【問題01】「即決で動く彼」と「状況を見極めたい彼女」|素質論で読む会話のズレ
こんにちは。釈迦院です。人と人との「受け取り方の違い」や「会話のズレ」を、素質論から読み解いています。ここでは、7〜8年間、毎月続けてきた「しゃかサロン」で扱ってきた、人間関係のケーススタディを少しずつ紹介していきます。▼ はじめての方はこちら『7年間、毎月続いた『しゃかサロン』で、私たちは何を考えてきたのか』こんにちは。釈迦院です。人と人との「受け取り方の違い」や「会話のズレ」を、素質論から読み解いています。ここでは、7〜8年間、毎月続けてきた「しゃかサロン」…ameblo.jpそれでは、今日のケースです。■ 【今回のケース】友人の誕生日会の幹事を、二人で引き受けた場面です。彼女:108彼:919彼女:「参加できるかどうか、まだ返事来てない人もいるから、もう少し待ってからお店決めようか」彼:「あ、俺、さっき良さそうな店見つけて、もう仮予約しておいたよ。空き埋まりそうだったから」彼女:「そうなんだ、行動早いね」彼:「うん、こういうのは早いもの勝ちだから」 【問い】それぞれが大切にしていることの違いを明らかにし、コミュニケーションのズレについて説明をしましょう。またこのことを踏まえて、二人が今後どのようなやり取りをすると、良好な関係をつくることができるのか説明しましょう。 【ヒント】919は、意思決定のスピード感を大切にする傾向があり、良い機会を逃さないよう即断即決で行動することに自分らしさを感じることがあるようです。108は、状況をしっかり確認してから進めることを大切にする傾向があり、関係者の状況が出揃ってから物事を進めることに安心感を覚えることがあるようです。✦ ✦ ✦■ 【解説と解答】① それぞれが大切にしていることの違い919の彼は、意思決定のスピード感を大切にする傾向があり、良い機会を逃さないよう即断即決で行動することに自分らしさを感じることがあるようです。「早いもの勝ち」という発言は、919にとっては効率的で頼もしい行動そのものです。108の彼女は、状況をしっかり確認してから進めることを大切にする傾向があり、関係者の状況が出揃ってから物事を進めることに安心感を覚えることがあるようです。全員の返事を待ってから決めたいという彼女の考えは、慎重さや誠実さの表れです。② コミュニケーションのズレ彼は良い店を見つけてすぐに動いたことで、幹事としての役目を果たしたつもりでいます。しかし彼女にとっては、まだ全員の意向が分からない段階で先に進められたことで、「もう少し確認してから決めたかった」という戸惑いが生まれるかもしれません。彼にはその意図が全くないにもかかわらず、彼女の「そうなんだ、行動早いね」という言葉には、驚きだけでなく、かすかな戸惑いが滲んでいる可能性があります。③ 良好な関係をつくるためのやり取りたとえば、919の彼が動く前に「良さそうな店を見つけたら、決める前に一度共有するね」と一言添えるだけで、108の彼女は安心して状況を確認する時間を持てます。一方で108の彼女も、「返事を待つ間に、候補だけ先に探しておいてもらえる?」と919の行動力を役割として活かす形で頼めば、彼のスピード感を否定せずに活用できます。互いのペースを否定せず、それぞれの得意な部分を役割分担として組み合わせることが、良好な関係につながると考えられます。【今回のポイント】「どちらのやり方が正しいか」ではなく、「二人の違いをどう組み合わせるか」。 そこまで考えてみると、人間関係の見え方は少し変わってくるのかもしれません。