Crier cries... -18ページ目

Crier cries...

誰にもいえない、心の叫び。

あたしは特別なものなど何も持ち合わせていない、


そこら辺にいる個性も特技もないごく普通の人間。


でもね、なんでだろう。


あたしは自分がおかしいんだと思う。


後ろ向きで、受動的で、寂しがりなのに集団が嫌いで。


誰かに受け入れてほしいくせに、自分から受け入れられようとしない。

こんなあたしだから、自分の考えを大きな声で話すこともできず、


本当の自分を押し隠して生きている。


(もっとも、何が本当の自分かなんてよく分からないんだけど。)


あたしと同じ考え方をしているひとなんて他にいない。


それは、あたしが自分自身を特別だと思っていることにならないだろうか。


自己認識の矛盾。


それもまた、あたしを思考の渦へと引きずり込む大きな要因なんだ。

お別れしたひととは、もう会わないのが普通?


お別れしたら、その瞬間もうアカの他人になっちゃうの?


特別な時間を一緒に過ごした特別なひとであることに変わりはないんじゃないのかな。


特別なひととは、特別な付き合い方があると思う。


たとえ恋人同士ではなくなっても。


「忘れられるまでは会わない方がいいよ」っていうひともいるけど、


そんなことを言っていたらいつまで経ったって会えやしない。


たとえあのひとに恋人ができたって、


自分に好きだと思えるひとが現れたとしたって、


あのひとがあたしにとって特別なひとであることに一生変わりはないのだから。

退屈な時間は、不必要なことを考える猶予をくれる。


あれこれ考えては堂々巡り、


袋小路で途方に暮れる。


だから退屈は嫌い。


退屈があたしの心を磨り減らす。


それならいっそ、しなきゃいけないことが山積な方がいい。


雁字搦めに囚われて、周囲を見渡す余裕もないくらい、


誰か、あたしを縛り付けてくれればいいのに。

安定を望むあたしは変化することが極端に嫌い。


いま以上を望まないから、いまの幸せが続いてほしい。


心からそう願っているのに、ふとした瞬間不安になるの。


このままでいいのだろうか、と。


あたしは不変を望みながら、永遠がないことを知っている。


いつか終わりが来るときまでに何かをしなければいけないのではないだろうか。


そう心ばかりが焦るけれども、


微温湯のように心地よい環境の中から抜け出す勇気が


いまはまだなくて。


いつか来る終焉に怯えながら、あたしは儚い幸せに眠るように浸かっている。

さよならしたら、自由になれると思った。


時間がかかっても、いつかは忘れていく。


そして、そのうちあたしもあのひとも新しい誰かと出会って


それぞれ違う幸せを見つけるんだろうって。


でも、あの頃のあのひと以上にあたしを愛してくれるひとなんていない。


あの頃のあたし以上に誰かを愛せるあたしになんて、もうなれない。


だからいまは新しい出会いなんて欲しくないの。


この気持ちに終わりが来るのは、


きっとあのひとがあたし以外の誰かと幸せになったときなんだろうな。