これはちばてつやのアシスタントをしていた、
川三番地(かわさんばんち)というマンガ家が、
アシスタント時代のことを書いたマンガだが、
川三番地がアシスタントをしていた頃は、
もう「あしたのジョー」は完結しており、
ちばてつやは「おれは鉄平」と
「のたり松太郎」を連載していた。

 

ちばてつやのアシスタント達が、
どんなに努力して、
ちばてつやの細密なマンガを仕上げているか、
読んでいて気が遠くなり、
感動で涙が出そうになる。

 

「おれは鉄平」も「のたり松太郎」も、
リアルタイムで読んでいた。

 

あの頃、病院の待合室で読んだり、
ゴミ捨て場に積まれてあるのを
持ち帰って読んだりしていたちばてつやのマンガが、
こんな風にして書かれていたなんて、
そして、ちばてつやだけでなく、
楳図かずおや石森章太郎のマンガも、
こうやって大勢のアシスタントや編集者が、
陰で支えて僕らの手元まで届いていたのか、
と思うとどんなに感謝しても足りない。

 

精一杯生きて恩返しするしかない。

合志マンガミュージアムでは、
展示物を50年代、60年代、70年代と、
年代ごとに棚を分けて展示している。

 

それで、本を分類する時に、
どうやって分類するかという指針として、
とりあえず出版された奥付を基準にして、
年代を分けようというルールが提案されたそうだ。

 

このルールに従えば、
例えば「あしたのジョー」は、
1968年から1973年にかけて連載されていたので、
前半は60年代、後半は70年代の作品ということになる。

 

更に厳密に言えば、
「70年代」と言う場合、
通常は1971年から1980年までを
70年代とするべきなのだが、
70という数字にこだわるなら、
1970年から1979年までが
70年代ということになる。

 

このように、
定義というのは曖昧なものなのである。

 

特に「あしたのジョー」の場合、
講談社講堂で寺山修司らによって、
力石徹の葬儀が行われたのは、
1970年3月24日で、
その一週間後には赤軍派の学生が
「われわれはあしたのジョーである」
という言葉を残して
よど号ハイジャック事件を起こした。

 

これはどちらかというと
60年代の出来事である。

そして「あしたのジョー」は、
その後なんども、文庫版、愛蔵版など、
再版を繰り返しているので、
単行本の奥付だけで分類すると、
どの年代にも入ってしまう。

 

しかし、例えば1981年に生まれた人で、
「あしたのジョー」について、
なんの思い出も思い入れもない人にとっては、
「あしたのジョー」が60年代の作品なのか、
70年代の作品なのかなんていうことは、
どうでもいいことなのである。

 

でもここはマンガミュージアム、
日本のマンガの伝統と歴史を
体型づけて学んでもらうための場なのだ。

 

などと様々な思惑が紆余曲折し、

早い段階で真っ白に

燃え尽きてしまうかもしれない。

今日、クママンというNPOの人と会って、
予想外に話が弾み、
嬉しくて、興奮して眠れない。

 

大学生の頃、ずっと「ガロ」を読み、
周りには「ガロ」を読んでいる人なんて、
誰もおらず、とても孤独だった。

 

その頃「ガロ」を読んで得た知識、
もう30年くらいも前のことだが、
その知識が初めて役に立った。

 

例えば古川益三の話をしてて、
といっても、古川益三って誰だ、
という話なんですが、
古川益三というのは、
今は「まんだらけ」の社長をやっている人です。

 

「まんだらけ」って何?と言う方は、
自分でググッて調べてください。

 

それで古川益三は、かつて「ガロ」で、
マンガを書いていたんですが、
クママンの方が
「当時は一二三トリオって呼ばれててね」
と言ったので、僕が、
「一二三トリオ、全員名前言えますよ、
安部慎一と鈴木翁二と古川益三でしょう」
と間髪を入れずに答えたら、
クママンの方は嬉しそうに絶句していた。

 

安部慎一と鈴木翁二と古川益三が全員マンガ家で、
その三人は「一二三トリオ」と呼ばれていた、
なんていう知識は、この30年、
まったく使う機会はなかったし、
いつか役に立つことがあろうなどとは、
夢にも思っていなかった。

 

ところが僕はこの知識のおかげで、
クママンの方から絶大な信頼を勝ち得たのだ。

 

僕の孤独に初めて花が咲いた日、
それが嬉しくて眠れない。

熊本マンガミュージアムの倉庫で、
スタッフの方と少し話したのだが、
その方に「マンガが好きになった
きっかけはなんですか?」と聞いたら、
すかさずデスクからこの本を出してきて、
「これなんですよ」と教えてくれた。


その方は僕とほぼ同じ歳だったのだが、
僕はこのマンガのことも、
作者のこともまったく知らなかった。
昔のジャンプはカルトである。


単行本の奥付を見たら、
1978年に出版されている本だった。

 

さすがクママン。

今日は熊本マンガミュージアム(クママン)という、
NPO法人の方と会ってきました。

 

熊本市で絶版本専門の
マンガ古書店をやっていた方で、
今はマンガに関する、
色々な活動をされている方です。

 

