とても懐かしい本が、
ミュージアムに寄贈されました。

 

これと同じ本がかつて僕の家にありました。

マンガを認めない僕の父ですが、
少年倶楽部だけは認めていました。

 

奥付けを見ると
昭和44年に出版されていた本でした。

ということは、僕がとても小さな頃から
家にあったはずです。

 

でもこの「のらくろ」が、
僕の最初のマンガ体験であったとは思いません。

 

僕は小学生になって、
手塚治虫や永井豪の作品に出会って、
そしてマンガって面白いと
思い始めたはずです。

 

のらくろに出会ったのは
それよりも後だったはずです。

 

でも家にマンガの本はあまりなかったので、
何回も読んだ記憶があります。

 

花輪和一命名の
「因業地獄女」というフレーズ、
ここ最近多用している。

 

先週の日曜には1人目の
伊藤比呂美さんのお話を聞き、
昨日は2人目の
藤本由香里さんのお話を聞いた。

 

その夜には懇親会があり、
2週続けてほぼ同じメンツの懇親会だったのだが、
その懇親会に来ていたスタッフの中に、
3人目の因業地獄女がいた。

 

関連の図書館の司書をしている、
青桐さん(仮名)という女性、
推定30歳くらい、
福岡県の大牟田市から
熊本市内の図書館に通いで勤めている。

 

先週の飲み会の時に、
こういう職場環境では出会いがない、
結婚できないと愚痴っておられ、
昨日冗談半分に
「どうですか、その後素敵な出会いがありましたか?」
と聞いたら、無言であった。

 

先週の飲み会の帰りには、
同じ大牟田在住の貸本漫画コレクター、
春田さん(仮名、推定70歳)と一緒に、
JRで帰っていたようだが、
当然そんな出会いは、
青桐さんの言う「出会い」には
カウントされない。

 

同じ席にいた将暉さん(仮名)が、
僕の東村アキコに関する発表を聞いて、
「主に泣いてます」を読み始め、
次に「東京タラレバ娘」を
読もうと思っているとおっしゃったので、
青桐さんに
「普段どんなマンガを読んでますか?」
と聞いたところ、
「進撃の巨人」というお答えだったので、
「それは婚活には1ミリも役に立ちませんね」
と言ったら、
「別に婚活のためにマンガ読んでるわけじゃないから」
と切れ気味のお答え。

 

「そういうとこやで、
それが婚期を遅らせている原因やで!!」
と心の中で、関西弁で突っ込みを入れていたのだが、
家に帰ってうちの奥さんに、
そのことを報告というかチクッていたら、
うちの奥さんはうちの奥さんで、
同級生のリホちゃん(仮名、40歳)という子が、
「出会いがない、結婚したい」
と言っているので、知人の男性との
食事会をセッティングしてあげたところ、
その食事会の別れ際にその男性が、
「どうですか、これから軽く二次会でも?」
と誘ってくれたのに、
「いえ、明日仕事があるもので・・・」
とお断りになったのだそうである。

 

そのあと奥さんとその男性がスナックに行って、
「あれはないよね」と愚痴っていたところに
リホちゃんからラインが来て、
「今日はありがとう、楽しかった・・・」とのこと。


その男性は気に入られなかったから
遠回しに断られたんだろうと思っていたのに
「ええー、楽しかったんかい」と
うちの奥さんと2人して腰がくだけたそうである。


「リホちゃん結婚できんばい」と、
うちの奥さんに言われているようじゃ無理でしょうね。

 

世の中、因業地獄女ってたくさんいるんですね。

図版は花輪和一先生の作品集の表紙
「因業地獄女 倉」の図版は
マイナー過ぎて見つかりませんでした。

 

 

花輪和一の作品に
「因業地獄女 倉」という作品がある。
「ガロ」の1984年11月号に掲載された作品だ。


ちょうどこの頃、
僕はリアルタイムで「ガロ」を読んでいた。

 

僕はこの「因業地獄女」という言い回しが好きで、
その後よく使わせていただいている。

 

つい先週、詩人の伊藤比呂美さんが参加する
トークショーを見に行ったのだが、
そこで伊藤さんのマンガ体験の話になり、
「COM」に掲載されていた、
岡田史子さんの作品に
強いインパクトを受けて、
後に詩人になったというお話をしていた。

 

