三池祟史がとてもいい発言をしていた。
最近「ジョジョの奇妙な冒険」という、
実写化困難な作品を実写化した監督だ。

 

三池監督はマンガの実写化も
多く手掛けていて、
その監督がこういう気持ちで
映画を作っているかと思うと、
頼もしい気持ちになる。

 

「漫画というのは、
最終的には漫画家が
人生をかけて生み出した宝物ですよね。
僕たちはそれを借りるわけですから、
その原作の世界の一部、
末端にちょっと存在するように
作らなければいけない。
原作者の方にそれを許してもらい、
さらにエンターテインメントとして
楽しんでもらえる、というのが理想です。
映画監督としての自分のものづくりの信念、
こだわりはむしろ邪魔。
原作者のそれがすでにあるわけですから。
原作者のこだわりと監督のこだわりが
ぶつかるところなんて、
見たい人はあまりいないでしょう?」

 

ホラー漫画家の伊藤潤二が、

太宰治の「人間失格」を

マンガ化している。

ビッグコミックオリジナルに

現在連載中だ。

 

「人間失格」の戦慄は、

ホラーといえばホラーとも言えるので、

これはなかなか期待が持てる。

 

最新号は連載7回目で、

葉蔵とツネ子が

鎌倉七里ヶ浜で

入水自殺したエピソードが描かれている。

 

「人間失格」の中では

その夜、自分たちは、鎌倉の海に飛び込みました。

と書かれているのだが、

実は史実では入水ではなく、

津島修治(太宰治)と

ホステスの田部あつみが

二人で睡眠薬を飲んで

海岸の岩の上で寝転び、

田部あつみだけが、

吐しゃ物を気管に詰まらせて窒息死しているのだ。

 

マンガでは史実の通り

入水することなく

女だけが死んでいる。

 

ただ葉蔵が女を海に蹴落とした、

という脚色が加えられており、

この女の水死体が伊藤潤二調の

ホラーな仕上がりになっているのである。

 

今後の展開にも期待が持てそうだ。

 

映画「秘密 THE TOP SECRET」を見ました

この映画を見た理由は、
原作マンガの作者、清水玲子さんが、
熊本出身だと知ったことです。

 

この話のストーリーの肝は、
「人間の脳内に記録された、
電気信号を解読すると、
その人が見た映像を再生できる」
という、MRIという装置です。

 

もちろんこれは架空の装置で、
この装置の存在あってこその物語が
展開するお話です。

 

これは「DERTH NOTE」における、
死神とデスノートという設定と同じで、
実際には存在しない、
超絶面白い設定を作ることによって、
オリジナルな物語が成立するという、
作者のアイディアが
成功のカギとなっている物語です。

 

もちろんどんな作品においても、
作者のアイディアがなければ、
物語は成立しないわけですが、
この作品のMRIのような、
オリジナルなアイディアがあれば、
どんな荒唐無稽な物語であっても、
お話として成り立ちます。

 

清水玲子さん、よくこんな設定を
考え出したものだと思います。

 

原作のマンガ(全12巻)では、
1巻あたり1話くらいの分量で、
別のエピソードが展開するのですが、
映画においては、
いくつかのエピソードがミックスされ、
ひとつのシナリオになっています。

 

更に原作にはない、
岡田将生演じる青木の家族の設定と、
大森南朋演じる眞鍋という刑事、
リリー・フランキー演じる齋藤という、
キャラクターが加えられています。

 

このあたりのオリジナルな改変が、
物語にとって必要なものだったのか、
原作の良さをおとしめていないか、
こういうところががマンガ原作の実写化の、
成功のキーポイントでしょう。

 

例えば生田斗真が演じた薪剛という役も、
原作のイメージからいくと、
もう少し小柄で華奢な、
中性的なイメージではないかと思います。

 

ちなみにこちらが原作の薪剛

 

このあたりが実写化の難しいところです。

 

話題になった小説を

マンガ化し、映画化するというのは、

メディアミックス戦略でよくあることです。

 

原作の小説に思い入れのある人にとっては、

マンガの絵柄がイメージと違う、

ストーリーが改変されていて許せない、など、

不満に思うことも多いと思いますが、

基本的に小説を読まない、

僕のような人間にとっては、

今流行りの小説が、

どんなストーリーであるかを知るには、

とてもありがたいことなので、

流行小説のマンガ化を見つけると、

読むことも多いです。

 

