『マラウイに対する渡航情報(危険情報)の発出』
● 全土:「十分注意してください。」(継続)
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
1.概況
(1)マラウイは人口約1,500万人で人口の8割が農村部に居住する農業国です。主要農産品は葉たばこで,外貨獲得の約6割が葉たばこに依存していますが,2004年に発足したムタリカ政権は天候に恵まれたこともあり,2007年~2010年に8.3%の平均経済成長率を達成しました。
(2)2011年に入り,当地駐在の英国大使の国外追放(英国大が本国に送付したムタリカ政権に対する非難の電報がリークされ報道されたことに対し反発したもの),英国による報復措置として対マラウイ支援の停止,通貨市場の自由化約束(変動相場制)の不履行を受けたIMFによる支援の停止,ガバナンスや人権の改善がないことを理由とした欧州諸国による一般財政支援の停止に加え,葉たばこの売買取引が不調となり,極端な外貨不足に陥り,ガソリンなどの燃料不足が深刻化しました。こうした状況を受け,市民団体による反政府デモが2011年7月に行われ,全国で20人の死者が出ました。
(3)また,2012年1月及び2月には首都リロングウェ市内第2区オールドタウンにて露店商人の一斉取締りが行われ,これを不服とした露店商人と警察官の間で衝突がおこり暴動に発展する事態も発生しています。なお,警察官だけではこの行為を収束できず,軍隊も投入される事態となりました。また,この暴動に日本人旅行客が巻き込まれる事件も発生しておりますので,第2区オールドタウンには近づかないようにするなど十分注意してください。
(4)外国からの支援が国家財政の4割を占めることから,欧州諸国との関係悪化を反映し,経済の先行きが不透明な状況の中で,2012年4月,ムタリカ大統領が急死しました。同月に発足したバンダ新政権に対する欧米を中心とする西側諸国の期待感は高く,各国とも新政権がどのような政治経済運営をするのかを注視しています。
※本情報は2012年05月24日現在有効です。