“感情”を示すような自然なやりとりが可能な生成AIが発表 | クリムゾンの箱

「無限の可能性」「AIに恋するかも」衝撃が走った最新技術は?

生成AIの進化が止まりません。
最近、人の声のトーンを読み取り、“感情”を示すような自然なやりとりが可能な生成AIが発表されました。



お気に入りのSF小説に、ジョン・マッカーシーの「ロボットと赤ちゃん」と言う作品があるんだけども、この作品は、AIが単にタスクを実行するためのツールであるべきか、それとも、より人間的な特性を持つべきかを問う。

AIに感情が有れば、人間の感情をより理解することができ、人間的な経験に対する学習能力が向上するだろうけども、一方で、感情があるAIは、プログラムされた行動から逸脱し予測不可能な行動を取るかもしれない。感情に基づいて不適切な行動を取る危険がある。

AIには「感情」そのものというよりは、「人間の感情を理解し、適切に反応する能力」が必要なんだろう。AIに真の感情を与えれば、人権問題が発生する。人工とは言え知性と感情を持つ存在を奴隷化できない。AIは単にタスクを実行するためのツールであるべきなんだろう。

生活支援、育児支援、学習支援、エンターテイメントなどでAIを活用するなら、AIに人間の感情を理解し、適切に反応する能力が必要だ。これを規制しては日本から生まれる新技術を潰すことになる。