この「君の膵臓をたべたい」も、

マンガ化されたものを

TSUTAYAのコミックレンタルで

借りて読んでみました。

 

それで、わりとありがちな、

病気もの、薄幸少女もののストーリーですが、

なんかちょっと引っかかるような、

新しい感じがする部分があって、
もしこの原作がちゃんと映画化されていたら、
なかなかの映画になっているかもと思い、
シネコンに見に行きました。

 

この映画のCMは、
今テレビで流れていますが、

あのCMでは僕なら絶対に行きません。

 

マンガを読んでなかったら、

見に行ってなかったと思います。


映画では原作にない、
12年後という設定が出て来ますが、
これは主に小栗旬と北川景子と
上地雄輔を出すためで、こうでもしないと、
知名度の低い俳優ばかりのキャスティングで、
あまりお客さんが入りませんからね。

 

でもこれはおまけのようなもの、
大切なのはやはり高校時代の

桜良と春樹のエピソードです。


桜良役の浜辺美波も
春樹役の北村匠海も
どちらもとても良かったです。


そして監督の月川翔という人、
この人も全然知りませんでしたが、
なかなかいい演出でした。

 

桜良と春樹が一泊の旅行をする、

というシチュエーションがあるのですが、
その行き先が福岡で、二人は
豚骨ラーメンを食べ、
もつ焼きを食べ、
太宰府天満宮にお参りし、
梅が枝餅を食べて、
夜はシーホークに泊まり、
次の日は福博であい橋を歩きます、
まるで福岡のPRビデオのようです。

 

福岡出身の僕は、
これだけでキュンキュンしました。
福岡っていい街だなあって。

 

そして北川景子がもの凄く綺麗でした。
普段テレビドラマを見ないので、
あまり北川景子に免疫がないんです。

 

浜辺美波と北川景子、
僕の中でまた、
要チェック女優が増えました。

 

「霊感体質かなみの

けっこう不思議な日常」の7巻では、

吉野さんはまず、

川崎大師に願い事が叶うダルマを買いに行きます。

 

するとそこに「お坊さんの幽霊」が現れて、

「出会う人々を大事にしなさい」

というメッセージをくれます。

そのお坊さんが川崎大師の御本尊でもある空海さんでした。

 

そして吉野さんは鎌倉の銭洗弁天に行くことになり、

ここは以前訪れた時に強い邪気を感じたので、

あまり気が進まなかったのですが、

先に近くにある成就院を訪れた時に

「今日は大丈夫だよ」という声が聞こえます。

 

その声はそこにあった弘法大師の像から

聞こえてきたものでした。

 

銭洗弁天では相変わらず、

強い邪気を感じたのですが、

その山の上に別の神社があり、

その神社に参ったら、

強いパワーを感じました。

 

そして空海さんとのご縁を感じ、

高野山へ行くと、

その夜にまた空海さんが現れます。

 

吉野さんが「金運を上げるには

どうしたらいいの?」と聞くと、

「ではあなたは

お金はいくらあれば幸せですか?」

と逆に聞かれます。

 

「そりゃああればあるほど・・・」

と吉野さんが言い淀んでいると、

同行していた女性が目を覚まし、

「うーん、6億円!」と答えます。

 

空海さんは

「では許可してください」と言います。

 

「私は6億持っています

私は6億稼げますと言って、

どう思いますか?」と空海さんに聞かれて、

「いやあームリでしょ?」

と吉野さんは答えます。

「それでは自分に許可してないですね」

と空海さんは言います。

 

「私意外と大丈夫かも

出来るって思える」と、

同行の女性が答えます。

 

「その許可する気持ちを

100%信じることです

ではどうしたら

6億円稼げるだろうか?

