「学識というものは(略)、本当の用い方をされるならば、
人間のもっとも高貴で強力な獲得物だ。
しかし(略)、わたしの生きている時代では、
学問は財布の中身を結構よくしはするが、
魂をよくすることはめったにない」
モンテーニュ『エセー』
著書の紹介
なんだか嘘まみれの世の中で、正しいことを見ぬくことは、大変。
おそらく正しいことを、発言したり、発信するのは、もっと大変。
経済分野は、魑魅魍魎の世界。
虚言・妄言上等で、経済学部で使われる
教科書自体が間違っているという始末。
難しいかもしれないので、まとめていく。
マスメディアの論調(知らなかった・興味もない)
1 日銀は、金融政策を変更した。
2 円安は、まだまだ進む。
1はまったく違った。
金融緩和解除なし、利上げという表現もおかしい。
この通り
どうやって考えていたのか
日米金利差とドル円相場の推移、これで見ていた。
米国では、今回のインフレは一過性とパウエルやイエレン主張、
ある時から、急に手のひらを反す。
一過性のものではない。
インフレ退治、必要となる。
一般的には、0.25%の利上げなのに、
3倍の0.75%も利上げ、それも何回も。
もちろん、日米の金利差開くが、
さすがに150円超えてきたぐらいで、もう無理だ。
だって、今回のインフレの原因は何か。
9%のインフレは、バイデン政権の財政だけなのか。
需給ギャップから見れば、せいぜい2~3%
エネルギー価格の上昇が、招いたコストプッシュインフレ。
需要が押し上げているのだったら、利上げは効くはず。
利上げしても、外部要因なので、原油価格や食料価格は下がらない。
利上げは景気を悪化を招き、物価は下がらない。
スタグフレーション、これは流石にない。
まあ普通に、考えれば、こうなるよね、というお話。
でも森永さんの分析を聴くまでもなく、どうせ下がって
妥当な線で、落ち着くよ、と思っていた。
これだけ振れ幅がおおきくなったのは、米国が
金融の制度を、規制緩和して、不安定化させたから。
んなもの、常識でしょってな具合。
3 日本経済は、コロナの長期停滞を脱却
(こんなデマが流れ入るのか、まったく)
557が消費税増税前、540がコロナ前、
今は、543だから戻ったと言うらしい。
デフレギャップ24兆円、557でもデフレ中。
最大概念で考えれば、軽く600は超えるんじゃね、と。
たぶんそれでも、少ないような。
分からない、なにせ竹中さんが、最大概念から平均概念に変えたから。
平均概念だと、ここ2~30年デフレだったのだから、
その平均とれば、低く出るもん。
4 森永さんの予測の一つ:これから倒産増えんじゃね
これから経済活動が活発化してくのに、
なんでそんなことが起きんだよ。
(叩かれているらしい)
ということは落ち込むと、倒産件数は増える。
コロナ渦、倒産件数減少、理由は当然ゼロゼロ融資。
右のグラフを見ると、もう出てき始めている。
予想は、これがじわじわ増えていく。
4 増税できんじゃーの。
意地悪データ(森永さん談)
めっちゃマイナス・・・・。
消費税増税の前、その後えらいことに。
確かに伸びているけど、食料が・・・・。
引っ張ったのは、全国旅行支援制度と。
右の見てみると、結局マイナス。
そりゃ、みんな生活苦しいと言っていて、
必死で安い物、頑張って探しているのだから、
当然、データにも表れる。
スーパーなど小売店に行って見ろと、
半額シール待っている人いっぱいいるぞ。
増税、さらには、インボイスって・・・。
この右だけ見てんだろな。
このインフレに対する、国民の体感、
これを一番よく表しているのは、水色。
つまり、全体で4.5%ぐらい。
当然、10%とか上がっている財もある。
そりゃね、国民の体感はもっと厳しい。
賃金上昇率は1.8%、実質賃金はマイナスになるのは当たり前。
まあ、普通、財政は、消費税減税もしくは廃止という結論になる。
金融政策は、米国でいうコアCPI1.5%
そのまま継続しないということになる。
金融はアクセルを踏んで、財政はブレーキ
前に進めないのは、火を見るより明らか。
だから、横ばいになっちゃった。
森永康平さんの結論
財政は、消費減税をかけ→需要喚起
金融は、投資とか消費をしやすくするように、緩和。
岸田政権の方向
財政は、増税
金融は、引き締め と批判。
こんな感じですかね。
横ばいで、浮かんじゃったのは、この人。
ハイパーインフレ編の文字起こし
これから、横ばい力の話を、まだあと1つ上げていないが、
次でやっと終わる。
森永康平さんの口から、横ばいでちゃった。
横ばいキングの、成田悠輔くんのことを言及しているのかなぁ(棒)
森永康平さん、あざーした。