そしてその次の週、
ミュージアムの収蔵庫の片付けをしていて、
棚に敷かれている新聞紙を
折りたたんで片付けていたら、
そこにあった平成17年の熊本日日新聞に
伊藤比呂美さんのエッセイが載っていた。

 

そのエッセイのテーマがちょうど
岡田史子の訃報を受けて・・・
というような内容だった。

 

友達の家で読んだ「COM」に載っていた、
岡田史子のマンガに共感して、その後、
太宰治や中原中也など、
マンガよりも面白いと思える文学に出会って、
詩人になったというような内容。

 

マンガを読んだり、
詩を書いたりしなければ、
生きて行けない定め、
これぞまさに因業地獄女。

 

かくいう私も今でこそ文学は読まないが、
まだマンガからは離れることができない、
因業地獄男ではあるのだが、
「因業地獄」というキャッチコピーの後に続くのは、
「男」よりも「女」の方がよりしっくり来る。

 

今日はもう一人の因業地獄女、
熊本出身で明治大学の教授の、
藤本由香里さんの
講演を聞きに行きます。

 

今は週に3本ドラマを見ている。

TBS系列の
「この世界の片隅に」と
「義母と娘のブルース」、
フジテレビ系列の
「健康で文化的な最低限度の生活」
の3本だ。

 

以前CM制作会社を辞めた時、
テレビドラマ制作の仕事にでも就こうかと、
週に8本のドラマを見ていた時期もあり、
その時にテレビドラマは駄目だなと思って、
それ以来ずっとドラマは見なかった。

 

「この世界~」はとても好きなマンガなので、
それがきっかけでドラマを見ているが、
少し原作のマンガと違うところがあって、
それが今はまだそんなでもないが、
今後見過ごせないくらいに
改変が加えられたらどうしようと少し心配している。

 

原作者のこうの史代さんも、
シナリオチェックの段階で
少し違和感を感じて指摘しても、
特に修正されてはいないと、
SNSで書いているようだ。

 

「でも六神合体ゴッドマーズほどの
酷い改変ではないですけどね」
とコメントしている。

 

「六神合体ゴッドマーズ」というのは、
横山光輝の「マーズ」というマンガを
原作としているアニメなのだが、
原作とは全く別物というくらいに
改変が加えられているらしい。

 

今放送されている
「この世界の~」も、
TBSが自社のドラマに
有村架純を起用したいので、
同じ事務所の松本穂香を
主役に大抜擢したという噂も聞こえている。

 

実際に次クールからのTBSのドラマに
有村架純が主演することが決まっている。
「義母と~」の後番組だ。

 

8/6には同じこうの史代原作の
「夕凪の街、桜の国」が、
NHKで再ドラマ化されて、
放送されたが、その時間には、
幸い用事が入っていて、
父親に録画を頼んでまだ見ていない。

 

NHKにちゃんとしたドラマが作れるか、
甚だ心配なのだが、
このドラマには最近気に入っている川栄李奈が、
重要な役で出演しているのだ。

 

あとはそれぞれの俳優に期待するしかない。
色々な大人の事情を乗り越えて、
いいドラマにしていって欲しい。

 

毎週火曜はドラマを見る日にしている。


といっても、
正式にそう決まったのは今週からなのだが、
今週から火曜は、
9時からフジテレビ系列の
「健康で文化的な最低限度の生活」を見て、
10時からはTBS系列の
「義母と娘のブルース」を
見ることにしたのだ。

 

「健康で~」は柏木ハルコのマンガが原作で、
最初から毎週見ようと決めていた。

 

「義母と~」はこれもまたマンガが原作なのだが、
連載されていたのが4コマ漫画誌で、
最近まで原作を知らなかった。

 

偶然マンガが原作であることを知り、
TSUTAYAで原作を借りて読んだのだが、
この4コママンガを
どうやってドラマ化するのか興味があって、
今週からちゃんと見始めたというわけなのである。


かなりいい感じでドラマ化されていた。

今週が5話でもう半分くらいに来ているのだが、
これはいいドラマになる予感がする。

 

これまで火曜日は、
9時から「マツコの知らない世界」を見て、
10誌からは「有吉弘行のダレトク!?」を見ていた。

 

なんか最近、
ちょっと生活スタイルが変わりつつあります。

 

昨日熊本市内で行われたイベントに
SF作家の梶尾真治さんと
詩人の伊藤比呂美さんが、
トークショーのパネリストでいらっしゃっていた。

 