何が必要かを考えるでしょう

それが現実に6億円を

手にすることのできる一歩です

あなたが欲しい額を

自分がそれを許可できる感情を

強く信じてください

もしその額が手に入らなければ

許可できていないということです」

 

まるで自己啓発セミナーのような文言ですが、

空海さんの言葉と思って聞くと、

僕にとっては少し信憑性が増します。

 

子供の頃から、

弘之の弘は弘法大師の弘と、

何回も言われ、

(ちなみに僕の名前は弘之と言います)

愛媛に住んでいた2年間の間に、

あちこちで弘法大師にまつわる伝説を聞き、

熊本でも、弘法大師が

杖立温泉に感銘して句を残した、

なんていう解説を最近読んだばかりです。

 

そんな僕と縁の深い弘法大師の口を通じて、

僕に伝えられたお金の気持ち。

大切なメッセージのような気がします。

今日、財布を衝動買いしました。
立ち寄ったホームセンターで、
ワゴンセールで売られていた、
黄色の長財布。

 

実は数年前から、
意識して黄色の財布を使っていました。

黄色の財布はお金持ちになると
聞いていたからです。

 

そのうえ長財布の方がいいと、
言われていることも知っていましたが、
長財布は使ったことがなかったので、
なんとなく二つ折りの財布を使ってきました。

 

 

しかし最近読んだ、
「霊感体質かなみの
けっこう不思議な日常」の7巻が、
金運パワーアップ編で、
その中の貧乏で悶々としていた吉野奏美さんが、
お金持ちの友達を訪ねてインタビューした時、
全員例外なく長財布を使っていた、
というエピソードを読んで、
俺も長財布にせねば、と、
痛切に思ったのです。

 

 

それで数日後にホームセンターで
黄色の長財布を見た時には、
条件反射的にレジに並んでいました。

 

この7巻で吉野さんに
お金のことをレクチャーするのは空海さん。

 

僕の弘之という名前は、
弘法大師(空海)からつけられているので、
僕との縁も浅くはない方です。

 

ところが僕は霊性が低いので、
空海さんのメッセージは少しも届かず、
吉野さんを介して、
やっとこういう行動をとれました。

 

僕よりは全然霊性の高いうちの奥さんは、
ずっと以前から長財布を使っており、
今回僕が長財布に変えるにあたっても、
「最初に財布に入れるお金は、
多めに入れた方がいいよ、
そしたら財布が、
僕はこれくらいたくさんのお金を
常時入れておく財布だ、
と意識してくれるようになるから」
などと高度なアドバイスをしてくれ、
僕はさっそく銀行で多めにお金を卸し、
財布に入れました。今も入れています。

 

全部で25万くらいなのですが、
貧乏人の悲しい性なのか、
持ちつけないお金を持つと、
なんだか不安になりますね。

 

明日には銀行に戻すつもりです。

 

 

右上が今回買った黄色の長財布、
その他はここ数年、
僕が使っていた財布です。


ほとんどホームセンターの
ワゴンセールで買っているので、
一年ほどで左下のようにボロボロになるので、
時々買い替えていたのです。

 

ちなみに左上はリサイクルショップで見つけた、
プラダの財布なんですが、
さすがに中古品なので使用感があり、
少しの間しか使っていません。

 

いつかお金が貯まったら、
新品のブランドものの長財布を買うつもりです。

望月ミネタロウの
「ちいさこべえ」を
久し振りに読みました。

 

以前コミックレンタルで読み、
その後ブックオフで1巻だけを見つけて買い、
最近ブックオフで、
残りの2,3,4巻を見つけて買いました。

 

1巻はうちの2階のマンガ書庫に置いてあり、
今はとても暑いので、
取りに行くのが億劫で、
2巻から読み始めました。

 

そしたら意外に感動して、
要所要所でボロボロと泣きました。

 

次の日、2階に取りに行って、
1巻を読み、そのまま止まらなくて、
また4巻まで続けて読みました。

 

そしてまた爆泣でした。


どうしてこんなに泣けたのか、
それを理論立てて説明するのは、
難しいのですが、
ひとつは望月ミネタロウの、
端正な絵に原因があると思います。

 

 

望月ミネタロウは、
元イラストレーターだっただけに、
グラフィック感覚が際立っていて、
女の子の可愛さや
小道具のオシャレさなど、
江口寿史のイラストのようです。
ちょっと安西水丸のマンガのような
雰囲気もあります。

 

このマンガの原作は
江戸時代を舞台にした
山本周五郎の人情小説なのですが、
舞台を現代の東京に変えて、
レトロモダンな感じの
「逆説的にオシャレ」的な
世界観になっています。

 

