残念な
郡和子が仙台市長か・・・いや、TBC時代の高橋和子アナウンサーを知る俺としては、隔世の感があるというか、なんというか。俺が知っているのは、当時の「和ちゃん」ですから。その後の、30年余りのことは知らない。確かに、戊辰戦争以来、朝敵とされた東北地方は反体制の気風があるのは事実で、薩長連合が作った明治政府に対して批判的なのよ。今の中央集権体制は、俺らを搾取して作った体制はないか!という感情論が優先してしまうきらいがある。こういった分析は誰もしないけども・・・会津地方は白虎隊で最後まで抵抗したけど、伊達藩(宮城県)はその国力の規模に対して中途半端な対応に終始して、いいように薩長にやられてしまった口で、当時の伊達藩の幹部が無能だったということにはなるんだけど、そういった不平不満が100年以上に渉って燻り続けている土地でもある。そこに、仙台って言う場所は、東京の本社から派遣されてくる企業の幹部が偉そうにしている土地柄じゃん。本社では大した人間でなくとも。そんなこともあって、東京や大阪の本社の偉いさんに蹂躙されている意識が強い。地方転勤で赴任しているしているだけといった親の子女も多い。名古屋や札幌、福岡、広島といった地方の有力都市ほどのステータスもないし、これはといった強い地場産業もない。河北新報の産業面を読めば、未だに農業や漁業の動向が中心の紙面となっている。金融市場の動向が記事になることはなく、中央の動向は全て共同通信が配信する記事に依存している。東北地方で一番の東北大学の合格者も、そのほとんどが東京やら関西の高校が占めている。要するに「何もない土地」といった扱いが露骨にされていて、中央に対する発言力は何もないとみんな知っている。なら、自助努力すればいいじゃねーかよ!っていう話なんだが、果たして、他の地域は自助努力だけで本当にやってきたのか?というのも事実なんでな。貿易とか、地理的な有利不利はあるにせよ、むしろ北海道、沖縄よりも東北は虐げられてきた歴史が長いので僻み根性が根強い。東京の多摩地区なんかも幕府の天領だったこともあって、明治時代に反体制で度々反乱を起こしていたけど、報じられていないだけで東北では民衆蜂起とか結構あったのよ。今の人権弁護士(左翼系弁護士)の走りみたいな布施辰治にしても宮城出身というか、まさにうちの地元の人なんだけども。朝鮮人を擁護するという点でも、まさに走りの人。っていうのもあるし、あと、意外と江戸時代に隠れキリシタンだったとかも意外に多くて、日本の一般的なカルチャーとは違う人たちが少なからずいる。伊達藩自体が江戸幕府に隠れて、武田信玄の子孫を保護したりとか、結構、反体制的なことも続けてきていたことは民間の伝承として残っている。今は社民党に吸収されて存在しない民社党の有力議員なんかも輩出してたし、彼なんか、ほんと、戦前だか戦後に農民を主導して強硬に政府に対抗してた人物なんで。ということで、自民党べったり、小沢べったりの、その人に帰属意識が強い岩手県とか、山形とかと違って、宮城の県民は基本的に反体制意識が強い。会津地方を抱える福島県とも少し事情が違う。沖縄、北海道、京都といった共産党が強い地域に隠れてはいるが、共産党の極左ではないものの、旧社会党やら旧民社党の一定の支持層が連綿としている地域で、表面ヅラは体制寄りのふりしているけど実は違うし、かといって極左の人間たちを嫌っているといった屈折した事情を抱えている地域ではある。ただ、当の本人たちにその意識がないため、北朝鮮に利用される岡崎トミ子や今回の郡和子とかいうのが票を獲得してしまう、非常に残念な土地柄でもある。