素晴らしいニュースを読んだ

「北斗の拳」の原作者武論尊が、

「進学が困難な若者が勉学に励み、

夢をかなえてほしい」と、

自分の出身地に4億円寄付したというニュースだ。


これこそ「志士」と呼ぶべき行為だ。

 

マンガを愛する人間として、
マンガ家からこのような志士が出たことを
誇りに思う。

 

受給対象者の選考基準に
「どのくらいマンガを好きか」
という項目を加えたらいいと思う。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170720-00050106-yom-soci

 

 

原作にほぼ忠実に作られていて、
とても好感持てました。

 

主人公役の窪田正孝も良かったし、
マドンナ役の永野芽郁もとても良かった。
敵役の新田真剣佑も
ちょっと過剰演技の感じもしますが、
今後の展開を考えればこれでいいとも思います。

 

そしてなんといってもパイセン役の
キングオブコメディの今野浩喜が、
原作のイメージにも近いし、
相方高橋の不祥事で、
仕事的にも不利な立場なので、
個人的に応援したいという気持ちもあって、
とても良く感じました。

 

一回目のラスト、
二回目への引きも完璧で、
つい次回も見ようという気になりました。

 

面白いマンガを
原作に忠実にドラマ化すれば、
これくらい面白いドラマになるんですね。

 

あと水川あさみの先生が、
原作にないキャラのようなので、
この設定がどうなるかが見所ですね。

 

連続テレビドラマを追いかけてみるというのは、
初めての体験です。

面白かったですと言いたかったのですが、
素直に面白かったとは言えませんでした。

 

面白くなかったかといえば、
全然面白くなかったと
完全否定することもできません。

 

原作のマンガは好きですし、
主演の菅田将暉も好きですし、
小松菜奈という女の子も、
今回初めて見ましたが、
かなり好感持ちました。
大友役の重岡大毅という俳優も良かった。

 

では、どこが残念だったかというと、
ラスト付近のオリジナルな改変です。

 

どこがどうだったと
細かく文句をつけるのは不毛ですが、
僕がマンガ原作の映画を見て、
最もガッカリするのが、
こういうオリジナルな改変です。

 

原作のマンガは全17巻ある長編なので、
どこかを削らなければ、
映画にできないのはしかたありません。

 

しかしある部分を削ったうえに
更にオリジナルな要素を加えてしまうと、
原作を超えていないうえに、
原作を下回ってしまうような、
こういう残念な仕上がりがよくあるのです。

 

もう少し原作にリスペクトして欲しかった。


特にジョージ朝倉は成瀬己喜男のファンです。
成瀬のような映画にしろとは言いませんが、
せめてジョージ朝倉や成瀬己喜男を
貶めないような映画にして欲しかった。

 

こういう残念な映画を見ると、
ガッカリしてガックリと力が抜けます。

なんか少し前からレンタル屋に
かなりの枚数が並んでいて、
話題になってる映画なのかなとは思っていました。

 

古谷実の原作は読んでいましたが、
ラストあたりのストーリーがちょっと、
グダグダのような印象があって、
映画化するなら、
ある程度の改変が必要だろうな、
とは思っていました。

 

やはり映画ではかなり整理されていて、
まともなストーリーになっていましたが、
そのかわりありふれた、
シリアルキラーものに落ち着いていました。

 

アイドル出身の森田剛が、
かなりの演技をしていましたが、
濱田岳やムロツヨシなど、
最近人気の俳優のインパクトが、
ヒットの要因かとは思いました。

 

「ヒミズ」もそうでしたが、
古谷実の原作は
かなりの改変が加えられなければ、
映画としては成立しないのだろうかと、
少し残念なような気がしました。

渋谷直角の「カフェでよくかかっている
J-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」の
あとがきを読んでいたら、
そこで前に僕が取り上げた作品、
「口の上手い売れっ子ライター/編集者に
仕事も女もぜんぶ持ってかれる漫画」
についての解説がしてあった。

 

実はこのタイトル、
最後に(MASH UP)という言葉が付いていて、
そこまでがタイトルだったのだが、
僕はマッシュアップということがよくわかっておらず、
それを見落としていたのだった。

 

マッシュアップというのは、
「たとえば、レッド・ツェッペリンの
トラックそのまんまに、
ただビートルズのボーカルをそのまんま乗せて
1曲にしちゃったり、
モーニング娘。の曲そのままに、
ライムスターのラップをまんま乗せて
1曲にしちゃったりするという
リミックス的なモノ」と、
あとがきでも解説されていて、
この「口の上手い売れっ子ライター/編集者に
仕事も女もぜんぶ持ってかれる漫画(MASH UP)」
という作品においては、
イラストレーターの仲世朝子っぽいテイストと、
土田世紀の「編集王」とを
マッシュアップするという目論見で書いていた、
というような解説がなされていた。