話のテーマは「貸本漫画の遺産」で、
昭和30年代に隆盛を誇った、
貸本漫画についてのお話が中心だった。

 

例えば白戸三平の忍者マンガ、
さいとう・たかをのアクション劇画などの
話が出たのだが、
その中で梶尾さんと伊藤さんが、
共通して褒めていたマンガが、
楳図かずおの「漂流教室」だった。

 

「漂流教室」は
少年サンデーに連載されていたマンガで、
貸本漫画ではないのだが、
楳図かずおは貸本漫画から
そのキャリアを始めているので、
そのつながりで話題が
「漂流教室」まで行ったのだ。

 

「漂流教室」は1972年から74年にかけて
少年サンデーに連載されていたマンガで、
その時僕は6歳から8歳だった。

 

僕はどこかの大きな病院で、
このマンガが掲載されているサンデーを
偶然読んだのである。

 

おそらく家族が誰かのお見舞いに来て、
それについて来たのだが、
退屈だったので一人で病院の中を歩き回って、
サンデーを見つけたのだ。

 

そこに「漂流教室」が載っていて、
僕は一瞬で心を奪われた。


続きが読みたくて、
病院の上のフロアーや
下のフロアーを探し回り、
結局5~6冊見つけて、
夢中になって読んだ。

 

「漂流教室」は全11巻の作品で、
僕が読んだのはその途中からの
数話に過ぎないのだが、
ガッチリと心を掴まれ、
当時はマンガ雑誌を買って読めるような
環境ではなかったので、
後に大学生くらいになって、
やっと全巻通して読むことができた。

 

その後自分の子供のハルが生まれて、
そのハルが小学生になった頃、
満を持して、夏休みに、
夏休みの課題として、
「漂流教室」全巻を与えた。

 

当時僕はすでに
ハルやハルの母親と別居していたのだが、
家はすぐ近くだったので、
夏休みに呼び出して
ハルに「お勉強」として、
「漂流教室」を読ませたのである。

 

ハルはその日のうちに全部読み、
読み終わった時にはショックで、
青ざめた顔をしていた。

 

「漂流教室」のような
強いパワーの作品を一気に読んだら、
それはショックを受けるよねと、
肩をうなだれて家に帰るハルを見送った。

 

それから約10年が経ち、昨日、
詩人の伊藤比呂美さんが
「漂流教室」はいい作品だと言い、
SF作家の梶尾真治さんが
「漂流教室」の
タイムパラドックスのアイディアは、
自分の作品にも参考にさせてもらった、
と言っているのを聞き、
やっぱりハルに「漂流教室」を与えた、
僕の判断は間違っていなかったのだと、
確認できて安心し、
ハルにそのことをラインで伝えたら、
「僕のトラウマになっている作品ですね」
「梶尾さんは先輩にあたる人です」
と返事が来た。

 

梶尾さんは福岡大学出身なのだが、
ハルがそのことを知っていたのは
驚きだった。なぜなら、
梶尾真治さんという作家のことは、
僕は知らなかったからである。

 

かつて病院のロビーで出会った「漂流教室」。
40年くらい経ってこのような展開になるなんて、
改めてマンガの持つパワーは凄いと思った。

 

今朝早くに家を出て、今は京都にいます。
京都精華大学でマンガ資料の整理についての
講義を受けるために出張して来ているのです。


特に京都らしいものは近くにはないので、
一応精華大学内のファミリーマートの店名を撮ってみました。

 

 

報告は色々ありますが、
とりあえず京都国際マンガミュージアムの

司書の方から聞いた、印象的だったエピソードを。

 

利用者の方には、
外国人の方が多いのですが、
それ以外でよく問い合わせてくるのは、
高齢者の方だそうです。

 

ある高齢者の女性が、
娘さんに連れられて、
車イスで訪ねてきたそうです。

用件は「あんみつ姫」はありますか?というもの。

 

司書の方が収蔵庫から出してくると、
その方は表紙を見た途端、
突っ伏して泣き出したそうです。

 

その方のお母さんは継母だったそうで、
最初はあまり折り合いが良くなかったそうですが、
ある時そのお義母さんが、
「あんみつ姫」の本を買ってきてくれて、
それ以来お義母さんと少し仲良くなれたそうです。

 

