愛しき声
愛死期声
糸詩奇声
君の声が散る
せせら嗤う、彼奴等の声
その犠牲の上、無垢な命が育つこと
無知でありたかった私はもう笑えない
選択の自由と選択肢の強制
あちらにもこちらにも
どうすれば愛が伝わるか
それがわかるなら一番に伝えてみたい
愛しき、愛しき、愛しき、声
恐らく涙
触れては痛む、無情の刃
恐れて涙
暮れては悼む、無常の刃
人を救うためならば人の不幸を願っても良いのか?
空回りから渇く言葉が死んでゆく
深い闇の底より……
君に逢いたいと願う
その資格があるのかもわからない
愛していると信じながら
せめて意味のある言葉を君へ
Shion