顔面にできる白いブツブツ
正体は、稗粒腫(ヒリュウシュ・ハイリュウシュ)と言います。
小鳥のエサに入ってるぷつぷつした、稗(ひえ)に似ているからです。
英語でミリウム(milium)
私の右目の下の2年物ミリウム
取りやすいサイズになるまで、2年くらい育てておきました。
ミリウムはどうしてできるのか?と良く質問されます。
加齢や皮膚のターンオーバーの遅延とも関係あるかもしれませんが、理由は良く分かっていません。何となくできます。できる人は、たくさんできます。
ミリウムに似たもので、粉瘤(アテローマ)がありますが、粉瘤は巨大化したり、感染して炎症性粉瘤になって、大ごとになるのに対して、ミリウムは1~2ミリ止まりで、放置しても見た目以外に問題はありません。
治療は、CO2レーザーで穴をあけ、内容物を取り出します。周囲に被膜を形成しているのですが、レーザーだと被膜もすんなり取れます。
被膜を綺麗にとると再発する可能性も低くなります。
育てたミリウムを収穫してみます!
危険ですので、良い子は決してマネしないように!
まず、私愛用のCO2レーザー・COREで、ミリウム表面に穴をあけます。照射径0.5㎜でスーパーパルスだと正確にできます。
ミリウム本体をマイクロ攝子(ピンセット)で引き出します。
自分だと、この作業が予想外に難しかった。
取り出したミリウム
コロリとしたしこりです。
ミリウムは、眼瞼周囲、鼻、頬、額などに良くできます。
見た目よりも深く、大きいこともありますが、レーザーだと取った跡の空洞が熱収縮して閉鎖するので、傷の治りも早く、絆創膏も必要ありません。
ミリウム以外にも、歳を取ると、皮膚表面にイレギュラーな小腫瘍がたくさん出来てきます。脂漏性角化症(老人いぼ)、脂腺増殖症、汗管腫、いぼ状のホクロ、線維腫、血管腫などなど、
怪しいところをちょい焼き
日頃から、小さなイボはちょい焼きしておくと、大きくなるのを予防でき、とっても良いのです。
いぼ状の良性腫瘍は健康的に問題はありませんが、美容的には最悪です。ほとんどの小腫瘍は、切らずにレーザーで取れます。縮小しておくだけでも巨大化の予防になります。
最近はピコレーザーでホクロもノーダウンタイムで縮小できるようになりました。(私の治療では、ピコフェイシャル、しみお任せ治療で行っています。)
まあ、できることなら取れるイボ・ホクロは、取りましょう!
稀に悪性腫瘍が隠れていることもありますから、要注意です。
私の顧客の皆様は、私が定期的チェックしていますからご安心ください。
この内容は、
2017年のものですが、
最近、稗粒腫(ヒリュウシュ)のご相談が多いため
再掲載しました。
2㎜以下の稗粒腫のレーザー除去は、
1個5000円 同日追加1個2000円です。
ちなみに、自費診療ですべて税別です。
ほとんど痛くないので無麻酔ですが、
麻酔を希望する場合は別途費用
(2020年7月現在)
ちなみに
当院メニューの
「ピコフェイシャル」 または 「しみプレミアム」
で3回以上継続治療の患者様は、1回2個まで無料です。
と言うか、
信頼関係のある患者様のみですが、
本人も気付いていない白ブツを
私が勝手に取っていることもあります。w