何人かの読者の方から、行動経済学の本、読んでみました〜〜! とか、読んでみたいです〜とのメッセージやコメントをいただき、嬉しいです。
本によっては、ちっともページがすすまないものもありますが、一番オススメなのは、
「予想通り不合理」という本。
ベストセラーになった本ですので、ご存知の方も多いでしょう。
さて。今日は、プロスペクト理論について。
プロスペクト理論、大きく分けて、
投資、断捨離、人間関係 マーケティング の場面で知ってると役に立つ心理です。
「プロスペクト理論」で検索すると、だいたいこんな質問を見かけるんじゃないかな?
投資セミナーや投資の本でもよく見かける質問です。
みなさんも、ちょっと考えてみてください。
質問1
A 100%の確率で 50万円もらえる
B 50%の確率で 100万円もらえるけど、
50%の確率で なにももらえない
さて。あなたなら、AとB どっちを選びますか?
質問2
50万円の借金があるとします。
A 100%の確率で借金は25万円に減ります
B 50%の確率で借金はゼロになりますが、
50%の確率で借金は50万円のままです。
さて。あなたなら、AとB どっちを選びますか?
この質問には、ほとんどの方が、
同じ答えを出したと思います。
詳しい解説は、割愛しますが、
知りたい方は、投資系の本か行動経済学の本などに書いてあるかも。
または、「プロスペクト理論」で検索してみてね
「プロスペクト理論」とは、
損失の苦痛は利益を得たときの喜びの2倍強く感じられる
(↑2倍だったかどうか数字はあやふやです)
つまり人間は
利益よりも損失に重きをおく性質を持っているのです。
で、やっと断捨離の話ですが。
いつだったか、実家の物置に、あきらかにいらないものがあり、
「これ、捨てたら?」というと、
「うん、そうだね。捨てる捨てる。
だけど、捨てるのはいつでも出来るから、今はまだとって置こうかな」 と。
すてるのはいつでもできる?
あー、もう捨てる気ねーな、と思って。
モノを買う時って、あれこれ迷ったり、色々なものから選んだり、わざわざお店まで出向いたり、もちろん、お金を払う。
だけど、捨てるときは、ただ、捨てるだけ。
(粗大ゴミ以外はね)
なので、モノを買うより、捨てる方が簡単、と思われがちだけど、
プロスペクト理論によれば、
利益=何かを買うときのウキウキワクワク感
よりも
損失=それを捨てるときの心の痛み
の方に重きを置く性質があるので、
心理的には、買うより捨てる方が難しいです。
さらに、現状維持バイアスや、保有効果も加わることで、
「捨てたくない」気持ちは2倍3倍に。
人によっては、2乗3乗になることも。
じゃー、どうすればいいのか、というと、
私は、行動経済学の専門家でも、断捨離の専門家でもないので、
知らんがな。
まー、だけど、私個人的には、こういう心理が働くんだ、って知ってるだけで、買うときには、捨てる時のこと考えて買うようになったし、
捨てるときも、知ってると知らないとでは、心の痛み方が違うかな。
「感情が揺れる」のは一番のエネルギーの無駄遣いだと思ってるので、
モノを捨てる時に余計な罪悪感を感じない。
この心理を「知ってる」だけでいいと思うよ。
そして、一般的に投資やマーケティングでよく言われるプロスペクト理論ですが、
これって、断捨離にも使えるし、人間関係にも使える心理じゃね?と。
てことで、次回は人間関係におけるプロスペクト理論についてお話しますね。
続きは次回の講釈にて。。。。。(笑)
本人的には「自己最高得点」だったらしい。
これでダメならスッパリ諦められる!と本人もスッキリしてました。
試験は今日もあるんだよ〜。
受験生、頑張れ〜〜。
1000日チャレンジ
78000円
![]() 予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ文庫) [ ダン・アリエリー ] |