ウルセラ4D(ウルセラ&ハイフシャワー)について
まず、用語が混乱するので整理しておきます。
ウルセラは、元祖、本家本元の高密度焦点式超音波(HIFU)によるたるみ治療器です。
1.5㎜、3.0㎜、4.5㎜の3層に熱による小さな焦点の凝固を作り、皮膚を引き締め、創傷治癒作用によるコラーゲンの新生を促します。特に深さ4.5㎜の照射が顔面のたるみに重要な意味を持つSMASをターゲットにした世界初の非侵襲性治療器(切らない治療器)でもあります。
ウルセラ・システム
この数年、世界的ウルセラの成功に追従し、HIFUによる同様の機器が開発され、特に韓国(ほとんど韓国)製のウルセラ類似商品が出回りました。その一つが、ウルトラフォーマー3です。
ウルトラフォーマー3は、ウルセラと比べて熱焦点が小さく、照射スピードが速いのが特徴です。より細かな焦点を連続照射することで、トータルの熱量を上げて行く蓄熱方式のHIFU、ハイフシャワーが優れもの治療です。
ハイフシャワーは、ウルセラでは難しい上眼瞼や首などもスムーズに治療できます。特に、上下眼瞼に集中して照射するハイフ・アイシャワーが2016年当院でも大人気でした。アイシャワーで使用する深さ2.0㎜は、ウルセラにはない照射深度のため、ウルセラにハイフシャワー2.0を照射部位全体に重ね打ちする治療をウルセラ4Dと、クロスクリニックのローカルルールで呼んでいます。
ウルトラフォーマー3
ウルセラ4Dは、
ウルセラの1.5mm,3.0mm,4.5㎜の3層にウルトラフォーマー3(ハイフシャワー)2.0㎜を重ね打ちします。
ウルセラ4Dは、ウルセラとハイフシャワーのイイとこどりの治療です。
全体的にはしっかりとウルセラで熱を入れて、ハイフシャワーでさらに細かく間を埋めて行くことができます。
ウルサーマとウルセラ4Dは、当院で只今人気を二分するたるみ治療ですが、さらに全部のせのトッピングすると、ウルセラ+ハイフシャワー+サーマクールで、現時点で究極の4Dウルサーマになります。
4Dウルサーマ
ダイエットしたせいで、皮膚のたるみの進行が気になる54歳、年末に行ったウルセラ4D自己打ちです。
まず、ウルセラ
4.5㎜は照射を避ける部位があるので、しっかりデザインします。
ウルセラはまあまあ痛いので、痛みを緩和する冷却風が必須です。
冷却風は自分では手が足りないので、看護師さんに当ててもらいます。
額のたるみは目に見えませんが、眉毛下垂→眼瞼下垂→額の横じわの悪化と悪循環になりますから、ウルセラは欠かせません。額がしっかりすると、ボトックス治療とも相乗効果が出ます。
この画を見ると、「脳天唐竹割り」って自然に思い浮かびますが、ジャイアント馬場の必殺脳天チョップですよね。(若い人は知らんだろうな)
ここからハイフシャワー
上まぶたは、ハイフシャワー2.0㎜
ハイフは超音波エネルギーですから、眼球に危険はありません。
下まぶたはギリギリまで照射できます。
ダイエットで弛んだ皮膚には、まだまだ足りない気がしますが、
時間の関係で、今回は日を空けてヘイロー+マドンナリフトを行うことにしました。