体熱抑え食事促す細胞群=延髄で発見、肥満治療期待―名大
時事通信社 2017年1月6日 02時08分 (2017年1月6日 23時57分 更新)
空腹の際に脳から信号を受け、体熱の発生を抑えるとともに食事を促す神経細胞群が延髄にあることが分かった。名古屋大と群馬大、米オレゴン健康科学大の研究成果で、5日付の米科学誌セル・メタボリズム電子版に発表された。
異常な飢餓反応が引き起こす肥満症や拒食などによる低体温症の仕組みを解明し、治療法を開発するのに役立つという。
空腹になると、脳の視床下部から飢餓感を伝える物質が放出され、体熱によるエネルギー消費を減らすために交感神経の働きを抑えるとともに、口で物をかんで食べるように運動神経を働かせる。
名大の中村和弘教授らはこの交感神経や運動神経への中継役を果たす細胞群が延髄の「網様体」と呼ばれる領域にあることを、ラットやマウスの実験で解明した。
(時事通信社 記事)
数日前の記事です。
いよいよ今年も寒くなってきましたが、いつもより手足が冷たく感じるのは、寒さのせいだけではないようです。
今まで、ダイエットでカロリー制限すると手足が冷たくなるのは、単純なエネルギー不足かと思っていましたが、飢餓状態では、消費カロリーを節約するため、効率よく発熱が抑制されているからなんですね。
極端な食事制限だけでは、代謝が落ちて痩せにくくなるのは、経験的にもわかっていますが、なんとも人体は、うまくできてると言うか、太りやすく痩せにくい作りになっているのです。
ここで迷言!「太るは一瞬、痩せるは一生」
ストイックに食事制限しても、なかなか体重が落ちないのに、案外食べた翌日に体重が減っていることもあります。うまく代謝が回ったせいかもしれません。
ところで、体温が上がる食材と言えば、すぐ頭に浮かぶのは、トウガラシと生姜です。
カプサイシンダイエットや生姜ダイエットもすでに既出のダイエット法ですが、行き詰った時には、試してみるのも良いかもしれません。
正月太りが未だに解消できていない私です。