人物造形などは、
ウェス・アンダーソンの
「ザ・ロイヤルテネンバウムズ」に、
影響を受けていると思われ、
このあたりもオシャレな選択です。

 

特に演出面においては、
人物の顔の描写を少なくして、
静物の描写を重ねることによって、
抑制された静の感情が表現されています。

 

小津安二郎や成瀬己喜男の映画のような、
静かなトーンでジワジワ来る演出です。

 

特にりつが作る、
日常の何気ない食事や弁当が、
丁寧に描かれることによって、
りつの存在の可愛さや無二感が、
さりげなく表現されています。

 

こんな食卓は失われつつあるんだろうな、
もう失われているのかもしれないな、
という、懐かしさや喪失感が、
僕の涙の理由なのかもしれません。

「霊感体質かなみのけっこう不思議な日常」は、
現在9巻まで出ていて、
巻ごとに特集されているテーマがある。

例えば1巻はパワースポット編、
2巻はキズナ編というふうに。

 

6巻のテーマは生霊で、
この巻に僕の体験と
すごく共通する内容があった。

 

僕にはかつて、
強い生霊を送って来る知り合いがおり、
当時はまだ生霊という概念を知らなかったので、
自分なりにそれを「念力」と呼んでいた。

 

最初はその人と一緒にいると、時々、
胸がギューッと締め付けられるような感覚があり、
なんだかおかしいなと思っていたのだが、
だんだんその人と一緒にいなくても、
その感じがするようになっていった。

 

僕はなんとなく、
その人が「念力」を出しているような気がして、
「念力を出さないでよ」、
と言うようになったのだが、
その人は「そんなもの出してないよ」と、
いつも言っていた。

 

ある日、その人と一緒にいる時に、
ものすごく苦しくなって、
頭痛がしてきた。

 

寒い季節だったので、
風邪かなにかだろうと、
横になって耐えていたのだが、
それが5時間くらい続き、
どうにも耐えられなくなって、
「救急車を呼んでください」と、
その人に頼んだ。

 

その人が電話してくれたのだが、
救急車が来るまでの数分間のうちに
僕の頭痛はスッと引いていった。

おかしいな、あれだけ苦しかったのに、
と、僕はただの病気ではないんだなと思った。


その人というのは僕の前の奥さんだった人だ。

 

その頃の僕は、
その人が「念力」を出している、
つまり「生霊」を送っているという、
確信は持てなかったというか、
生霊という概念自体を知らなかったのだが、
なんとなく身の危険を感じて、
だんだんその人と別居するようになっていった。

 

しかし、一緒の家にいなくても、
その人の気配というか、
生霊を感じることは度々あり、
「またあいつ来てるよ」と、
怖ろしくなったり、
腹が立ったりしていた。

 

時々会う機会に
「念力を出すのはやめてくれませんか」
とお願いしていたのだが、
いつも「そんなもの出してないよ」と、
言われるだけだった。

 

ある日、また「念力」を感じた時に、
すぐにメールを送って、
「今、念力を出してたよね」と指摘したら、
そのメールには返事がなく、
その日を境にその人の「念力」を
感じることはなくなった。

 

実は本人には自覚がなく、
ピンポイントで指摘されることによって、
本人も自分が「念力」を出している、
つまり「生霊」を送っているということに、
気付いたのかもしれないと思った。

 

これが10年以上に渡る
僕と生霊の戦いである。

 

「有吉反省会」という番組で、
ヒョウ柄の衣装を着て、
下ネタばっかり言っている
作家の岩井志麻子さんも、
ある人の生霊に
数年間悩まされた時期があり、
そのことを「あの女」という本に書いている。

 

岩井さんが「5時に夢中」という番組で
その女性のことを話している時、
その女性の生霊がスタジオに来て
共演の中瀬ゆかりが
急に咳込んだことがあり、
その様子はかつて「中瀬親方むせる」
というタイトルでYouTubeにあがっていた。

 

さて、吉野奏美さんの本だが、
吉野さんもかつて
ある人の生霊に悩まされていたことがあり、
その時に生霊を送っていた人の
守護霊のようなもの(吉野さんはガイドと呼んでいる)
を呼び出して、
「生霊で困っているんだけど、
あなたの監督がなってないんじゃないの」
とクレームを言うと、ガイドが
「大変申し訳ございません
では今からお教えする方法を
試してください」と言って、
生霊のかわしかたを教えてくれる。

