にする。」
そういって帰した。もちろん連中が「全員、翌日提出」したのは言うまでも無い。
その後
授業の流れも、前より明らかに変わり「行くのが楽しみになった」。
そして、期末では70点以上の生徒が二人も出た。
さらにうれしいことに冬休みの課題を、「冬休み前に提出した男子生徒が3人もいた」
これから社会に出て行く上で大変なこともあるだろうが
どうか幸せになってもらいたい。
後日、この学校を出て行ったあと、女子の一人に偶然出会い言われた。
「ばたらって、おこるとこわいもんねぇ。」苦笑いしながら言葉を返す。
「怒らせなきゃ、いいのさ。」(笑)