その後何回も引っ越したりして、
「あんみつ姫」は手元にはなくなったけど、
その方がガンになって、車イスでの生活になった今、
ふとなつかしくなって、マンガミュージアムを訪ねて、
「あんみつ姫」に再会したわけです。

 

そういうエピソードは、
マンガに限らずあるとは思いますが、
僕はこういうお涙頂戴の話も結構好きなんです。

 

「この世界の片隅に」第一話を見ました。
とても良かったですね。

原作の良さをまったく損ねていませんでした。

 

松本穂香が想像以上で、
過剰でもなく、不足でもなく、
本当に程良かったです。

 

僕が一番感動したのは、
この物語の原作の作者、こうの史代が、
昭和43年生まれの49歳だということです。

 

僕よりも年下の戦後の生まれの作家が、
この物語を書いたということです。

 

戦争について、
必要以上に自虐的でもなく、
被害者意識が強いわけでもなく、
ただその時代に戦争があったというだけの、
普通の人間の物語を、
非常にニュートラルに、
公平に描いているということです。

 

戦後70年近く経って、
こんな物語が描かれて、
戦争の記憶はしっかりと受け継がれていく。

 

別に反省する必要なんてないし、
二度と戦争は繰り返してはいけないと、
戒める必要もない。

 

ただ、戦争は戦争、
僕にはそのしくみはよくわからないけど、
何かの理由があって
その出来事がこの世に存在しているわけで、
そのことをただそこにあるものとして
受けとめて暮らしていきたいと思っているのだ。

 

つい先程、14時ころに
車でフラリとミュージアムに現れた方が、
本を寄贈したいとおっしゃって、
車から5箱くらいのダンボールを降ろしてくださいました。


中には昭和40年代の雑誌がギッシリ。

例えばこの写真はその中の1册、
少年画報の1968年11月号です。

「怪物くん」が掲載されています。
しかも大人気テレビ放映中という文言付きで。

 

当時「怪物くん」は
月刊の「少年画報」と、
「週刊少年キング」の両方で
連載されていました。

 

他にも「少年マガジン」や
「少年チャンピオン」など、
当時全盛だった少年誌が、
全部で200册くらいありました。

 

とんでもないお宝が、
農家の納屋などに眠っているのです。

 

試しに同じ頃の少年画報を
ヤフオクで検索してみたら、
1969年の1月号に
3270円の値段がついていました。

 

「高台家の人々」のDVD見ました。

 

「高台家の人々」って、
知らない人もいるかもしれないので、
一応解説しておきますが、
熊本出身の森本梢子さんという
マンガ家さんが書いたコメディマンガです。

 

実は森本梢子さんの作品は
ほとんどが映像化されているんです。
例えば「ごくせん」とか、
「デカワンコ」とか、
「アシガール」とか。

 

理由は全て面白いからで、
この「高台家の人々」もかなり面白いです。


実は森本さんの作品って
僕は今回初めて読んだんです。

 

あらすじを簡単に説明すると、
高台家という、超お金持ちで、
おばあさんがイギリス人という、
美男美女揃いの三人兄弟がいて、
実はこの兄弟、
全員が人の心を読めるテレパスで、
他人の気持ちが読めるから、
色々嫌な事も多く、
基本的にその能力にうんざりしているのですが、
長男の光正の会社の同僚の木絵という女性が、
いつも楽しい妄想をしていて、
その妄想があまりに面白いので、
光正が好意を持ち、紆余曲折の末、
2人は結婚する、というようなお話です。

 

この作品もすぐに映画化され、
高台家の三兄弟を
斉藤工と水原希子と間宮祥太郎が、
木絵を綾瀬はるかが演じています。

 

そしてこの作品には、
三兄弟のお父さんとお母さんのなれそめを
ドラマ化したスピンオフ的なDVDもあり、
それも一緒に借りて見ました。

 

こちらは若い頃のお母さんを小松奈菜が、
お父さんは間宮祥太郎が演じているのですが、
小松奈菜の出ている作品を見て、
好感を持ったのは初めてでした。

 

これまでにも「渇き。」とか
「ディストラクション・ベイビーズ」とかを
見ているのですが、役柄があまり好きではなく、
「バクマン。」も見ましたが、
出演シーンが多くなかったので、
そんなにロックオンするほどではなかったんです。

 

でも今回の「高台家の人々」のスピンオフは良かった。


さすがにモデルさんだけあって、
スタイルがすごくいいですね。