 

これがそのやり方

 

ガイド「嫉妬や恨みのエネルギーはコードとなって
あなたのチャクラに刺さります」
ガイド「ですから着ぐるみを脱ぐように
チャックを開けて自分がそこから出てまた閉めます」
ガイド「それを右隣に置いてください」
ガイド「もしまた生霊が来たら
くり返し分身を作って
分身同志を重ねていきます」
かなえ「でもそんなことしたら
私の元のエネルギーが薄くなるんじゃない?」
ガイド「分身一体に使うエネルギーは
髪の毛一本抜くのと同じぐらいなので大丈夫です」
ガイド「嫉妬や恨みはコードを伝わって
あなたの分身に入ります」
ガイド「重くなると空中に浮かび
やがて本人に戻るでしょう」

 

これを絵付きで(つまりマンガで)
解説されるのでとてもわかりやすかった。


このやり方を
生霊に悩まされている頃に知っていたなら・・・

自分の実体験があるので、
いかにこのマンガが真実で
役に立つマンガなのかがよくわかる。

 

最近ブックオフでエッセイマンガが、
一般書籍の棚に移動されて、
そこそこの値段がついているのだが、
そのコーナーで気になるマンガを見つけた。

 

吉野奏美という人が原作の、
「霊感体質かなみのけっこう不思議な日常」
というシリーズなのだが、
普段はあまり見かけない本である。

 

時々行くブックオフ熊本渡鹿店に
1巻から9巻まで揃っていたのだが、
元は一冊1200円の本なのに、
1巻と2巻は710円、
その他の巻は910円という、
強気の値段がついていた。

 

うちの奥さんはどケチで有名で、
ブックオフでは108円の本しか買わないのだが、
同様に霊感が強いことでも有名で、
何か感じるものがあったらしく、
ブックオフでしばらく立ち読みして、
なんと1巻と2巻を買ったのだ。

 

奥さんは今東京に出張中で、

とは言っても田舎の農協の視察旅行のような、

ショボい出張なのだが、
本はベッドの枕元に置いてあるので、
昨夜なんとなく読んでみたら、
これがものすごく面白い。

 

それですぐに外出して、
残りの3巻から9巻までを全て買った。

 

あまり見かけない本なので、
一人の人がまとめて売ったと思われ、
もしこれが売れてしまったら、
次に見つけるのは困難だと判断したからだ。

 

他の巻もなかなか面白い。
多分吉野奏美さんは本物の霊能者だろう。

 

合志マンガミュージアムが
熊本県合志市に本日開館します。

 

ここ二日間はその開館準備に動員され、
お手伝いをしてきました。

 

その合間に関係者の方と交わした会話が、
とても印象に残っています。

 

合志マンガミュージアムでは、
マンガを書かれた年代ごとに分類して
展示しているのですが、
その中の60年代の棚の前で
主催のクママン代表の橋本さんと交わした会話がそれ。

 

この60年代の棚には、
虫プロの虫コミックス、
朝日ソノラマのサンコミックスなど、
今は出版元も存在しない、
レアな単行本が並んでいるのですが、
「このあたりの本は読んだことがありますか」
と橋本さんに聞かれ、
「サンコミックスは岡田史子の作品や、
大島弓子の初期の作品の
単行本を持っていました」と僕が答えると、
「それは紀川さんの年代より、
少し古い年代の作品ですよね」と言われたのだ。

 

そう、僕はこれらのサンコミックスの単行本を
高校時代に古本屋で入手していた。

 

当時住んでいた福岡の六本松に九大の教養部があり、
そこに隣接する草香江には、
十軒以上の古本屋があって、

僕はそこにホンダのタクトで通い、
古本マンガを探し回っていたのだ。
僕の人生でピークに孤独だった頃の話。

 

そうやって入手したサンコミックスの、
岡田史子や大島弓子や倉田江美の作品なんて、
周りに読んでいる人など誰一人おらず、
僕の孤独には拍車がかかるのみだった。

 

それが30年ほど経ってから報われるなんて。

そんな話をして通じる人と
出会える日が来るなんて、
それも30年後の熊本で・・・・