空想模倣調理「銀座泰明庵のせりカレーそば」
せりは根っこが美味いんです,ごぞんじ.
ところが世間一般ではアレなのです.
根っこは切り取られて売られているのが普通です.
スーパーで入手できる根っこ付きはこの程度.
まあ,ええんでないかい,よろしいといたしましょうかい.
卓上に据えた小鍋には薄口の出汁を張ります.
ほかの具材は焼豆腐と鶏ササミ,簡素をもって佳しとする.
あとは根っこ付きのせりをアレです.
ささっと煮ては引きあげて食べるのです.
せりの根には軽いエグ味がありますが,それがいい.
土の滋養をそのまま食べるような気分になる,それがいい.
残った出汁でせりカレーそばをこしらへたのです.
実際にお店で食ったことはねえんですがアレです,ぬほほい.
これは「銀座泰明庵」の季節名物だそうです.
まったくの空想味覚で作った猿真似料理ですが,おほほい.
せりの香りがカレーに寄り添って実に美味ちい〜.
今度ホンモノを食べてみたいな,でも,冬限定なんだよね.
泰明小学校前の泰明庵.
場所柄,銀座のマダ〜ムも訪れます.
東京のいにしえが香る古風なお蕎麦屋さんです.