『マダガスカルに対する渡航情報(危険情報)の発出』
●全土:十分注意してください(継続)
1.概況
マダガスカルでは,2009年3月に憲法手続きによらない形でラジョリナ・アンタナナリボ市長(当時)を「大統領」とする「暫定政府」が発足しましたが,国際社会はこれを非難し,国際ドナーからの同国に対する援助も停止されました。国際社会仲介の下,同年11月にマダガスカル主要政治4派により暫定統治機構発足の合意文書が採択されましたが,その履行段階において同4派の話し合いが暗礁に乗り上げ,ラジョリナ「暫定政府大統領」は他の3派及び国際社会の理解が得られぬまま,憲法改正国民投票を強行しました。このような政治状況を背景に,2010年5月に軍部と憲兵隊の一部との間で衝突が発生し死傷者が出たほか,同11月の憲法改正国民投票当日にも,同国民投票の無効と「暫定政府」の解散を主張する一部軍人グループによるクーデター騒動も発生しました。その後,2011年3月,SADCを中心とした国際社会の調停が再び開始され,同年9月,SADC主導ロードマップが19の政治勢力により署名されました。
2011年11月の新首相任命及びそれに続く暫定国民連合政府の発足,同年12月の議会改編などロードマップに沿った進展が見られる一方で,亡命中のラヴァルマナナ前大統領の帰国問題を巡り,関係者間の対立が見られ,今後のロードマップの履行への影響が懸念されています。
※本情報は2012年05月24日現在有効です。