 

それならば納得である。

映画においても
過去の名作とおなじようなロケ場所で、
同じようなカット割りで撮ることを、
「パクリ」とは言わず、
「オマージュ」ということもあるので、
そういうようなことをしようとしていたわけね、
さすが渋谷直角、
目のつけどころがオシャレである。

 

でもやはり、あとがきとかも、
ちゃんと読まないとだめですね。

この話はちょっと複雑で、
関係性をうまく書ききれるか自信がないのだが、
まずこの話には、
3つのマンガ作品が出て来る。

 

それは松田菜緒子の「重版出来!」と、
渋谷直角の「カフェでよくかかっている
J-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」と、
土田世紀の「編集王」である。

 

最近、「重版出来!」のテレビドラマのDVDを
レンタルして見たのだが、あらためて、
この作品には土田世紀の「編集王」と、
共通する部分があるなと思った。

 

そんなことを考えながら、
渋谷直角の「カフェで~」を
なんとなくパラパラと読んでいた。

 

読みながら、そういえば最近読んだマンガの中で、
宮沢賢治の詩が引用されているマンガがあったけど、
それってどの作品だったっけ、と思っていた。

 

でも確か僕の記憶の中では、
そのマンガを読んだのは10年以上前のはずで、
というか、その記憶は僕の頭の中で、
10年以上前の場所に保管されているような感覚で、
そのわりには、記憶として新しいイメージなんだよな、と、
なんとなく記憶のイメージと
「新しい」「古い」のイメージが合わないなと、
不思議な感覚に襲われていた。

 

宮沢賢治という作家のイメージと、
なんとなく記憶している画面の泥臭いイメージから、
土田世紀の作品じゃなかったかなと思ったのだが、
土田世紀の「編集王」は20年以上前の作品で、
最後に読んでから、少なくとも10年以上経っている。


それに対して、僕の頭の中にある、
マンガの中に宮沢賢治の詩が出て来た記憶のイメージは、
絶対に一年以内くらい、
どう考えても10年以上前の記憶ではなかったのである。

 

なんかちょっと要素の関係性が複雑ですが、
わかりますでしょうか、わかりにくいですか?

 

結局宮沢賢治の詩が引用されていたマンガ作品は、
渋谷直角の「カフェで~」に収録されている、
一篇のマンガだったのであるが、
僕はそのことを確認したあとも、
なぜか釈然としなかった。

 

ついでに言えば、この話をすると、
更にややこしくなるのだが、
「重版出来!」の中でも
宮沢賢治の詩が引用されている。

 

それは主人公黒沢心(小熊)が勤めている出版社の社長、
テレビドラマでは高田純次が演じているのだが、
その社長が若くて貧乏だったころ、
社長の心を励ましてくれたのが宮沢賢治の詩で、
やっぱり本ってすごいなあというエピソードとして、
宮沢賢治の詩が引用されるのだが、
そこで使われているのは
有名な「雨ニモマケズ」なのである。

 

土田世紀は秋田県の出身で、
太宰治や宮沢賢治など、
東北出身の作家がよく作品に出て来る。

 

松田菜緒子は長崎県の出身なので、
「重版出来!」に宮沢賢治が出て来るのも、
土田世紀へのリスペクトなのかもしれない。

 

というわけで、僕の記憶の中の、
マンガに出て来た宮沢賢治の詩というのは、
(ちなみにこれは「春と修羅」と言う詩集の中からの引用なのだが)
それが渋谷直角の作品だったと確認した後も、
なんか釈然としない感じが残っていたのである。

 

それでつい最近というか、今日、
どうしても気になって、
アパートの二階の僕のショボいマンガ倉庫から、
「編集王」を引っ張り出してきて、
読んでみたのだが、やはりその中に、
宮沢賢治の「春と修羅」から引用されている部分があった。
しかも全16巻の中の14巻目で引用されていた。


僕は「編集王」の中で、
この詩が引用されていることは全く覚えていなかった。

 

もうすでに文章がすごく長くなっているので、
渋谷直角の作品のどんな場面で引用され、
同じ詩が「編集王」のどんな場面で引用されていたか、
それを書くのはやめておくが、
きっと渋谷直角は土田世紀のマンガのこのシーンに感動して、
自分の作品の中でも「春と修羅」の文言を
引用したのだと思う。

 

それで僕の記憶の中のモヤモヤとしていた部分は解決し、
あらためて渋谷直角のことがすごく好きになったのである。

 

その詩というのはこれである。
一部分は省略されて引用されている。

 

けれどもいまごろちゃうどおまへの年ごろで
おまへの素質と力をもってゐるものは
町と村との一万人のなかになら
おそらく五人はあるだらう

 

それらのひとのどの人もまたどのひとも
五年のあひだにそれを大抵無くすのだ
生活のためにけづられたり
自分でそれをなくすのだ

 

