砲弾不足は、過去四半世紀にわたる一極覇権における米国の優先事項
すなわちアフガニスタンやイラクなどの場所での
空中からの人間狩りに適した精密誘導ミサイルの開発に
注力してきたことを反映している。
155mm砲弾のような旧式の兵器は過ぎ去った時代の遺物とみなされ
経済全体の産業空洞化とオフショア化に向かう
新自由主義の広範な傾向に沿って、生産ラインは縮小された。
製造能力の再構築はゆっくりとしたプロセスであり
簡単に加速することはできない。
高度に専門化された工作機械の製造、熟練労働者の訓練が必要であり
厳格な品質および安全基準を順守しながら行う必要がある。
155mm砲弾の生産量を２倍に増やすことができたが
それでもウクライナのニーズを満たすには程遠い。
この不足を補うため、米国は世界中で軍需品を探し回り
紛争のどちらか一方に加担していると見なされることを警戒する国々から
間接的に軍需品を移送する仲介を行っている。
当然ながら、米国は世界で最も軍事力の強い国境沿いの従属国に頼っている。
米国は、ウクライナに送られた弾薬の一部を補充するため
ヨーロッパ諸国の合計供給量を上回る数十万発の砲弾を韓国からひそかに購入した。
この取り決めにより、戦争地域への武器輸出を禁じる韓国の法律を回避した
（その間に、ロシアは北朝鮮から自国の銃と互換性のある砲弾を
入手したと報じられている）
米国はまた、重要なIMF救済策を支援するのと引き換えに
パキスタンから155mm砲弾を調達している。
これは、国際金融機関における重要な役割を活用して
パキスタン政府に影響を与えてきた米国の長い歴史の一部である。
この取引は、より中立的なイムラン・カーン首相の追放によって可能となり
米国はこれを暗黙のうちに支持した。
BBCウルドゥー語サービスによると、3億6000万ドル以上の155mm砲弾が
米国企業に販売され、その年の同国の軍事輸出総額の大部分を占め
国際収支赤字を大幅に改善した。
韓国の武器移転法を回避し、パキスタンの民主主義を弱体化させるために
必要な政治的駆け引きに比べると、155mm砲弾の
3つ目の主要な供給源は比較的単純だった。
米国は数十年にわたり、イスラエルに大量の武器を「備蓄」しており
2023年初頭には、この備蓄から155mm砲弾30万発をウクライナに移送した。
これらの備蓄は、1973 年 10 月の戦争の遺産であり、この戦争では、米国による
大量の武器の空輸が、イスラエルをエジプトとシリアの手による敗北から救った。
米国は、そのようなシナリオの繰り返しを避けたいと考え
緊急時にシオニスト政権が迅速に利用できるように
イスラエル国内に武器庫を構築することを決定した。
数十億ドル相当と推定されるこれらの武器は、厳密には米国の財産であるため
外国の管理下に移管されない限り、援助とはみなされない。
とはいえ、イスラエルと米国はこれらを共有資源として扱っている。
イスラエル当局は戦争計画において備蓄へのアクセスを前提としており
米国は 155mm 砲弾をウクライナに移送する前に
イスラエルの許可を求めたとさえ伝えられている。
備蓄は秘密に包まれており、戦域内の場所により
国防総省は過去にいくつかの種類の武器を個別に
(そして目立たないように)移送することができた。
イスラエル、ガザ攻撃に米軍の弾薬庫を
利用することを許可
数百人の難民が暮らす国連の学校がイスラエルの砲撃で攻撃され
15人が死亡、100人以上が負傷したことを受け
ホワイトハウスが本日、イスラエルは民間人を被害から守るために
さらなる対策を講じる必要があると述べた
イスラエルとハマスは、国連病院へのロケット弾攻撃について
互いに非難し合っている。
民間人を標的とした砲撃を「全く受け入れられず、全く弁解の余地がない」
ホワイトハウスの報道官ジョシュ・アーネスト
for decades, usg has kept a massive arms cache in israel, up to $4.4bn in value.
