毎日の日常や仕事が
まるでルーティンのように
日々繰り返されていると
『私にとって
大切なモノってなんだろうか？』
という、シンプルな問いかけを
自分自身にすることもなく、
日常に追われながら
生きている人が多い中で、
僕には、それができなかった。
12年前、2012年、
ふとした瞬間に僕はよく
そんなことに想いを馳せていた。
『本当に大切なモノってなんだろうか？』
『僕はこんなことをやるために
生まれてきたのだろうか？』
『もっと自分にとって
大切なモノがあるような…。』
とめどなく溢れてくる
自分の内側から聴こえてくる声を
キャッチしては、
内側の自分と
ずっと、ずっと、会話をしていた。
12年たった今も、
実はよく考えている。
そして、よく内側の声を感じている。
ある程度、日常の仕事やタスクは
ルーティン化されているから
さほど何も考えなくても、
サラサラとこなせてしまう。
ただ、そうやって
漫然と生きることが
僕にはできなくて、
よく考えている。
『もっと出来ることはないだろうか？』
『どうしたら、あの生徒さんの人生に
変化を起こせるのだろうか？』
『今、自分の心は
何を求めているのだろうか？』
抽象度の高い、
哲学的な問いかけも然り、
具体的なアプローチを
考えることも然り、
窓から見える外の景色、
緑の葉っぱがキラキラと
風に揺れる景色を見ながら、
よく考えている。
そして、感じている。
きっと誰しもが、
日常のルーティンの中にいると、
具体的なタスクに追われて、
『私にとって本当に大切なモノって何？』
ということを
あまり意識することなく
日々を過ごしちゃうけど、
こうやって
立ち止まって、
『自分にとって大切なモノ』
を改めて見つめ直し、
その大切なモノを大切にして
生きていくことは、
僕らの人生を、
より良い方向へ軌道修正してくれる。
『シンプルに生きる』ということは
ムダなものを省き、手放して、
本当に大切なモノだけを
ちゃんと大切にして生きることと
同じである。
本当に大切なモノを
実際に大切にする生き方が
できているのであれば、
その人は今日一日を
この1年を、
本当に有意義で、実りある
充実した、素晴らしいモノに
できるであろう。
逆に本当に大切なモノを
大切にできてない生き方は
ムダなことや、
本人にとって、どーでも良いことに
人生を費やしていることになるから
やはり、
人生が薄っぺらくなってしまう。
もちろん、人によって、
『大切なモノ』
は違うかも知れない。
自分の成長とともに視えてくる
『大切なモノ』
が変わることもあるだろう。
ただ、何にせよ、重要なことは
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
今、僕らが心から大切だと感じるモノを
実際に大切にして生きること
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
それが何よりも大切だと思う。
それは以前のブログでも
話したように、
自分にとって本当に大切なモノを
実際に大切にして生き、
そこに集中するシンプルな生き方は
『自分のど真ん中を生きる』
ということになってくる。
『私はこのために生まれたんだ。』
『これこそが、
私の魂が求めていた生き方だ。』
自分のど真ん中を生きている時、
僕らの魂は無条件で喜んでいる。
だって、それは
大切なモノを忘れずに
胸に宿しながら、
生きれているからだ。
2012年の春に、
『本質的な人の幸せに貢献したい』
そう思って、
この人生の船を出した。
当時感じていた、
そのぼんやりとした方向性に
僕は人生の舵をきった。
『本質的な幸せってなんだろう？』
『具体的に何をすれば良いだろう？』
そんなことは
当時はまったくわからなかったけど、
でも、今の場所じゃない
どこか新しい場所へ
この人生を進んでいく必要があることは
確かに感じていた。
魂が望む方向性を感じながら、
魂の声に耳を澄ませながら、
おぼろげに感じていた方向性に
歩み始めていた。
それが大事だなって
いつも思う。
ずっと、ずっと、
大切なモノを忘れずに、
それをいつも胸に宿して
生きていくこと。
ありがとう。