すべての才や力や材といふものは
ひとにとゞまるものでない
ひとさへひとにとゞまらぬ

 

おまへのいまのちからがにぶり
きれいな音の正しい調子とその明るさを失って
ふたたび回復できないならば
おれはおまへをもう見ない

 

なぜならおれは
すこしぐらゐの仕事ができて
そいつに腰をかけてるやうな
そんな多数をいちばんいやにおもふのだ

 

みんなが町で暮したり
一日あそんでゐるときに
おまへはひとりであの石原の草を刈る

 

そのさびしさでおまへは音をつくるのだ
多くの侮辱や窮乏の
それらを噛んで歌ふのだ

 

ちからのかぎり
そらいっぱいの
光でできたパイプオルガンを弾くがいゝ

 

「春と修羅 第二集より」

 

どうせネットで探してもは見つからないと思うので、
自分で単行本からその場面の写真を撮りました

「重版出来!」のテレビドラマを見ていて、
「編集王」に似ている部分があるな、
と思っていた。

 

「編集王」というのは、
土田世紀が書いたマンガで、
1994年から1997年にかけて、
「ビッグコミックスピリッツ」に連載されていた。

 

プロボクサーを目指していた青年が、

網膜剥離で引退を余儀なくされ、
大手出版社のマンガ誌の編集部で働くようになり、
そこで色々なマンガ家や編集者と関っていく、
というような内容のマンガで、
ネプチューンの原田泰造主演で、
フジテレビのテレビドラマにもなった。

 

その頃の僕は頑なな反テレビドラマ派の人間で、
マンガをテレビドラマ化したところで、
面白くなるわけがないと、
頭から完全否定していた。

 

なのでオンエアはもちろん、
その後にDVD化もされていたはずだが、
テレビドラマは全く見ていない。

 

今はレンタルDVDで探しても、
この作品を見つけることはできない。

 

そうやって少し気になりながらも、
テレビドラマだからという理由で、
見ないままに今では入手困難になっているものに、
菅野美穂が出ていた「イグアナの娘」と、
松本人志が出ていた「伝説の教師」がある。

 

どちらもテレビドラマだからという理由で、
全く見ることなく、
今では見ることが困難になっている。

 

今となっては、
あそこまで頑なに拒絶しなくても、と、
少し後悔している。

 

それで「編集王」だが、
約20年後に「月刊スピリッツ」で連載され、
今度はTBSでドラマ化された、
「重版出来!」は、
この「編集王」という作品の影が、
色濃く残された作品だと思う。

 

大手出版社の利益至上主義が、
新人マンガ家を食い潰すエピソードなど、
とてもよく似ている。

 

今度は僕の頑なな心も、
少しは軟化していて、
テレビドラマも見ることができてよかった。

 

それよりもショックだったのは、
土田世紀が43歳の若さで、
2012年に病死していたという
事実を知ったことだった。

 

てっきり今でも泥臭いマンガを
書き続けているのだと思っていた。

「逃げるは恥だが役に立つ」
テレビドラマのDVDを
再度借りて再度見ています。

 

まず原作のマンガを
コミックレンタルで借りて読み、
その後テレビドラマのDVDが出たのを借りて見て、
そしてもう一度細かい流れを確認するために、
原作マンガを借りて再度読み、
もう一度再確認のために
DVDを初めから見直しています。

 

細かい心理のやりとりや、
ストーリーの揺らし方というか、
展開のさせ方なんかが、
何度も繰り返して見ると、
本当によくわかります。

 

ここまでやるともはや「お勉強」ですね。

 

ちょうどこの頃、
そでの広い服が流行っていたようで、
新垣結衣の衣装が
ちょっとトンチンカンに見えて好感持てます。

少し時期はずれですが、
「重版出来!」のテレビドラマ見ました。


約一年くらい前でしょうか、
テレビでやってたのは知ってましたが、
その頃はまだテレビドラマと
仲良くなりましょうキャンペーンはやっておらず、
見ることはありませんでした。

 

この一年ほどの間、
少し心を入れ替え、
「鈴木先生」と
「逃げるは恥だが役に立つ」を見て、
ついに今日、
「重版出来!」も見ました。

 

なんか結構良かったですよ。
素直に感動できました。


やはりテーマがテーマだけに
簡単に物語世界に引き込まれますね。

「蛭子能収のマジキチ伝説」というブログに
このような記事が載っていた。

 

みうらじゅん「うち、子供が生まれたよ。」  

 

蛭子「赤ん坊はですね、頭のてっぺんが柔らかいから、
親指でギューと押すと中まで入りますよ」

 

だって、蛭子さん、すげえ。

 

この蛭子さん、熊本の天草生まれらしい。
熊本ゆかりのマンガ家として、
いつか会えないかな?