— darryl li (@dcli) April 24, 2024
a sneaky little piece of the law signed today basically allows usg to give those weapons to israel for free, with even less oversight than before (description from wh letter to congress) pic.twitter.com/VPE7SUaquZ
先週の援助パッケージに盛り込まれた、あまり注目されていない条項は
さらに踏み込んでおり、残っている制限をほぼすべて撤廃し
国防総省が名目上の補償だけでイスラエルに
武器を丸ごと提供できるようにするものだ。
2023年10月にイスラエルがガザ地区の集中爆撃を開始した時
米国はウクライナ向けの備蓄から取り出した砲弾をまだ補充していなかったが
その直後に緊急補給空輸を開始した（あるイスラエルの防衛研究者は
「これは米国が我々にしてくれた『恩恵』ではなく
すべて[備蓄]協定に基づいていた」と主張した）
最初の1週間で、イスラエルの容赦ない空爆によりガザに投下された爆弾の量は
米国がアフガニスタンで丸1年かけて投下した量を上回る。
比較的ローテクな155mm砲弾も役割を果たしており
最初の7週間だけで、イスラエルはガザ地区に9万発以上の砲弾を
レバノンにさらに1万発を発射した。
イスラエル国防軍、イスラエル・ハマス
戦争で10万発の砲弾を発射
新しい砲兵隊は「世界最高の砲兵隊の一つ」
ガザ地区での砲撃の勢いは、ウクライナのそれに匹敵する時もある。
ただし、2つの軍の間にある1000キロに及ぶ前線ではなく
200万人以上の人々が密集する41キロの飛び地に向けて砲撃が行われている。
そして米国は全面的に加担しており、先週の支援策が可決される前から
砲兵だけで少なくとも１億４７５０万ドルを提供している。
https://www.washingtonpost.com/national-security/2024/03/06/us-weapons-israel-gaza/
数か月に及ぶ銃撃戦により、イスラエルは155mm砲弾の調達先が
どこであろうと世界的な争奪戦に加わることを余儀なくされ
ウクライナと直接競合することになった。
「インドの弾薬」。なぜこの呼び名が付けられたのかは誰も知らない。
伝説によれば、これらはインドの緊急用倉庫から運ばれたアメリカの弾薬だという。
2023年、米国はイスラエルの緊急倉庫からウクライナに
数十万発の砲弾を運び始めた。
ガザとレバノンでの戦争の後、方向が変わり
米国はイスラエルに大量の弾薬を供給し始めた。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は1月、155mm砲弾の価格が
2年前にウクライナ戦争が始まって以来4倍の8,400ドルに上昇したと報じた。
需要が膨大であるため、世界各国はこれらの砲弾の増産に努めており
昨年イスラエル国防省は、イスラエルの防衛企業エルビット・システムズと
2億5千万シェケル（6,800万ドル）の契約を結び
155mm砲弾数万発の製造と供給を請け負った。
イスラエル国防軍の砲は155mm砲弾を発射する。
これはNATOとウクライナ軍の砲兵のほとんどが使用する標準口径
2023年10月、イスラエルのネバティム空軍基地で米空軍のC-17が砲弾を降ろす。155mm砲弾は、前例のないアメリカの空軍と海軍のイスラエルへの
物資輸送の一環として受け取った支援の重要な部分
3月、イスラエル南部のガザ地区との国境で戦車を運転するイスラエル兵
「インド軍需品」のケースもあった。
なぜこの呼び名がついたのかは誰にもわからない。
伝説によると、これらはインドの緊急用倉庫から
運ばれたアメリカ軍需品だったという。
これらの一部は、最初の M109 が製造される
10 年前の 1953 年に工場から出荷された。
出所が何であれ、兵士たちは結局 70 年前の軍需品を
正確に発射しようとしなければならなかった。
米軍によると、こうした爆発物の保管期間は
最高 30 度の最適な保管条件で 40 年である。
「砲弾はひどく傷んでいた。大まかに言えば、袋が破れていたため
20%は廃棄しなければならなかった」予備役の1人
「悪臭がしたし、持ち上げると粉々になった」と別の兵士
発射されると、兵士の乗員室は煙で満たされ、外に立っていた兵士たちも咳き込み
射撃のペースを落とさなければならなかった。砲身に残った汚物はひどく
より頻繁に掃除しなければならなかった。「掃除するのは地獄だった」とある兵士
「アメリカから船で2週間かけて荷物が届くと聞いたとき
まるで嵐の海を苦労して私たちのところにたどり着く船のようでした。
軍需品の管理における混乱が、私たちの仕事の核心であったことを
説明するのは難しいです」
指揮官らは、レバノン国境での緊張が高まった場合に備えて
軍需品の割り当てを慎重に管理するよう指示していたが
例外的な制限や予備旅団で起きたような混乱はなかった。
戦争の後半には70年前の軍需品もいくつか受け取ったが
そのような軍需品の取り扱いは経験上それほど大きなものではなかった
と正規旅団に所属する予備役兵は語った。
イスラエル国防軍の報道官は「現場の安全上の理由」を理由に
この記事で取り上げられた点についてコメントを控えた。
時代遅れで低水準の弾薬に対する苦情がイスラエルのメディアに流れ
朝鮮戦争中に製造された米国製の砲弾
（イスラエル建国とほぼ同じくらい古い）に関する報道も含まれている。
ガザが西側諸国の兵器の力に屈することを拒んだことで
イスラエルはさらなる火力を求めて過去へ遡らざるを得なくなったかのようだ。
弾がねぇ～と誰かが動画で語っていたが
１５５ｍｍ砲弾のことだったのかな。
またイスラエルが虐殺やってんのかと軽く考えていたが
どうも本格的なパレスチナ人抹殺を実行中の模様
こんな砲弾バンバン撃ち込んで、民間人の犠牲者が出ない方が不思議
戦争は始めるのは簡単だが、終わらせるのが非常に難しい。
それにお金儲けも絡んでいるとなりゃ、複雑極まる。
この戦争ってか、イスラエルを止められるのは
どこの国で、誰ができるのだろうか。
米国内では、反戦活動が起きているとは言うが
このゲームの落としどころが、まったく見えないことが怖い。
バイデン政権では無理っぽいし、RFKは賛成
トランプになりゃ止められるのかも
大いに疑問符が付く。
軍産複合体、特に軍需産業はウハウハだろうが
世界中の一般庶民も、悪いインフレで生活は追い詰められている。
イスラエルのパレスチナ人大虐殺は
一体どこで打ち止めになるのだろうか。
155mm榴弾砲の弾頭
— Hound ＠2日目 月曜 東 ポ ｰ 48a (@Hound_7) July 3, 2017
比較用に500mlのペットボトル置いたけどほんと大きい
これを装填して、さらに火薬（装薬）を装填して撃ち出す
そしてこれだけ大きい弾頭が地上や空中で炸裂したあたりに破片をばら撒く・・・こんななのが遠距離からポンポン飛んでくるから砲兵も恐ろしい兵科 pic.twitter.com/fTgjozXtds