幸瑞 @ 市ケ尾(東急田園都市線) | CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

幸瑞 @ 市ケ尾(東急田園都市線)

うっほほい,これですねん.



五種の神具()が揃っちょりますな,結構結構.

五種具が無欠で完備するのは近年ではレアに属すると思う,であるので.

四種以上を保持するものは憧憬の懐古式ラーメン()と一括してます.



《 幸瑞 》



お店の名前「ゆきみつ」と読みます.

カウンター数席と小上がりの小さなお店です.

ええなあ,日本中どこに行ってもこういう街中華があるんだよな.





むっふふ,この小上がり座敷,誠に風流なんですがね.

背にもたれるものがありませんのでね,アレですよ.

ちょいと窮屈なポジショニングが要求されるわけです.

気を付けませんとバク転落下もあり得るわけです,うははは.



メンマは色濃く味濃く煮染められた式,好きです.

ラー油をひとたらし,風味が立ち昇る.

寒いので最初から清酒を,熱燗で,うっひひひ.



街中華のご多分にもれず,滋養なセットメニュウが完備です.

「目玉焼き付きは50円プラス」と書いてある.

焼肉ライスや麻婆丼に目玉焼き,いいねえ,頼もしい事この上ない.



春巻きは狐色濃くシッカリと揚げられた式です,美味い.

カラシもラー油も酢もたっぷりでいただくのが好みです.

揚げたてアッチッチに,熱燗追加で更にアッチッチなのが冬の風情.



ザサイソバにもトーフ掛飯にも魅かれるよな,むふふ.

でも断じて今日はラーメンを,そう決めているのである.

そういう面倒くさい頑固が俺にはある,うわはは.



うむ,やったね,これだよね.

五種の鎮座は久しぶりと言わざるを得ないのだ.

丼上やや無造作な感もありますが,野趣として吟味する.

海苔が黒々と湿ってくるのがいいんだよなあ.





叉焼は間違っても高級品は不可です.

脂身の残る薄っぺらな一枚が最善のチョイスです.

それが鶏ガラ出汁の澄んだスープの中で適度に反り返る.



ブラックペッパーよりも安直なテーブルこしょうが望ましい.

丼から立ち昇る湯気にあおられ,くしゃみの一回,二回,うふふ.

いよいよラーメンを食べるという気概が盛り上がってくる.



満を持して麺をすする,スープを味わう.

ちなみにナルトは中盤,叉焼と海苔は終盤頃に賞味しましょう.

メンマと青菜は名脇役として適宜登用する.

そんなことばかり論じているから私は駄目なのである,ぶははは.



関係ありませんがこの写真,お,NMB48のメンバーじゃねいの.

親爺さん,満面の笑みでうれしそうです.

以前にここで撮影でもあったのかな.