悪循環は連鎖する。
あたしという人間が中心にいるのだから、それは仕方のないことかもしれない。
「考えていることが分からない」
あのひとに言われたのと同じことを、上司に言われてしまった。
分からなくて、当たり前。
だって、隠しているもの。
嫌われたくなくて、少しでも良く思ってほしくて。
「お前なんかいらない」って、言われたくなくて。
あたしは分かっている。
組織が求めているものにあたし自身が合致しないこと。
仕事が好き。上司や先輩が好き。でも、あたしの資質だけが合わない。
それに気づいてからのあたしは、溜息ばかりの日々だった。
「考えていることは言ってくれなきゃ分からない。助けてあげられない」
上司は言った。あのひとも、言った。
あのひとは、あたしのダメなところを知ってもあたしを好きだと言ってくれた。
果たして上司はあたしのダメなところを知ってもあたしを必要としてくれるだろうか。
怖い。
想いを伝えるというのはどうしてこんなに難しいんだろう。