純ジャパ母の独断と経験をもとにした、インターナショナルスクールの学校選びについて第7回目。(前回の記事はこちら)
転校がきまればいよいよ受験です。
まずはアメリカンスクール。
8月から新学年で入学希望ということで1月にキャンパスツアーに申込み、アドミニの方に校舎を案内してもらいます。
2人が通う予定のキャンパスは新しく、その外観はまるで要塞!
しかし、中に入ると吹き抜けの空間が広がっており、イメージは開放的な西海岸のIT企業。
※学校HPからお借りました
体育館もcanteenもつながった建物の中にすべて収まっています。
離れのようにいくつもの校舎がある他の学校と比べると、室内完結で、外気に触れずに済むという、なんだか宇宙基地を連想します。
自然が大好きな子どもたちは、人工的すぎる…という感想でしたが
そして、いかつい 威厳あるアドミニのディレクターからこう言い渡されます。
「弊校は大変入学倍率の高い学校である。出願システムは今月末からオープンになり、2月に出願、3月に入試、4月に合格発表。この流れに乗り遅れないよう早めの出願を勧める」
「入試ではとにかく英語力を重視する。試験は、新学年G6(中等部)になる純ジャパ息子君は筆記と面接、G4(初等部)の純ジャパ娘さんは面接。非常にCompetitiveな試験になるが、特別な準備はせず、いつもの英語力で臨んでほしい。」
ううぅ、中国におけるアメスク人気の高さが窺えます
そして、この流れに乗って周到な準備をしてくる現地組(他校インター生や海外籍中国人)という競争相手の存在が垣間見れます
早速、2月頭に純ジャパ母も出願システムに登録
冒頭で、アメリカ国籍か、P&G社員か、といった質問がありました。こうした属性のご家族が優遇されるのでしょう。
それから
パスポート
予防接種記録
3年間の学校成績書
MAPテスト…
など20種類近くの書類をアップロードしていきます。
そして現在の学校の担任教師、英語教師のリファレンスが必要となるため、在学校に断りを入れて、先生のアドレスを提出。
最後、一人300米ドルの受験料を支払い申請完了。
しばし、アメスクからの連絡を待ちます…。しばらく音沙汰なしで途中で問い合わせるも
「例年通り、想定を上回る応募があり、
厳正なる書類審査中。候補者には3月中に連絡する」
とのつれない回答…
そして予定通り、3月半ば、まずは娘の書類審査通過の連絡がきます。それも電話で急に
「明後日の朝8時から空いていますか?オンライン面接をしたいのですが」
なんて急なんだ…(しかし電話取れてよかった…)と思いながら、純ジャパ娘の学校を午前休にして、オンライン面接に臨みます。
親は別室にいてほしいということで、娘はダイニングで、純ジャパ母はキッチンから聞き耳を立てます。
2人の先生と娘で面談は30分。
(以下、ざっくり面接内容)
【アイスブレイク】
どこに住んでいるの?学校はどこ?
今、あなたの周りには何があるの?
【画面越しのイラストを見ながらの質疑】
1枚目
この絵を見て何がある?
この登場人物は何をしている?
2枚目
登場人物は何をしている?
この後、彼らは何をしようとしていると思う?
今の2枚のイラストを使って
ストーリーを組み立てて話してみて。
【画面越しの文章を読んで(黙読)からの質疑】
1.哺乳類、鳥、爬虫類の違いについて
2.聞き洩らし…
各4択3問ずつ
【画面越しに映し出された文章を読む(音読)】
アメリカの都市について
以上、別室で息をのむ30分でした。
英検2級レベル相当、いやそれ以上でしょうか。娘は途中でしどろもどろになりながらも、半年前、
とは比べ物にならない、堂々たる成長っぷりに驚きました
(後編に続く…)