昭和23年生まれで、
大学生の頃は、バリケードの中で、
白戸三平の「カムイ伝」を回し読みしていたという、
バリバリの「ガロ」世代の方でした。

 

僕も基本的には反社会的な人間なので、
というか、僕も白戸三平やつげ義春が大好きなので、
ものすごく話が合いました。

 

その人は今、熊本の合志市というところに、
合志マンガミュージアムという、
マンガの図書館の設立を準備中で、
そのスタッフを近いうちに、
ハローワークで募集しようかと
考えていたところなのだという話でした。

 

それでとりあえず、
明日はそこに見学とお手伝いを
しに行くことになりました。

 

別に就職活動でその人に会ったわけではありませんが、
なんとなく勤め先が決まるかもしれません。

 

これはその人の蔵書を保管してある、
倉庫の一部です。


ここだけで数万冊のマンガがあるのですが、
この場所は「金魚屋古書店」というマンガで、
ダンジョンと呼ばれている書庫のモデルだそうです。

「あなたのことはそれほど」
今日最終回だったので見ました。

原作はまだ全然完結していないので、
ドラマではオリジナルに終わるしかなく、
どうやって終わるのか、
一応確認のために見てみたのです。

 

まあたいした終わりではなかったですね。

連続ドラマなんてそんなもんで、
途中の視聴率が盛り上がれば、
それでいいんですが、
いくえみ稜なら、
こういう終わりにはしなかったと思います。

マンガの続きが楽しみです。

「おはようおかえり」読み終わりました。
最初はコメディタッチで始まりましたが、
後半は結構シリアスな感じもありました。

 

「先生の白い嘘」の単行本の2巻の巻末に、
萩尾望都が解説というか、
推薦文を寄せているのですが、

萩尾望都が推薦するなんてよっぽどのことです。


なんで鳥飼茜の作品が、
こんなに高く評価されているのか、
ちょっと不思議に思っていました。

 

でも「おはようおかえり」を読んで、
これだけの実力があったら、
それは高く評価されるよねと納得しました。

 

僕が知らなかっただけで、
数年前から鳥飼茜は、
沢山の優れた作品を書いていたんですね。

 

ところで「おはようおかえり」と一緒に借りたのは、
くらもちふさこの「花に染む」です。


こちらもTSUTAYAの帯山店にしか、
置いてありませんでした。

 

くらもちふさこやいくえみ稜なんかは、
僕にとっては典型的な少女マンガ、
つまり「りぼん」や「なかよし」や
「マーガレット」とかの世界の人で、
ちょっと遠いというか、
別ジャンルのマンガ家という感じだったのですが、
あまり先入観を持たずに、
広く読んでみようと思って借りました。

 

ちょっと絵柄が苦手なのですが、
なかなかトリッキーなマンガを書く方です。

冬川智子の「マスタード・チョコレート」映画化、
渋谷直角の「奥田民生に・・・」映画化、
「僕たちがやりました」テレビドラマ化、
と、最近僕が注目した、
作品や作家が次々と映像化されている。

 

もっともマンガが原作で、
ドラマ化や映画化される例は、
ずいぶん前からたくさんある。

 

これは「先生の白い嘘」も、
映像化は遠くないかも。
でもこれこそテレビドラマは無理かな?

「僕たちがやりました」
テレビドラマ化されるみたいですね。

この原作は面白いですよ。


いずれドラマ化するかもな、
でも結構露骨なエロいシーンもあるので、
ちょっと難しいかな、なんて思ってました。

 

少しソフトにしてドラマ化するんでしょうね。


ゴールデンタイムだし。

今回は毎週見てみようかな。

 

今、鳥飼茜にはまってまして、
「先生の白い嘘」、レンタルで、
6巻まで読んだのですが、
最新の7巻はまだレンタルで出ていないので、
昨夜ネットカフェに読みに行きました。

 

でも最近はネカフェの薄暗い照明で
マンガを読むのはつらくなってきていて、
なるべくレンタルして家で読みたいです。

 

それと今日は少し遠出して、
比較的コミックレンタルの冊数が多いらしい、
TSUTAYA帯山店まで行ってみました。

 

ここで鳥飼茜の
「おはようおかえり」(全5巻)を見つけました。
 

うちの近所のTSUTAYAには、
2軒行ったのですが、
どちらにも置いてありませんでした。

 

これは京都を舞台にして、
家事が得意な25歳の男子が、
美人姉妹の姉二人に翻弄されるという、
コメディマンガです。

 

タイトルの「おはようおかえり」は、
多分「早く帰ってきなさい」という、
京都弁だと思います。

 

もうひとつ「おんなのいえ」(全8巻)という
鳥飼茜のマンガがあるのですが、
こちらは3軒のTSUTAYA全てで貸出中でした。

 

僕が知らないだけで、
今、ひそかに鳥飼茜ブームが
起きているのかもしれません。

 

あと「地獄のガ―ルフレンド」(全3巻)と
「ユー・ガッタ・ラブソング」という
短編集も読みました
こちらも面白かったです。