「あずみ 幕末篇」を読んでいて、
一冊読み終わるごとに巻末に、
小山ゆうの他の作品の
広告が載っているのだが、
「おーい!竜馬」という、
坂本龍馬の生涯を書いた
マンガのキャッチコピーとして、
坂本龍馬の句、

 

世の人は
われをなにとも
ゆはばいへ
わがなすことは
われのみぞしる

 

が載っている。

 

僕は一冊読み終えるごとに、
この言葉を読んで、
「なるほどねえ」、
「そうだよねえ」と、
感嘆し、励まされながら、
ここ一日くらいを過ごしている。

 

このような覚悟で生きられれば、
もうちょっと人生にも張りができるのだろうが。

どうしても冬川智子のマンガが読みたくて、
アマゾンで出品されている、
他の本も注文して買いました。


全部で12冊になりました。
そのうちの2冊(「水曜日」と「イケてない10代」)は、

装丁を変えて再出版されたもので、
内容はほぼ一緒でした。


でも、とてもいい感性を持った作家さんです。

TSUTAYAで小山ゆうの「あずみ 幕末篇」
全18巻を借りてきて読んでいる。

 

これは「あずみ 第一部」に続いて、
ビックコミックスペリオールに連載されていたものだが、
第一部の舞台は江戸時代の初期で、
この第一部が1994年から2008年まで、
14年間、単行本で48巻まで連載され、
その後時代を幕末に移して第二部が始まった。

 

大雑把にあらすじを書くと、
あずみという特殊な訓練を受けた美少女剣士が、
次々に現れる敵を滅多やたらに切りまくるという、
ただそれだけのマンガである。

 

僕は前から小山ゆうが好きだったし、
あずみのキャラクターにも
好感を持っていたので、
第一部にはずっとおつき合いしていた。

 

でも第一部が引っ張るだけ引っ張って、
中途半端な不完全燃焼のままで、
終わった途端に時代を幕末に変えて第二部、
というのにはさすがについて行けなくて、
第二部はずっと読まずにいた。

 

この第二部には同じ小山ゆうの
「おーい竜馬」にも出て来た、
坂本竜馬や勝海舟や西郷隆盛、
高杉晋作や岡田以蔵などのキャラが出て来て、
あずみと関っていく。

 

ちょっと売れ線過ぎて気恥ずかしいが、
やっぱり僕は小山ゆうの書くマンガは好きだ。

今日は(今日も?)いいマンガを読みました。


いいマンガを読むと、
昨日よりちょっとだけ、
いい人間になれたような気がします。

 

外国にもいいマンガはあるかもしれませんが、
どこの国にどういういいマンガがあるか、
よく知りません。

 

今日の「クレイジージャーニー」で、
北斎漫画について特集していましたが、
案外北斎あたりが源流で、
日本独特の文化なのかもしれません。

 

ということは日本は他の国より、
いい国である可能性があると思います。


比率的にいい人の割合が高いかもしれないので。

最近少し時間ができたので、
TSUTAYAでマンガを借りたり、
DVDを借りたりして鑑賞している。

 

特に日本のマンガは、
テーマも多種多様で、
内容的にも奥の深い作品がある。

 

しかし世の中のマンガを
すべてチェックできるはずもなく、
時々全く知らなかったマンガや
作者と出会ってビックリする。

 

最近は鳥飼茜という作家の
「先生の白い嘘」という作品に
かなりの衝撃を受けた。

 

これは高校で教師をしている、
20代の女性が主人公で、
友人の交際相手に
強姦のような形で処女を奪われ、
そのままズルズルと
その男の暴力的な支配に耐えているのだが、
その支配から逃れたいと思っていて、
教え子の男子生徒と、
少しずつ近づいてゆく、

と、あらすじを書けば、
原作の繊細な設定や、
描写の機微が台無しになってしまうが、
このようなセンセーショナルなテーマの作品は、
踏み出すのにちょっと勇気がいるし、
読後感も重いので、
書評などで興味を持っても、
手に取るのには躊躇がある。

 

以前はマンガ喫茶に読みに行っていたが、
最近は老眼がひどくなって、
なかなか読むのがつらくなってきた。

 

今はコミックレンタルに
本当にお世話になっている。


最近読んだ面白かったマンガ、
海野つなみの「逃げ恥」や、
いくえみ稜の「あなたのことはそれほど」
荒木光の「僕たちがやりました」
冬川智子のマンガなどは、
すべてコミックレンタルで読んだものである。

 

かつてマンガが広く浸透していった時も、
貸本マンガというのが、
重要な役割を占めていた。

 

これは低賃金の勤労青年が、
銭湯の帰りに貸本屋に寄って、
マンガを借りて帰り、
読んでいたことから始まっているのだ。

 

その貸本マンガの世界から、
白戸三平、水木しげる、つげ義春などが出て、
大手出版社の雑誌で活躍していた、
手塚治虫などのマンガ家と対抗し、
日本のマンガ文化の底辺を広げて、
マンガ表現に多様さと奥深さを加えた。

 

鳥飼茜はインタビューで
このように述べている。

 

「女として生きていて男の人から受ける
性的な不条理とか理不尽さみたいなものを、
私生活では都度都度人に
不満としてこぼしていたんだけど、
喋ってもあまり伝わらないので、
ちゃんと物語として表現して
伝えてみたいと思っていました。」

 

なんというしっかりとした考えで
書かれているのでしょうか。
このような動機で書かれているので、
それなりにしっかりした、
立派な物語になっています。

 

そのうえ大衆の興味をそそるような、
エンタテインメント性も
多分に兼ね備えています。

 

特にマンガには絵というものがあって、
登場人物の微妙な表情を
画力の高い作家は的確に描きます。

 

このマンガの主人公、原美鈴も、
「あなたのことはそれほど」の有島麗華も、
表情がとてもいいのです。

 

まず、あまり美人ではないということ、
かといってそれほどブスでもなく、
それこそ本当にどこにでもいるような、
やや暗めで、比較的賢めな、
ウェーブしたロングヘヤ―や、
フリルのついたスカートなどで、
男社会で評価されていくような女ではない、
そういう感じを女性作家はうまく描きます。


それはもう残酷なくらいに的確です。

僕はそういう表現をリスペクトします。

やまだ紫って知ってますか

 

山野一について色々検索してたら、
なんとなくガロ系の作家についての
ウィキペディアを見てしまって、
やまだ紫の消息を知ってしまった。

 

2009年にお亡くなりになっていたとのこと。

しかもガロで編集者をしていた、
白鳥千夏雄(なんと17歳年下)と再婚しており、
その白鳥千夏雄も1年ほど前に亡くなっていた。

 

やまだ紫といえば、
芸術系女性マンガ(こんなジャンルはありませんが)の、
先駆者のような人で、
この系列に杉浦日向子や、
近藤ようこなどがいます。
(ガロ三人娘と呼ばれていた。)

 

そのやまだ紫の作品、
以前は単行本を何冊か持っていました。


でも、ちょっと真面目過ぎるというか、
厳し過ぎる感じがして、
読むのがつらくなってきて、
手離してしまいました。

 

なんともいえない、
美しい線で描かれたマンガで、
その中で社会における、
女性の位置というか、
存在というものについて、
難しく、生真面目に、
語られていたという印象があります。

 

なんかちょっと社会運動的な、
かたくなな感じを受けて、
それで僕の心が離れていったという感じです。

 

でもお亡くなりになってたと聞くと、
なんかちょっと淋しいですね。

一年前の今日、
山野一さんのツィッターのことを
書いていたのが、
「過去のこの日」にあがっていて、
それで久しぶりに
山野さんのツィッターを見てみたのだが、
今でも双子の娘さんのことを書いていて、
とても安心した。

 

山野一さんというのは、
亡くなったマンガ家、
ねこぢるさんの旦那さんで、
10年ほど前に再婚されて、
双子の娘さんが生まれ、
今は小学生になっているようだ。

 

特殊マンガ家として、
過激なエログロマンガを書いていた山野さんだが、
娘さんのことを書くツィッターの記事は、
とても優しくてほんのりしている。

 

宿題が終わらない上に とっくに寝る時間を過ぎてるのに 長女が私の仕事場に逃避して かっぱの三平を読んでると 本音では100%共感して 賞賛してやりたいくらいなのに 役目としては 頭がもげる程の勢いで殴りかかるフリをしなくてはならないのは 悲しい事ですねw

 

例えばこんな感じ。
時は流れていくし、
だんだん穏やかに、
幸せになっていくんですね。

ブックオフでねこぢるの本を見つけたら、
ほぼ買うようにしている。


108円のものなら必ず買うし、
108円になっていない、
260円とか360円くらいのものでも、
最近ではほとんど買っている。

 

ねこぢるの本はそんなに何十冊も出ていないし、
最近ではあまり見かけなくなっている。

 

ただ一時期、ねこぢるが自殺した直後の、
1997年から何年間かは、
ちょっとしたブームがあり、
単行本もかなり売れていたようで、
今でも時々ブックオフで見かける。

 

ねこぢると夫の山野さんが、
夫唱婦随で、魂を絞り出すようにして、
書いて来たこの何冊かの本は、
ブックオフで108円で売られてもいいほどの、
軽い内容のものではない。と僕は思っている。

 

いつかねこぢるの本が
なかなか手に入らない希少本になった時のために、
次世代の子供たちにねこぢるという文化を伝えるため、
僕はこうしてストックしている。

 

山野さんが現在書いている、
双子の娘さんのことを書いたマンガ、
「そせじ」も読みたいのだが、
電子図書のみの販売なので、
まだ読めずにいる。

先週の日曜日に
用事で博多駅まで行ったのだが、
バスターミナルに
蛭子さんのポスターが貼ってあった。


こんな愉快なポスターが、
貼られている街がうらやましい。